資産形成の目的
資産形成をしている方の目的は人それぞれです。最近はFIREが流行りですが、資産形成のために資産運用している全ての人が、それを目指してるわけではありません。
・とりあえずお金を増やしたい
・お金を寝かせておくのはもったいない
このような明確な理由なくしている方も少なからずおられますね。私の場合は、資産形成の一番の目的は「老後資金を捻出するため」です。
・社会保障制度
・年金制度
今は、この2つの制度を使えば、高齢者になれば働かずとも生活することができていますが、30年後にはそれが難しくなっていると考えているということです。
・保険料負担率の引き上げ
・年金受給開始年齢の引き上げ
・年金の所得代替率の低下
このようなことは避けることができないからですね。社会保障制度と年金制度を維持していくためには、仕組みを変えていく必要があるからです。そのため、現役世代の時からある程度の備えをしておく必要があるということです。
・役職定年制によって55歳で給料は50%カット
・定年は70歳になり、そこまで働き続ける
・70歳からの年金受給では生活に困窮する
・70歳以降はアルバイトをして生活していく
現役世代の時に資産形成をしていないと、自分が高齢者になった時にこのような状況におかれる可能性があるということです。そうならないための資産形成をしていく必要があるということです。
そして、資産形成をしていく上で得ることができるものが2つあります。
・有形資産
・無形資産
資産形成していく上で、誰もが求めるのは有形資産です。無形資産はどちらかと言えば、副産物的なものですね。しかし、資産形成で大切なのは、無形資産の方にある場合が多いのですね。
・資産形成で得ることができる有形資産
・資産運用で得ることができる無形資産
・何故、無形資産の方が大切なのか
今回は、この3点について触れてみたいと思います。
有形資産
資産形成で得ることができる分かりやすいものが有形資産です。ずばり言ってしまえば、お金ですね。そして、お金には様々な種類があります。
そして、資産形成において最も取り組みやすいのは、貯金ですね。
・給料から支出を引いた残りが積み上がっていく
・積み上げた金額が減ることはない
・目標を定めやすい
貯金にはこのような特徴があるからですね。そして、流動性が極めて高いため、急にお金が必要になった時にも使いやすいというメリットがあります。
そして、次に取り組みやすいのは株式投資ですね。
・手軽にはじめることができる
・少額からはじめることができる
・リターンが大きい
株式投資にはこのような特徴があります。一番のメリットはリターンが大きいことですね。メガバンクの普通預金金利が年0.01%であるのに対し、株式投資なら1.5%ほどは無理なく狙うことができます。
・貯金
・株式
資産形成をはじめる一番の目的は、この有形資産を増加させていくことです。しかし、有形資産が増加すればするほど、目標に近づくかと言えばそうではありません。
・浪費
・生活レベルの向上
このようなことにお金を使っていれば、有形資産を増加させ続ける必要があるからですね。そこに歯止めをかけるのが、資産形成で得ることのできる無形資産です。
無形資産
資産形成で得ることができる無形資産には様々なものがあります。
・人脈
・ノウハウ
・データ
このようなものがありますが、最も大切なのは、「お金に対する知識」です。
・節約
・税金
・社会保障制度
具体的に言えばこのような知識ですね。これらはそれ自体がお金を生み出すことはありません。しかし、お金を守ることに対して大きな後押しをしてくれます。
・ものの相場を知っている
・使えば税金を減らすことができる税制を知っている
・自分の身に何か起きた時、どれくらいのお金がかかるかを知っている
このようなことは、資産形成をしていく上で非常に大切です。知らず知らずのうちにかかっている支出を抑えることができるということです。
YOHの考え
平均的な年収の会社員や公務員は日常生活において、多くのお金を使えるわけではありません。収入に限りがあるからですね。
そんな中で資産形成していくには、有形資産を増加させることも大切ですが、これは非常に手間と時間がかかります。株式投資などで言えば、確実性もありません。取り組めば必ず成果が出るものではないのですね。
しかし、無形資産は取り組ば必ず支出を抑えてくれるものが多いのですね。
・収入を増やす
・支出を減らす
資産形成していくには、この2つをバランスよく使うことが非常に大切です。どちらか一方だけに偏った資産形成は誰しもが取り組むことが難しいのですね。
・年収2,000万円以上の職種に就く
・月10万円以下で生活する
このようなことは、誰しもができることではないということです。そして、このような資産形成の方法は身体や心を疎かにしてしまう可能性があります。
・休む暇なく働き続けている
・少しでも安いものを購入するために時間をかける
このような有形資産の増やし方はバランスが悪いということです。
・適度に収入を得る
・適度に支出を減らす
どちらか一方に偏った資産形成をするよりも、このように両方に適度に取り組む方がよい場合が多いのですね。そして、目に見えて結果が出やすいのは、無形資産の方だということです。
資産形成の目的は有形資産を増加させることです。しかし、そればかりに注力していては、結果を出しにくいのですね。
・有形資産
・無形資産
この両方の構築に取り組むことによって、資産形成は順調に進むと私は考えています。ご覧いただきありがとうございました。
資産形成で最も難しいのは、最初の100万円を作ることです。これを早く達成することが、資産形成において大切です。
100万円を作れば、資産運用に取り組むことができます。そして、資産運用の最初の目標が1,000万円ですね。
年収1,000万円と資産1億円では、資産1億円の方が難易度は低いと私は考えています。