YOH消防士の資産運用・株式投資

消防士の資産運用、株式投資、仕事について紹介しています。

【長くすればよいというものではない】iDeCoの掛け金拠出上限年齢が70歳になることについて

2024年3月24日に厚生労働省がiDeCoの掛け金を拠出できる上限年齢を引き上げることについて、具体的に進めていくことを発表しました。 これは、2023年4月に厚生労働省が検討していた、掛け金の拠出年齢の上限を現行の65歳未満から70歳未満まで引き上げことを…

【所得代替率の低下=年金受給額低下ではない】所得代替率から見ると年金受給に悲観的にならなくてもよい理由

現在、年金は多くの方にとって老後生活の柱になっています。60歳で定年退職して65歳から夫婦で年金受給して慎ましく生活していく、このようなライフスタイルを送っている高齢者が非常に多いということですね。 ・自営業者・・・掛金が少ない代わりに受給額も…

【対応策とは】少子高齢化と社会保険料増加から見る今後の日本

日本社会でここ数十年言われているトレンドが少子高齢化と社会保険料の増加です。 憲法によって、手厚い社会保障が決められている日本ではこの2つはセットであると考えてよいですね。 ・少子高齢化が進んでいるが社会保険料が減少する このようなことはあり…

【若手とベテランの対立】休みなく働くことは悪いことなのか

現在、働いて思うことは労働環境が改善されつつあるということです。 ・年次有給休暇 ・育児休暇 このような休暇を例に挙げても、国からの取得が推奨されていることもあり、数年前と比較しても、格段に取得しやすくなっています。 ・年次休暇・・・全く取る…

「新NISAの投資元本1,800万円を確保済み」に違和感があるという話

新NISAを使い始めて誰もが考えることは、非課税保有限度額の1,800万円をいかに早く使い切るかということです。 これは特に新NISAを長期のインデックス投資に使う投資家に当てはまります。 金額の多い運用期間を長く取ることができるからですね。 年間非課税…

【実際にはものすごく簡単】株式投資で平均以上のリターンを得ることについて

株式投資の利益は基本的にパーセンテージで表されることが一般的です。 ・年間100万円の収益を得ることができる ・月10万円ずつ元本が増えていく このような表現というのは、株式投資の利益を表すのに適切でなはいということです。 ・元手100万円で年間100万…

【月1.2万円から2万円に】2024年12月からのiDeCoの拠出限度額変更とその効果

iDeCoは拠出した掛金を自身で運用して資産を形成する年金制度です。いわゆる年金の3階部分を自分自身で作るための制度です。 ・20歳から65歳まで加入できる ・原則60歳まで引き出すことができない 年金制度であるため、iDeCoにはこのような特徴があります。 …

長期投資家であればインカムゲインを育てていく方がよい

株式投資をする場合、投資家が求めているものは2つの利益です。 ・キャピタルゲイン・・・資産の売買益によって得ることのできる利益 ・インカムゲイン・・・資産を保有していることによって得ることのできる利益 株式投資はこの2つによって、利益を出して資…

【位置付けはリスク資産】米国債券を安全資産として認識する危険性について

債券とは、国や企業が投資家から資金を集めるために発行する有価証券です。 ・償還日が決まっている ・安全性の高い国債は利回りが低い ・株式と逆相関の関係にある このような特徴があります。 安全資産と言えば債券という捉え方をしている投資家の方もおら…

【お金があれば有利な選択をできる】住宅ローンは固定と変動どちらがよいのか

住居を選ぶ際に大変人気があるのが新築一戸建マイホームです。公務員や安定した給料が見込める状況で働いている方には特に人気がありますね。 ・転勤がない ・給料が安定している ・退職まで働けば返済することができる ・子育てがしやすい このような理由か…

【節税金再投資+配当金再投資】iDeCoと新NISAのシナジー効果について

国が用意している資産形成の税制優遇制度として挙げられるのは、NISAとiDeCoです。 それぞれ、管轄省庁が異なるため、目的や制度設計も大きく異なっており、その制度設計として複雑なのはiDeCoですね。 ・掛金 ・節税効果 iDeCoはこのような事柄が人によって…

iDeCoはどれぐらいの年収で満額拠出できるのか→平均年収以下で可能です

会社員や公務員などのサラリーマンが資産形成で最初に取り組むべきはiDeCoだと私は考えています。 ・掛金が控除対象となる ・給料天引きで積立することができる iDeCoにはこのような制度設計がされているからですね。 特に、節税対策が限られているサラリー…

【自力でアッパーマス層にいく必要がある】新NISAの積立投資で5,000万円を作るための条件とは

新NISAがはじまって2カ月が経過し、感じるのは投資熱の高まりです。 ・連日のように新NISAに関することがマスメディアで報道されている ・資産運用に関する特集などを目にする機会が格段に増えた このようなことから、投資熱が高まっていることは多くの人が…

【有給休暇引当金】有給休暇を取らないことは年収を下げていることと同じ

日本では年次有給休暇は労働基準法によって、労働者に与えられた権利とされています。 しかし、全ての年次有給休暇を全て使うことができる労働者というのは、多くは無いですね。 よほど労働環境が整っている企業で働いていなければ、年間数日取得して、あと…

確実に純金融資産500万円に到達する方法

資産形成をしていく上でひとつのポイントとなるのが純金融資産500万円という数字です。 ・日々の生活でお金に困る状況ではない ・大きな支出があっても対応することができる 純金融資産が500万円あるとはこのような状況です。そして、資産を1,000万円、2,000…

