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6月19日から開始される楽天キャッシュでの投信積立をわかりやすく解説

楽天キャッシュでの投信積立が6月19日からスタート

 2022年2月に楽天証券からポイント改正の発表を受けて告知されていた、楽天キャッシュを使っての投資信託積立が6月19日から開始されると楽天証券から発表がありました。

 ・楽天クレジットカードで楽天キャッシュを購入

 ・楽天キャッシュを楽天証券に引き落とし

 ・引き落とした楽天キャッシュで投信積立をする

 順番としてはこのようになります。これを自動的に行う設定を6月19日からできることになります。

 積立設定についてはこちらで記事にしています。積立設定自体は簡単ですが、注意点がいくつかあります。

fire-money.hatenablog.com

 

出典 出典 楽天証券 楽天キャッシュで投信積立

 楽天証券では現在、2022年8月買付分までは楽天クレジットカードで投信積立をしていれば、5万円を上限として、購入金額のが1%が付与されます。これが、2022年9月買付分からは0.2%となります。

 ・楽天カードを使って5万円で投資信託を購入 → 月500ポイントがもらえる

 このようになっていたのが、一部の例外を除いて0.2%に変更されることになります。

 ・楽天カードを使って5万円で投資信託を購入 → 月100ポイントがもらえる

 このようになるということですね。そして、一部の例外とは、信託報酬の内、販売会社の手数料が0.4%以上の投資信託は1%のポイント付与で据え置かれるということです。

 信託報酬は運用会社、信託銀行、販売会社の3者で分け合っており、販売会社の手数料は楽天証券が受け取る手数料です。実際は信託報酬全体を勘案すると、0.8%ほどのアクティブファンドのみがポイント付与率が据え置かれると考えておいた方がよいですね。

 ・楽天レバレッジNasdaq100

 ・ひふみプラス

 販売会社の手数料が0.4%を上回る投資信託としては、このようなアクティブファンドが挙げられます。

 ・楽天全米株式インデックスファンド

 ・iFreeS&P500インデックス

 このようなインデックスファンドとしてメジャーな投資信託はポイント付与率が0.2%に変更されることから、インデックスファンドで積立している投資家はポイント付与率が下がると考えておいた方がよいですね。

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出典 楽天証券

楽天キャッシュ

 ポイント付与率改正に伴って、新しいサービスとして提供されるのが楽天キャッシュです。この楽天キャッシュに伴って変更される点があります。

 ・楽天キャッシュを購入すると0.5%のポイント付与

 ・楽天キャッシュで投資信託積立をした場合のポイント付与はキャンペーン期間のみ

 ・ポイントが付く積立額の実質的な増加(5万円から10万円)

 ・10万円積立てた場合のポイント付与率は0.35%(キャンペーン期間を除く)

 楽天キャッシュと楽天カードを使った積立で変更されるのはこの4点です。

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出典 楽天証券

 まず、楽天カードで楽天キャッシュを購入すれば0.5%の楽天ポイントが付与されます。そして、楽天キャッシュで投資信託積立をした場、2022年8月~12月の期間のみはさらに0.5%のポイントが付与されることになります。

 要するに、2022年8月~12月のキャンペーン期間が終了すれば、楽天キャッシュで投資信託積立をしてもポイントは付与されないということです。

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 キャンペーン期間が終了すれば、この工程でのみ楽天ポイントが付与されるということです。

 ・楽天カードで楽天キャッシュを購入(5万円で0.5%が上限)

 ・楽天キャッシュで投資信託積立(5カ月間限定・5万円で0.5%が上限)

 ・2023年1月からは楽天キャッシュで投資信託積立をしてもポイント付与されない

 そして、楽天カードで投資信託積立の上限5万円として0.2%のポイント付与との併用が可能です。

 ・楽天カードで投資信託積立 上限5万円で0.2%のポイント付与

 ・楽天カードで楽天キャッシュを購入 上限5万円で0.5%のポイント付与

 ・楽天カードと楽天キャッシュの月に10万円の積立で合計0.35%のポイント付与

 これが、キャンペーン期間を除いたスタンダートということですね。長期投資家にとっては、ややこしいので、キャンペーン期間はそれほど考慮せず考えた方がよいかもしれません。

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出典 楽天証券

楽天キャッシュの設定方法

 楽天投信積立で楽天キャッシュを使ってポイント付与を受けるためには、2つの設定をしておく必要があります。

 ・楽天クレジットカードで楽天キャッシュを購入するチャージ設定

 ・チャージした楽天キャッシュで投信積立をする設定

 この2つの設定をしておかなければなりません。チャージ設定については6月19日から開始されることが予定されています。

出典 楽天証券 楽天キャッシュで投信積立

 チャージ方法の詳細は後日知らせるとなっていますが、見る限りではそこまでややこしくはなさそうですね。注意点としては、楽天キャッシュを投信積立だけに使うような場合は、月のチャージ金額を5万円以上に設定する必要はないということです。

