YOH消防士の資産運用・株式投資

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【日本人は世界一仕事が嫌い】人生を仕事に捧げても見返りは保証されないということ

仕事でお金を得る

 多くの人にとって資産形成していく上で仕事はかかすことができません。正確に言えば仕事で得ることのできる給料ですね。

 ・親が地主でお金を稼ぐために働く必要がない

 ・好きなことをしていたらお金が入ってくる仕組み作りができていた

 このような属性の人というのは、日本においてもほんの一握りで、多くの人は日々の生活を続けていく上で仕事をしているということです。

日本人は仕事が世界一嫌い

 国際調査によると、日本人は世界一仕事が嫌いだという調査結果があります。

出典 橘玲公式BLOG

 この表は「休みが減っても常に仕事を第一に考えるべきだ」という意見に強く賛成と答えた方の割合を示しています。これについて、日本は79か国中最下位となっています。

 つまり、多くの人が「休みが減るのであれば仕事をしたくない」と考えているということです。この背景から考えられることは、「休みが減る仕事をしたことが多々ある」ということです。

 ・休みの日に出席するだけの会議

 ・休みの日に仕事の電話がかかってくる

 ・休みの日に仕事を頼まれる

 公務員や会社員でこのような経験をしたことが無いという方はいないと言ってよいですね。そして、多くの方はこのようなことに不満を持っているということです。

 しかし、多くの人は不満を持ちながらもこのような事態に対しては、「休みにも関わらず仕事をする」という選択をしているということです。

出典 休日の職場からの連絡、7割以上が経験アリ。嬉しくないのはやはり「上司から」!【エアトリ調べ】

仕事自体が嫌なわけではない

 仕事が世界一嫌いな方が多い日本ですが、多くの方は仕事自体が嫌いなわけではない、というのが私の印象です。

 ・慣例

 ・社内政治

 ・付き合い

 このような仕事に付随する仕事以外の部分が嫌いだから、結果として仕事が嫌いだという方が多いということです。

 ・自分本来の仕事

 ・誰かの役に立つ仕事

 ・自分の能力を発揮することができる仕事

 このようなことを嫌いだという労働者は少ないといことです。そして、このようなことをするためには出世する必要があると考える方が少なからずおられます。

公務員の給料体系は年功序列が色濃い

 公務員は管理職に成りたがる人が少なく競争意識が無い、と言われることがありますが、これは全ての組織で当てはまることではありません。少なくとも、私の自治体の消防組織では当てはまりません。

 私は消防組織でしか働いたことがないので、民間営利企業の内情と比較はできませんが、消防組織ではある程度の出世欲や上昇志向が高い方は非常に多いですね。

 ・若くして階級を上げていきたい

 ・先輩を押しのけて重要なポストに就きたい

 このような並外れて上昇志向が強い方というのも一定数はおられます。このような方は金銭的な高待遇を求めているわけではありません。公務員の給料水準というのは、年功序列によるところが非常に大きいからですね。

 ・30代で仕事がバリバリできる課長

 ・50代の働かないおじさん

 この両者を比較した場合、給料が多いのは50代の働かないおじさんだということです。それほど公務員の年功序列による給料体系は色濃いということです。

出典 スタディサプリ 国家公務員の気になる?年収・給料

出世に求めているのは承認欲求

 給料が上がらないにも関わらず出世を求める消防職員が多いのかと言えば、その一番の理由は「承認欲求を満たす」ということです。

 ・高い階級に位置したい

 ・皆に一目置かれたい

 ・組織内で軽んじられたくない

 ・自分の我を通す立場になりたい

 程度の差はありますが、このような欲求を満たしたいという思いから出世を求めるケースが多いということです。しかし、このような承認欲求にはキリがありません。

 ・もっと上の階級になりたい

 ・もっと意見を通せる立場になりたい

 このようなことを考えだしたら歯止めがきかなくなるということです。そして、出世をしたからといって、自分の思い通りに組織が答えてくれるわけではありません。

組織とは規約に基づいて労働契約を結んでいるだけ

 出世したからといって、自分の思い通りに組織が答えてくれない理由は、「組織と個人は規約に基づいて労働契約を結んでいるだけ」だからですね。

 そのため、組織に多くのものを捧げてもそれに対して、自分が思い描く見返りが与えられる保証はどこにもないということです。

 上昇志向や出世欲が並外れて強い方は組織に対して多くのものを捧げます。

 ・時間・・・休みの日でも働く

 ・健康・・・身体がしんどくても残業をする

 ・お金・・・責任と給料が見合っていない役職で働き続ける

 このようなものを捧げて承認欲求を満たすことを見返りとして求めます。中には人生を仕事に捧げてしまう、という方もおられます。しかし、それだけのことを捧げても組織が見返りを差し出してくれる保証はないということです。

 その結果として、自分の求めている見返りを受け取ることができなければ、「組織に裏切られた」という気持ちだけが残ることになってしまうことになるということです。

仕事に人生を捧げてしまってよいか考える必要はある。

YOHの考え

 私は20代のころはある程度出世欲のある公務員でした。プライベートの時間を削って多くのリソースを仕事に費やすことをよしとしていたということです。しかし、ある程度の段階でそういったこととは距離を置くようになりました。

 周囲から見れば、出世することを諦めた人だということです。しかし、それでよいのですね。公務員に限らず、仕事組織というのは、個人に対して際限なく物事を要求してきます。

 ・プライベートの時間

 ・家族との時間

 ・自分の趣味の時間

 やりがいという名のもとに、このようなものを差し出すことを要求し続けてきます。そのため、どこかで線引きをしなければ、人生において大切なものをどんどんと失っていくことになります。

 そういったことに応えるために働くことを否定はしませんが、組織は自分が差し出したものに対して十分な見返りを与えてくれる保証はどこにもないのですね。

 その結果として、やりがいに流されて、本来自分が人生において大切にしなければならないことを疎かにしてしうことになります。そして、気付いた時には大切なものを失ってしまうことになりかねないということです。

 私は自分が救急隊員として働いていることに非常に満足しており、仕事へのやりがいも感じています。しかし、自分にとって大切なものを差し出してまで仕事をして出世したいとは思わなくなったということです。

 ・出世をする

 ・階級を上げる

 このようなことに全てのリソースを割くことを否定はしませんが、自分にとって本当に大切なものは何かをよく考える必要があるということです。

 公務員や会社員にとって仕事の時間というのは生活の中心になりがちです。そして、何も考えずに日々を過ごしていれば、人生の時間を仕事が侵食していくことになります。

 多くの人にとっては仕事とはお金を稼ぐ手段であり、本当に大切なものは別にある場合が多いということです。

 ・自分自身の時間

 ・家族との時間

 ・健康

 このようなものを差し出してまで仕事に捧げるのかはよく考える必要があると私は考えています。ご覧いただきありがとうございました。

 私が仕事に対する考え方を変えたきっかけは地方都市への出向です。

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 公務員は個人が損害賠償請求された場合、組織は基本的に守ってくれません。自分で備える必要があるということです。

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仕事というのは多くのものを差し出すことを要求してきます。

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