YOH消防士の資産運用・株式投資

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株式市場が好調な時にこそ大切なのは足場固め

日経平均株価が史上最高値更新

 2024年に入ってからの株式市場における大きなニュースのひとつが2月22日に日経平均株価が史上最高値を更新したことです。

 そして、そこからも順調に日経平均株価は上昇を続けており、3月1日には39,000円を超えて40,000円台が超えることが確実視されています。

出典 Googlefinance

 このような状況になると、発生することになるのが買い煽りです。

 ・株式投資をしないなんて情報弱者

 ・今すぐに株式投資をはじめないと乗り遅れる

 このような考えを目にすることによって不安感を煽られるということです。

 私自身、投資における必勝法は存在しないと考えていますが、確実に負けることになる必敗方は存在すると考えています。

 そして、その必敗法のひとつが買い煽りに反応してしまうことだと考えています。

 さらにもうひとつが株式投資に対して過剰なまでに嫌悪感を示すことです。

 ・株式を買うだけで儲かるというような話は絶対に存在しない

 ・自分は絶対に株式投資には手を出さない

 過剰なまでに嫌悪感を示すとはこのような考え方ですね。

 今のように株式市場が好調な時に大切なことは、買い煽りに反応して走り出すことでも、株式投資を拒絶して立ち止まることでもありません。

 ・株式市場が好調な時にするべきこと

 ・株式投資において現状維持することは悪いことではない

 今回は株式市場が好調な時にするべきことについてこの2点を中心に触れてみたいと思います。

株式市場が好調な時にするべきこと

 株式市場が好調な時にするべきことをざっくりと言ってしまえば、足場固めに努める、ということです。

 足場固めというのを具体的に言えば以下のようになります。

 ・家計の状況を把握する

 ・株式投資のマイルールを遵守する

 この2つが足場固めをしていく上で非常に重要だと私は考えています。順番に触れていきます。

家計の状況を把握する

 株式市場が好調な時にすべきことのひとつ目は「家計の状況を把握する」ということです。

 株式投資に時間をかけた際に疎かになってしまいがちになるのが家計管理です。

 ・手取り月収以上資産が増加した

 ・どんどんと資産が増加していく

 株式市場が好調な時にはこのような状況になることはありふれています。そして、このような状況になると家計管理を軽視しがちになってしまいます。

 ・細々とした支出管理をするよりも株式投資をした方が資産が増加する

 ・家計簿をつけるよりも株式投資に時間を使いたい

 このような考えになるということです。もちろん、株式市場が好調な時にはこれで資産は増加していくのでしょうが、それがいつまでも続くわけではありません。

出典 Googlefinance(1991年から2024年2月までの日経平均株価)

 日経平均株価の過去30年間のチャートを確認してわかるとおり、株式市場には必ず下げ相場を迎える時期があります。

 このような下げ相場の時、多くの投資家は資産を増やすことはできません。

 ・日に日に資産が減少していく

 ・大きかった含み益が含み損になる

 このような状況を迎えることになります。そして、このような時に株式投資を続けていくために大切なのが、家計の状況を把握しておくことです。

 株式投資のリスク資産が減少しても生活に支障がない状況を日々確認して継続しておくことが大切だということです。

株式投資のマイルールを遵守する

 株式市場が好調な時にすべきことの2つ目は「株式投資のマイルールを遵守する」ということです。

 これは、積立投資であれば月々の積立金額を変更しないということです。

 月の積立金額を月〇〇万円と決めているのであれば、それを変えることなく淡々と継続するということです。

 株式市場が好調な時に積立投資でやってしまいがちになるのが、無理をして積立金額を増やすということです。

 ・贅沢費を削減すれば積立金額を月3万円増加させることができる

 ・残業を増やして株式投資に充てる金額を増加させる

 このようなことをしてはいけないということです。

 そして、この株式投資のマイルールを遵守するというのは積立投資だけに当てはまることではないですね。

 ・デイトレード

 ・スイングトレード

 ・株主優待投資

 このような株式投資においても同様です。株価や優待利回り、PEレシオやPBレシオなどの判断基準を甘く考えることなく、自分の決めた一定の水準を遵守して株式投資をしていくことが大切だということです。

市場の状況に関係なく自分の投資を続けることが大切。

YOHの考え

 今回は株式市場が好調な時にするべきことについて触れてみました。

 ・家計の状況を把握する

 ・株式投資のマイルールを遵守する

 株式市場が好調な時にすべきことはこの2つだと私は考えています。

 この2つのことというのは、特に何か特別なことをするわけではなく、ただただ当たり前のことをして現状を維持をすることです。

 しかし、株式市場が好調な時に当たり前の現状を維持をするというのとは難しいものになります。

 SNSが普及している現代ではなおさらですね。

 ・短期間で資産を増加させた

 ・年収を超える金額を1カ月で得た

 他人のこのような状況を見ると、現状維持をしている自分が乗り遅れているように感じてしまうからですね。

 しかし、資産形成において他人と比較をすることほど愚かなことはありません。

 自分のペースで淡々と続けていけばよいということです。

 私自身、今のような株式市場が好調な時にするべきことは足場固めだと考えています。

 ・家計管理をしっかりと行う

 ・無駄な支出を削減する

 ・積立投資を淡々と行う

 ・市場が下落した時のために銘柄分析をしておく

 このような資産形成の足場固めをして、しっかりとした土台を作る期間に充てておく必要があると考えています。

 株式市場が好調な時に動いて資産を大きく増加させることができる投資家もおられるでしょうが、それは誰もができることではありません。

 ・市場なりの利益を得る

 ・不調な時に株式市場に居続けることができる足場固めをしておく

 株式市場が好調な時はこの2つを考えておくことが大切だと私は考えています。

 ご覧いただきありがとうございました。

 インデックス投資をしているのであれば、それを淡々と継続することが株式市場が好調な時に大切なことですね。

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