 そして、もうひとつが「チャージした楽天キャッシュで投信積立をする設定」をしておくことです。

 現在の設定では楽天クレジットカードでの投信積立設定となっています。これをそのままにしておくと、楽天キャッシュからの投信積立をすることはできません。

出典 楽天証券 楽天キャッシュで投信積立

 こちらも詳細は6月19日に告知されることとなっています。

 ・楽天キャッシュで月5万円

 ・楽天カードで月5万円

 このような投信積立を予定している方はどのような設定をするのかはこの説明画面だけでは分かりませんね。いずれにしろ、一度設定をしてしまえばあとはオートマチックに楽天キャッシュを購入して積立してくれるようになるということです。

投信積立のポイント付与で考えるなら、マネックス証券の方が優先順位は高い。

YOHの考え

 6月19日からはじまる楽天キャッシュでの投信積立は設定がめんどくさいというのが私の印象です。そして、めんどくさい設定をしてもキャンペーン期間が終了すれば、楽天キャッシュで投信積立をしてもポイント付与はされないということです。

 ・楽天クレジットカードで楽天キャッシュを購入した分は場合、5万円を上限として0.5%のポイント付与

 ・楽天クレジットカードで投信積立をした場合、インデックスファンドなら5万円を上限に0.2%のポイント付与

 このようになることを理解しておく必要があります。

 今回の改正で最も影響を受けるのは、内容を正しく理解せずに楽天カードで積立を継続する投資家です。

 しかし、制度を正しく理解すれば、月5万円の投資信託積立でポイント付与率は0.5%に留めることができるのですね。これはSBI証券と同水準です。

 最も多くのポイントを得るためには、現在は楽天証券で投資信託積立をしている投資家は、年間60万円を積立てて6000ポイント付与されていたのが一般的でした。

 それが、今回の改正に伴って、年間120万円の積立で4200ポイントになるということですね。

 年間120万円を投資信託積立するとなると、公務員や会社員にはハードルが高いというのが私の印象です。他の証券会社を使っていればなおさらですね。

 楽天証券で月5万円の投資信託積立を維持するなら、楽天カードで積立てるのではなく、楽天キャッシュに変えてから積み立てると、ポイント付与率は0.5%になります。

 そのため、楽天キャッシュを使った投資信託積立を優先する方がよいということです。(楽天カードで楽天キャッシュを購入するのに0.5%のポイント付与されるだけで、楽天キャッシュを使って投資信託積立するのにポイント付与はされませんが・・・)

 私は、今のところ楽天証券では楽天カードを使って月5万円投資信託積立をしています。ポイント付与目的ですね。それが、今回の改正に伴って0.5%のポイント付与になるということです。

 ・楽天カードで楽天キャッシュを買う設定をする手間

 ・ポイント付与率の低下

 これらのことを勘案すると、最もポイント付与を受けるには、キャンペーン期間から月10万円の積立(楽天キャッシュ5万円、楽天カード5万円)をすることです。

 私は、現状ではそこまではしないと考えています。さらに月5万円の投資信託積立をするというのは簡単なことではないからですね。

 実際に0.2%のポイント付与になるのは、楽天カードで月5万円の積立を続けた場合のみで、楽天キャッシュを買えば0.5%のポイント付与は受け取れるということです。

 ・楽天カードで楽天キャッシュを月5万円購入する

 ・楽天キャッシュで投資信託積立をする(ここではキャンペーン期間以外はポイント付与されない)

 ・楽天カードで投資信託積立をする

 順番としてはこのようになりますね。仕組みが複雑で、正確に理解するのに時間がかかるのですが、正しく理解する必要がありますね。そして、これをどのように考えるかは個人によって異なります。

 ・SBI証券

 ・マネックス証券

 このあたりのポイント付与を勘案してパフォーマンスよくポイントを稼ぐことも可能ですが、そこまでするのは趣味の領域ですね。

 お金に振り回されないために資産運用をしているのに、事あるごとにポイント付与に合わせて立ち振る舞いを変更するのは本質的ではないというのが私の考えです。

 しっかりと内容を理解した上で、自分の振舞い方を考える必要があると私は考えています。

 ご覧いただきありがとうございました。

 マネックス証券の投資信託積立についてはこちらで記事にしています。

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 販売会社の手数料が0.4%を超える楽天レバレッジNasdaq100についてはこちらで記事にしています。

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楽天サービスについてはこちらで記事にしています。

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