非正規社員労働者
総務省統計局の調査によると、日本の非正規社員労働者の人数は2090万人です。労働者が5620万人と集計されているので、約37%が非正規社員労働者ということですね。
・自分の都合によい時間、環境で働きたい
・育児と家事両立のため、正社員ではフレキシブルに働けない
・専門的な分野の技能を活かしたい
非正規社員労働者というと、ネガティブなイメージが先行しますが、実際にはポジティブな理由から非正規社員労働者を選んでいる方がいるということです。非正規社員労働者=ネガティブ、という印象はマスメディアによるものが大きいですね。
・正規の従業員として仕事がない
・働いていた会社でリストラされた
一方で、このようなマスメディアで報道されているような理由から、非正規社員労働者として働いている方がおられることも事実です。
非正規社員労働者はフリーランス、主婦のパートタイムジョブを含んでいるので、仕事が無いから過酷な環境で働くしかないという労働者はマスメディアが煽って報道するほど多くはない、というのが私の印象です。
正社員
日本では60%以上が雇用契約によって仕事をしています。会社員は会社と雇用契約を結んでいますし、地方公務員は地方自治体と雇用契約を結んでいます。
雇用契約を結ぶということは、ある程度の安定をもたらしてはくれますが、制限を受けることを受け入れなければなりません。
・勤務時間
・給料
・休日
こういった条件の合意のもとに働いていることになります。日本では多くの人は正社員として働くことを望んでいます。
・安定した給料
・安定した生活
働いてさえいれば、このようなことはある程度保障されるからですね。ネガティブな理由から非正規環境で働いている方にとっては、正社員として働く、ということが目標のひとつになっているということですね。
自由の価値が下がっている
労働環境から見て、自由の価値は著しく低下しています。正社員として雇用契約を誰かと結ぶということは、安定を得るために自由を放棄することです。
しかし、労働環境だけで見ると、世の中には安定している仕事はありません。
・公務員
・東証一部上場企業の社員
このような肩書を持っていても、長期に渡って全てが保障されているということはありません。現代は、ひと昔前と違って環境の変化が目まぐるしいからですね。
・リストラ
・早期退職
・給料の引き下げ
このようなことは、公務員でも確実に起きつつありますし、トヨタ自動車のような日本を代表する東証一部上場企業でも行われているからですね。
安定しているものはないとわかっていても、労働者は安定を求めてしまいます。安定という幻想と引き換えに自由を放棄しているのですね。その結果として、自由の価値が下がっているのです。
雇用されている労働者の立場は弱い
自由の価値が下がっている労働環境の中で、雇用されて働いている労働者は立場が弱いことを自覚する必要があります。
・体調が悪い
・疲労困憊
・家族との約束
このようなことがあっても、労働を優先して働くしかないのですね。雇用主が配慮してくれることは多くはありません。
最近、疾患で増加しているのは精神科、心療内科です。私が救急隊として感じるのは、何らかの精神安定剤を飲んで仕事をしている方が驚くほど多いということです。(救急隊は容態把握や病院交渉のために、傷病者から既往歴や内服薬を聴取します)
もちろん、全ての労働者がそうではありませんが、薬を服用してまで働かなければならないのが、現代の労働環境として間違いなくあるということです。
自由になるためにすべきこと
過酷な労働環境が多い中で、自由になるためにすべきことは、お金を稼ぐことです。自由とは、何に対してその言葉を使うかで捉え方が異なりますが、人生における自由とは、曖昧な概念ではありません。
人生における自由とは、物事を選択できる経済的な土台があることです。
・家族を養うことができる
・働きたい環境を選んで働く
・健康的な食生活をする
・しっかりと運動する
個人差はありますが、こういったことは、ある程度のお金と時間が必要です。誰かに経済的に支配されていては、これらのことを選択することはできません。
人は皆、自分の人生は自分で選ぶことが本質的です。このように考えれば、自由な人生にとは、自分の手でお金を稼いで、お金の心配を無くすことです。
YOHの考え
お金を稼ぎたいと言っても、今の労働環境を変えることは簡単ではありません。
・給料
・休日
・労働環境
このようなことに概ね満足していれば、転職するといった、大きな決断を急ぐ必要はありません。今の私が正にそのような状態ですね。細々とした不満はあるけれど、労働環境全体で考えれば、満足している、という状態です。
しかし、それが定年退職まで続くという保障はどこにもありません。むしろ、この変化の早い時代においては、続かないと考えることの方が自然だということです。
その変化に対応するための策のひとつが資産運用だと私は考えています。
・株式投資
・不動産投資
資産運用には様々なものがありますが、最もポピュラーなのがこの2つです。その中で私が最もおすすめするのは、米国株式投資です。
・人口増加
・技術革新
・法整備
これらが他の国と比較して圧倒的に優れているからですね。これらのことが優れていれば、国の経済状態は長期的に見て右肩上がりになります。国の経済が右肩上がりであれば、米国の株式会社も経済発展を遂げていくことは間違いありません。米国株式投資はそこに資投下しておくだけでよいのです。
雇用されて働くことは悪いことではありません。私も公務員として地方自治体に雇用されていますが、大変満足した人生を送っています。
・健康な身体
・健全な精神状態
・健全な経済状態
これらをもたらしてくれている中心は仕事です。仕事を中心に生活のリズムが作られており、そこに居心地の悪さを多少は感じながらも、恩恵に与っています。
しかし、一生安定しているという楽観的な感情はありません。厳しい環境の民間営利企業の労働者と比較すると、平和ボケしていることは間違いありませんが、ある程度の危機感は持っておく必要があるということです。
人生において大切なお金をつくることは、危機感を持って行動することが大切です。ご覧いただきありがとうございました。
公務員は一生安泰という時代は終わりを迎えています。自分自身の心配は自分で解消する必要があるということです。
消防士の王道人生設計はこちらで記事にしています。このような人生設計は通用しなくなっているといってよおいですね。
家計の支出の目安はこちらを参考にしてください。お金を作るために最も手っ取り早いのは支出を管理して無駄を減らすことです。そのためには、目安を抑えておく必要がありますね。