YOH消防士の資産運用・株式投資

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安定したキャッシュフローでどのように人生設計していくか

会社員の給料

 会社員・公務員の生涯賃金は2億円~3億円と言われています。

 ・労働期間は40年間

 ・平均年収が500万円~600万円

 このように考えると、極めて妥当な金額ですね。多くの会社員・公務員がこの枠内の給料で人生をやりくりする必要があると言うことです。

 会社員の場合、職種によっては月々の給料が安定していないということが多々あります。それは、給料体系によるものですね。

 ・基本給

 ・成績

 ・手当

 会社員の給料は主にこのような要素で決定します。そして、成績による給料は安定しないことが多いですね。

 ・景気

 ・社会情勢

 ・労働環境

 ・顧客の関心

 自分の能力が高くても、このような外的要因によって、大きく左右される可能性があるからです。それは、ここ数年のコロナウイルスの蔓延からも明らかですね。

 良い時もあれば悪い時もある。しかし、生涯年収で見ると2億円~3億円がボリュームゾーンなのが会社員の給料です。

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出典 厚生労働省

公務員の給料

 公務員も会社員と同様で生涯年収は2億円~3億円です。しかし、給料の支給状況は全く異なっています。ずばり言ってしまえば、非常に安定しているということです。

 ・基本給

 ・手当

 公務員の給料支給額は主にこの2点だけで決定します。

 ・景気

 ・社会情勢

 ・労働環境

 ・市民の満足度

 このようなことは、給料に反映されないのですね。(景気については、微妙に反映されますが・・・)そして、能力についてもほぼ反映されないといってよいですね。

 ・短時間で成果を出した

 ・業務改善をして、部署の仕事効率を著しく上昇させた

 このようなことが給料に全く反映されないのが、公務員の給料事情です。基本給、手当だけで給料が決まる公務員の給料には会社員の給料には無い大きなメリットがあります。

 ・月々のキャッシュフローが安定している

 ・年齢に応じて給料が右肩上がり

 公務員の給料の最大のメリットはこの2点です。そして、この2点は人生設計や資産運用する際に、非常に大きいのです。

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出典 スタディサプリ

人生のキャッシュアウトは安定しない

 月々のキャッシュフローが安定していることが、人生設計や資産運用と相性が良いのかと言えば、金銭的に先々のことを考えてお金を管理できるからです。

 ・子育て費用

 ・教育費

 このような資金は年ごとに変化するため、年ごとのキャッシュアウトが安定しません。

 ・昨年のキャッシュアウトは300万円

 ・今年は半年で250万円のキャッシュアウトがある

 このようなことは、一般家庭においてありふれたことですね。長期的に見れば、同じ金額がかかることも、年ごとで見れば、金額に差があるのが人生における支出です。

 会社員世帯で生活が苦しくなるのは、よい給料の時を基準として、人生設計をしてしまう世帯です。年収が300万円~700万円と振れ幅がある場合、700万円を基準としてしまうと、多くの場合、生活は苦しいものになってしまいます。

 このような振れ幅がある場合は、最低年収の300万円で人生設計をする必要があるのです。

 一方で、公務員はキャッシュフローが安定しています。昨年の年収が400万円なら、今年の年収は380万円~420万円ほどです。振れ幅が全くないわけではありませんが、その幅が小さいのですね。

 そのため、よい給料水準で人生設計をするということはありません。安定した給料から、生活に必要な金額を計算して、無理のない支出でおさめることができるのです。

給料が安定している=人生が安泰ではない

 公務員の給料は安定していますが、給料が安定していることと、人生が安泰であることはイコールではありません。 公務員でお金に苦労している世帯は少なくありません。

 ・浪費

 ・身の丈に合わない贅沢

 公務員でお金に苦労している世帯の多くに共通していることは、この2点です。ずばり言ってしまえば、入ってきた分だけ使ってしまう、ということです。

 仕事に行きさえすれば、安定したキャッシュフローがあるので、危機感無く全て使ってしまう世帯があるのですね。会社員世帯で優良な家計は最低年収で人生設計をします。そのため、年収が多い年は収入が支出を大きく上回るのですが、問題ある公務員世帯にはその感覚がありません。

 年収が上がるに比例して、生活水準を上げてしまうのです。給料が安定していることは、人生が安泰ということではないのですね。

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入ってくる全てのお金を使うことは幸せではないということ。

収入が上がっても生活水準を変えないことが大切

 キャッシュフローの安定性が異なる公務員と会社員ですが、優良は家計を維持するためにすべきことは同じです。

 ・会社員 最低年収をベースとして生活費を考える

 ・公務員 給料が上がっても一定の生活水準を維持する

 公務員、会社員が金銭的に困らない人生を送るためには、このような考え方を持つことが大切だと、私は考えています。

 生活水準が上がることは悪いことではありません。しかし、本当に生活水準を上げるためにそのお金が必要なのかを考えて使う必要がある、ということです。

 ・見栄

 ・周囲との比較

 このようなことを生活も一部と考えて生活水準を上げてしまうと、お金はいくらあっても足りません。会社員は能力によって、給料が増える可能性はありますが、公務員はそれがほぼありません。

 そのため、生活水準を上げるだけ上げて苦しくなるのは、公務員だと私は考えています。

 ・公務員は給料が安定していて安心

 ・公務員の給料は民間と比較して高い

 このことは間違いありませんが、人生設計において重要なのは、入ってくるお金よりの出て行くお金です。出て行くお金をコントロールすることは、人生設計において最も大切なのです。

 お金を多く使うことが幸せとイコールではありません。しかし、人生においてお金は絶対に必要です。金銭的に心配のない人生を送ることは、幸せに間違いないからですね。

 お金に困らない人生に大切なのは、支出を管理することです。

 最後になりましたが、明けましておめでとうございます。皆様の1年間が素晴らしいものになることを願っております。ご覧いただきありがとうございました。

 人生の幸福に対する考え方はこちら

fire-money.hatenablog.com

年収と豊かな暮らしに対する考え方はこちらで記事にしています。

fire-money.hatenablog.com