YOH消防士の資産運用・株式投資

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金(GOLD)は投資対象になるのか

金(GOLD)

 今、金の値段が非常に高騰しています。2022年7月8日時点で買取価格が1グラム8,300円ほどになっており、過去に例がないほど高値で取引されています。5年前が1グラム5,000円付近だったことを考えると、1.6倍になっているということです。

 ・有事の金

 ・普遍的な価値がある

 金についてはこのように言われており、投資対象として一定の人気がありますね。私の中では、バリ島に住んでいる大富豪アニキこと丸尾孝俊氏が書籍の中で、株式投資を全否定して、金を直接買い付けていたことが非常に印象的です。

 大富豪アニキと私のような一般的な公務員では考え方や資産規模が大きく異なりますが、金については考えておく必要があります。

 今回は、金が公務員や会社員にとって投資対象になるのか考えてみたいと思います。

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金(GOLD)について

 ・元素番号79の固体性金属

 ・埋蔵量が5万トン

 ・1年間で3,000トンが発掘されている

 ・発掘は中国で420トン、オーストラリアで330トンと多い

 ・我が国日本の埋蔵量は260トン、毎年7万トンが発掘されている

 ・このまま採掘していけば、20年後には枯渇する

 金については、このように言われています。金の価値が高いのはこの希少性によるものですね。

 ・お金のように無尽蔵に作ることができない

 ・価値が0円になることがない

 このような性質を持っているということです。我々のような平和に暮らしている日本人にはピンときませんが、日本のような貨幣の価値が法律で担保されている国というのは多くありません。

 ・ドイツ

 ・ポーランド

 このような国でも過去にはハイパーインフレが起こっており、貨幣の価値が急落した経験があります。貨幣が無尽蔵に刷られると金の価値は相対的に高まることになります。

金(ゴールド)の値動き

 金の値段は基本的に上がり続けています。

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出典 楽天証券

 ・1897年(明治30年) 67銭

 ・1945年(昭和20年) 4円80銭

 ・1973年(昭和48年) 1160円

 ・2000年(平成12年) 1140円

 ・2021年(令和3年)  6897円

 各年代の1グラムあたりの値段を確認すると、このように推移しています。1990年から2000年まではボックス相場のように値段が変わっていませんが、2004年あたりからははっきりとした上昇傾向にあります。

 金は安全安定の資産と言われていますが、チャートを見るとかなり値動きがあることがわかります。これは、インフレの影響を多分に受けているからですね。

金と株式の相関性

 次に、金と株式の相関性について確認していきます。

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出典 ブルームバーグ

 オレンジがGLD(金ETF)、青がVOO(米国株式)、赤がTOPIX(日本株式)の直近5年間のチャートです。

 債券や金は株式と負の相関関係があると言われることがありますが、このチャートを見ると、GLDとVOOははっきりと相関関係があるとは言い難いですね。しかし、GLDとTOPIXは負の相関関係と言っても良いような値動きをしています。

 次にGLDについて軽く触れておきます。

 ・運用開始 2004年11月18日

 ・総資産 620億ドル(2022年2月時点)

 ・経費率 0.4%

 ・5年トータルリターン 8.07%

 ・配当金 無し

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出典 ブルームバーグ GLD

 主なデータはこのようになっています。公務員や会社員が金を投資対象とすると考えた場合、大富豪アニキのように、貴金属店で直接金を買い付けるよりも、このようなETFで代用する方がよいですね。管理面や流動性で優れているからです。

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投資対象としては考慮する余地はあるが・・・

YOHの考え

 金への投資をGLDへの資産投下と考えた場合、公務員や会社員でも属性によっては検討してもよいかもしれません。

 ・一定の価値が担保されている

 ・経費率(0.4%)と許容範囲内

 ・管理、運用の手間がかからない

 このようなメリットがあるからですね。一方で、金投資自体にはデメリットも存在します。

 ・金自体が価値を高めることはない

 ・需要と供給のバランスによってのみ価値が上下動する

 ・配当金を生み出すわけではない

 ・思ったよりも値動きがある

 ・為替の影響を受ける

 このようなデメリットをどのように考えるかは個人の価値観によるところが非常に大きいということです。

 私は金をポートフォリオに組み込むことは、今のところ考えていません。

 ・金自体が価値を高めていくわけではない

 ・配当金を生み出さない

 ・極端な貨幣価値の下落は起きそうにない

 ・日本円をそれなりに信用している

 リスク資産と見た場合は、需要と供給のバランスによってのみ値動きするものであり、安全資産見た場合、日本円を基軸通貨としていることが資産投下しない理由となります。しかし、今後、金をポートフォリオに組み込むことは十分に考えられます。

 ・日本円の価値が下落していく

 ・極端なインフレ、デフレ傾向が見られる

 安全資産を現金のみとしていた場合、このようなことに対処できない可能性があるからですね。しかし、現在値段が高騰しているからと言って、リスク資産の一環として金に資産投下することはおすすめしません。

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出典 株式投資第4版 ジェレミー・シーゲル

 過去の値動きから見ても、株式がリスク資産として適していることは明らかです。

 ・株式 > 債券 > 金 > 現金

 リスク資産の序列としては、このようになるということです。そして、安全資産としては、順序が逆になるということですね。

 安全資産の一部としてポートフォリオに組み込む余地はある。公務員や会社員はこのようなスタンスで金について考えておくべきだというのが、私の考えです。

 ご覧いただきありがとうございました。

 債券投資についてはこちらで記事にしています。

fire-money.hatenablog.com

 株式以外のリスク資産としては不動産ですね。

fire-money.hatenablog.com

 GLD以外にディフェンシブなETFとしてVDCやVHTがありますね。こちらも分散投資として検討してもよい銘柄ですね。

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