YOH消防士の資産運用・株式投資

消防士の資産運用、株式投資、仕事について紹介しています。

長期投資に為替ヘッジは必要かどうか

投資信託の選び方

 投資信託を購入する際に、抑えておくべきポイントがあります。

 ・対象ベンチマーク

 ・分配金再投資の有無

 ・購入時手数料

 ・信託報酬

 これらをしっかりと確認して購入する必要があります。対象ベンチマークが優良なものであっても、購入時手数料や信託報酬が高ければ、パフォーマンスは低下してしまいます。

 かといって、0.01%の手数料を気にして投資対象を頻繁に乗り換えることはおすすめしません。労力の割に手間が合わないからですね。あくまでも、適切な範囲であれば、パフォーマンスにそれほど差が出るわけではありません。

 長期投資前提なら、分配金再投資はした方がよいですね。その分、複利の力が働くからです。最初は微々たるものですが、資産規模が大きくなってくると、実感できるような金額になってきます。

為替ヘッジ

 上の4つが非常に重要なのですが、さらに重要なポイントを1つあげるとすれば、為替ヘッジが挙げられます。

 米国株式投資などの外国株式は、日本で購入すれば通貨の影響を受けます。外国株式の投資信託は円高になれば、株価が上がっていても、為替の影響を受けて基準価格がマイナスになることがある、ということです。この影響を為替ヘッジと言います。

 為替ヘッジは外国株式や債券へ投資している方にとって、多分に影響を与えます。

為替ヘッジ有りの投資信託

 投資信託によっては、為替の影響を調整しているものがあります。為替の影響を受けないように自動調整しているため、基準価格の上昇のみがダイレクトにパフォーマンスに影響を及ぼす投資信託です。

 ・ifree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)

 ・三井住友TAM SMYAMダウジョーンズインデックスファンド(為替ヘッジあり)

 このあたりが為替ヘッジあり投資信託として有名ですね。

f:id:fire-money:20211016213419p:plain

出典 ifree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)

 ・純総資産31億円

 ・ベンチマークはMSCIコクサイ(円ベース)

 ・信託報酬0.209%

 ・直近のリターンは12.5%

 ここで考えるべきは信託報酬の0.209%です。同じような指数に連動しているeMAXSISSlim先進国株式の信託報酬は0.14%ほどです。単純な比較はできませんが、為替ヘッジをかけることによって、0.1%程度、信託報酬が上がっている、というこは知っておいてよいでしょう。

信託報酬が上がる理由

 為替ヘッジをかけると、信託報酬は増加します。これは、為替ヘッジ有り投資信託は外国株式を保有しつつ、先物取引で通貨を売って、変動によって利益を相殺しているからですね。

 その分のランニングコストがかかっているということです。(ベンチマーク自体がこの仕組みを取り入れている場合もあります。)

為替ヘッジは必要か

 私は、為替ヘッジは必要無いと考えてます。

 ・為替の予想はできない

 ・結局は下がる

 このような理由から、為替ヘッジは必要無いと考えています。

為替の予想はできない

 為替は予想することはできません。ドル円ベースで長期的に見ると、私は1ドル300円や1ドル50円のような極端な円安円高にならず、上下動はあるものの、1ドル110円前後の平均回帰していくと考えています。

 しかし、対バーツ、対ウォン、対ユーロなど様々な通貨との為替状況を判断することは不可能といってよいでしょう。私は、長期的な為替の予想は誰にもできないと考えています。

結局は下がる

 日本で外国株へ投資している場合、株価の下落は円が高くなります。そのため、為替ヘッジで為替リスクを無くしたとしても、結局株価は下がって、資産価値が下がる可能性が高いのです。

f:id:fire-money:20211016221230j:plain

どこまでリスク分散をするかは人それぞれということ。

為替ヘッジは基本的に必要無い

 長期投資において、為替ヘッジは基本的に必要ありません。為替がどうなるか分からないことが一番の理由です。どうなるか分からない、結局は下がるものに、信託報酬を支払うのは本質的ではありません。

 ・為替の状況をある程度読んでいる

 こういった場合は、為替ヘッジをかけておいても問題ないでしょう。それがリスク軽減になるからですね。

 私は、リスク軽減は厚めのキャッシュでするのが一番だと考えています。

 ・複利を生まない

 ・利息がほとんど付かない

 キャッシュには、このような欠点がありますが、株式の株価が下がった時、相対的に価値が一番上がるのはキャッシュだからですね。

 為替ヘッジをかける理由はリスク分散です。しかし、長期のインデックス投資においては、そこまでのリスク分散をする必要はありません。

 ・時間分散

 ・銘柄分散

 長期のインデックス投資をしている時点で、十分な分散投資ができているからですね。為替ヘッジでのリスク分散は長期投資においては必要ないのです。