ゼロサムゲームの特性を理解した株式投資

資産形成で大切なことは、プラスサムゲームに参加することです。プラスサムゲームとは、1人のプレーヤーの利益が必ずしも他人の損失に結びつかないゲームです。 ・他人が利益を得れば自分の取り分が減る ・他人が大勝ちしていれば自分は負けている可能性が極…

【節税のみを意識した生命保険】明治安田生命じぶんの積立はどれだけ節税になるかを数字で確認

資産形成をしていく上で考える必要があるのが自分や家族に対する保険です。いわゆる生命保険や医療保険ですね。 保険というのは人生のセーフティーネットとして重要な役割を果たしますが、扱い方によっては、生活を苦しいものにしてしまう可能性があります。…

平均的な収入で平均的なポートフォリオを組むとマス層から抜け出せない理由

資産形成 資産形成とは、お金に換算できる財産を作りあげることです。 ・現金 ・預貯金 ・株式 ・投資信託 ・不動産 お金に換算することができる財産の例を挙げるであれば、このようなものだということです。資産形成において最も確実な方法は預貯金で財産を…

【投資家か証券会社か】クレジットカード積立が月10万円に拡大されて一番得をするのは誰か

2024年3月8日にSBI証券から、クレジットカード決済による投資信託積立サービスの上限金額が月10万円に引き上げられることが発表されました。 現在のクレカ積立の上限金額は月5万円なので、これがさらに5万円引き上げられることなります。 そして、このクレカ…

老後の資産形成においては、民間保険商品よりもiDeCoを優先した方がよい理由とは

会社員や公務員にとって悩ましい問題が老後資金をどうするかです。老後2,000万円問題というのは言葉がひとり歩きしている感はありますが、老後の金銭的な心配は尽きることがありません。 ・上昇する社会保険料率 ・下がる年金の所得代替率 ・下がる年金受給…

【日経平均は4万円を突破するも税と社会保険料は増加】中間層はお金を貯めることはできないのか

ニュース番組やネット記事、SNSなどを見ていて感じることは、中間層が今の日本の金融政策に対して不満を持っているということです。 中間層とは、辞書的に言えば、社会成層の資本家階級と労働者階級の中間に位置する階層ということになりますが、現在では少…

退職金をラップファンドで資産運用することについて

ラップファンド 手数料が高い 投資適格とは言い難い投資信託に資産投下している YOHの考え ラップファンド 資産運用の選択肢のひとつとしてラップファンドがあります。ラップファンドとは、投資家に代わって金融機関が資産の運用、管理などを行う資産運用サ…

【リスク許容度の考え方】無理のない範囲の金額で投資を行う=安全過ぎる投資を行うことではない

株式投資などの投資をはじめる際に最も言われることは、「無理のない範囲の金額で行いなさい」ということです。 ・給料などの定期的な収入が確保されている ・急な出費に困らないだけの貯蓄がある このような経済的な土台が整った上で、生活費や贅沢費を使っ…

【成功する人の3つの特徴】株式投資は始める前に成功するか決まっている

多くの人にとって、株式投資をする目的は資産を増加させることです。 ・100万円を1年間で1,000万円にしたい ・100万円を5年間で150万円にしたい このように資金や期間はそれぞれですが、人それぞれ目標があり、株式投資をする誰しもが資産を増加させたいと思…

株式市場が好調な時にこそ大切なのは足場固め

2024年に入ってからの株式市場における大きなニュースのひとつが2月22日に日経平均株価が史上最高値を更新したことです。 そして、そこからも順調に日経平均株価は上昇を続けており、3月1日には39,000円を超えて40,000円台が超えることが確実視されています…

2種類のお金持ちから考える資産運用の手段と目的について

お金持ちという言葉はあらゆるところでよく使われる言葉ですが、定義としては非常に曖昧ですね。 ・20歳で貯金1,000万円 ・60歳で退職金をもらって貯金1,000万円 同じ貯金1,000万円ですが、ずいぶん印象が異なりますね。多くの場合、20歳の方が60歳の方より…

【ポイ活の危険とデメリット】ポイントを貯めることが資産形成において不利になる理由とは

近年では、買い物をするとポイントが付くということが当たり前になっています。 そのポイントを効率よく貯めて活用することをポイント活動、略して「ポイ活」と言われています。 資産形成の一環としてポイ活に力を入れておられる世帯というのは少なくないで…

住宅ローンの繰り上げ返済とインデックス投資どちらを優先した方がよいか

2024年に入ってから新NISAが開始されたこともあり、インデックス投資を開始された方が多くなっています。 インデックス投資に取り組まれている方の金銭事情は世帯によって異なりますが、悩ましいのは住宅ローンを抱えている世帯です。 ・住宅ローンの繰り上…

公務員や会社員世帯では支出管理が資産形成の基本

世帯の年間の資産増加額は非常に単純な数式で表すことができます。 ・年収-年間支出=年間資産増加額 ・収入-(支出+運用益)×運用期間=資産増加額 一般的にはこのように言われています。年収1,000万円でも、年間支出が多ければ年間資産増加額は小さくなり…

【60歳を超えても働く消防職員】定年を超えても働き続ける必要があるのか

7月3日にヤフーニュースに掲載されている讀賣新聞オンラインの記事が非常に興味を惹かれるものでした。 内容をザックリと要約すると、新潟県の消防本部が定年退職後に働く消防職員が活躍できるように50歳以上の職員を対象に、組織として体力づくりに乗り出し…