仕事・その他の記事10選です。
仕事を第一に考えて働くことは必ずしも人生を豊かにしてくれるわけではありません。私の場合、地方都市への出向がそれを気付かさせてくれました。
消防士として働いていると、苦労も少なからずありますが、経済的な面から見ればよいところも多々あります。
公務員の給料は安定していますが、公務員でもお金に困っている世帯というのは少なくありません。安定したキャッシュフローがあるからと言って、生活が安定するかどうかは別問題ということです。
公務員は退職金が多く、老後は年金と退職金で安泰、と考えられている方もおられますが、そのような時代は終わりを迎えています。現役時にしっかりと資産形成していく必要があるということです。
資産運用は仲間を作った方がよい場合もあるのですが、公務員組織ではお金の話はタブーとされている部署があります。消防組織の場合、その傾向が非常に強いですね。
公務員は安定したキャッシュフローと退職金があるので資産形成は不要だと考えている方もおられますが、そうではないですね。そして、資産形成に取り組むことは資産を増加させる以外にもメリットがあります。
日本人は仕事満足度が非常に低いとされていますが、それは仕事自体が嫌いというわけではないですね。本質的な仕事と関係の無いことが多すぎるため、結果的に仕事嫌いになっていることが多いということです。
会社員や公務員は生涯年収がある程度決まっており、そこから大きく逸脱することはありません。限られた条件の中で人よりも資産を増加させるためには、人と異なる方法を取る必要があるということです。
年収1,000万円と資産1億円はどちらも途方もない金額ですが、会社員や公務員であっても条件さえ揃えば、一方は達成することが可能です。しかし、もう一方は非常に難しいですね。
人生を仕事に捧げる、という生き方は生き方のひとつとして否定はしませんが、仕事以上に大切なものが無いのかをしっかりと考える必要はありますね。そして、仕事以上に大事なものがあるのであれば、人生を仕事に捧げてはいけません。
地方都市の公務員組織でも出世競争というのは存在します。出世することは仕事において大切な面もありますが、自分の人生にとって大切にしなければならないものを差し出してまですることではありません。
