資産形成の方法は大きく2つ
資産形成の方法というのは大きく2つに分けることができます。
・お金持ちになるための方法
・お金持ちを維持するための方法
この2つですね。まぁ、中にはどちらにも該当するという方法もありますが、大きく分けるとこの2つであるということです。
そして、この2つの区分けをしっかりと認識しておかないと資産形成というのは難しいものになってしまいます。
・資産が少ない状態でお金持ちを維持する方法に注力している
資産形成が上手く行かないケースとしては、このようなケースが非常に多いですね。
そして、このようなケースでよくあるのが、「インデックス投資を妄信している」ということです。
私自身はインデックス投資というのは、お金持ちになるための方法というより、お金持ちを維持する方法であると考えています。
・インデックス投資がお金持ちになる方法ではない理由
・インデックス投資をするよりも大切な「お金持ちになる方法」について
今回はお金持ちになる方法と、お金持ちを維持する方法ついて、この2点を中心に触れてみたいと思います。
インデックス投資はお金持ちになるための方法ではない
お金持ちになる方法とお金持ちを維持するための方法を混同しているケースとして多いのが、「インデックス投資を過剰なまでに妄信する」ということだと私は考えています。
私自身の考えになりますが、インデックス投資というのは、平均的な収入の方がする分においては、お金持ちになる方法ではなく、お金持ちを維持する方法である要素が強いということです。
・長期のインデックス投資をしていれば何千万円という資産を形成できる
・お金持ちになるために最も再現性の高い方法がインデックス投資
このように言われることがありますが、これには多くの元手が必要不可欠です。
仮に、30年間年利3%でインデックス投資で1億円を作ろうと考えるのであれば、毎月17万円の積立を継続する必要があります。
・30年間の積立金額 約6,200万円
・運用益 3,800万円
これだけの元手と時間をかけてようやく1億円という資産を形成することができるということです。
これをお金持ちになるための方法であるかと考えると、違和感がありますね。
・インデックス投資をせずとも6,200万円の資産を形成している
・運用益よりも積立金額の方が多い
このようなことから考えても、インデックス投資は必ずしも「お金持ちになるための方法」ではないということです。
YOHの考え
今回はインデックス投資がお金持ちになる方法ではない、ということについて触れてみました。
私自身も長期のインデックス投資を資産形成の軸としていますが、それだけで資産形成ができてお金持ちになれるかと考えると、そうではないということです。
・今現在ある資産を有効に活用する
・長期的に少しずつ資産増加させることができる
インデックス投資については、このような資産形成方法であると考えています。
もちろん、資産額が増加してくれば、お金がお金を生み出してくれる状況を実感できるのでしょうが、それにはインデックス投資の積立金額が少なくとも5,000万円は必要であるということです。
そのように考えると、インデックス投資というのは、お金持ちになればなるほど効果を発揮する、「お金持ちを維持する方法」であるということです。
しかし、多くの人が資産形成においてするべきことは、「お金持ちになる方法」を実践することです。
そして、万人ができるお金持ちになる方法というのは、インデックス投資以上に堅実で面白味の無い方法です。
・支出の見直し
・家計管理
・貯金
このようなことに取り組むことが万人がすることのできるお金持ちになる方法であるということです。
そして、これらのことはお金持ちを維持する方法でもあります。資産形成においては、インデックス投資を行うよりも大切であるということです。
物事には適切な順番があるのと同じで、資産形成にも適切な順番というのは存在します。
お金持ちになる方法を飛ばして、お金持ちを維持する方法を実践しても資産形成というのは上手く行くことはありません。
・お金持ちになる方法(支出の見直し、家計管理、貯金)
これらを行い、継続しながら、お金持ちを維持する方法に取り組むことが資産形成においては大切であると私は考えています。
ご覧いただきありがとうございました。
長期のインデックス投資というのは資産形成の必勝法ではないですね。あくまでもリスクを取った株式投資であるということです。
お金持ちになるための方法として大切なことのひとつが貯金です。しかし、人生において貯金ができる機会というのはそれほど多くはありません。
複利の効果というのは元手が大きければ大きいほど効果を発揮します。