YOH消防士の資産運用・株式投資

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【籠に盛る卵にはいろんな意味がある】時間分散と銘柄分散の考え方について

株式投資で大切な2つの分散

 私は株式投資で成功するために最も大切なことは何か、と聞かれれば以下の2つを挙げるようにしています。

 ・時間分散

 ・銘柄分散

 この2つのバランスが株式投資で成功するためには欠かせません。

 株式投資というのは、成功する人もいれば失敗する人もいます。

 株式投資で成功する、というのは人によって捉え方が様々ですが、分かり易いのは資産が増えるということですね。

 ・株式投資で億り人になった

 ・信用取引をして借金を作った

 このような事例というのはありふれています。そして、この両者の違いが出る大きな理由のひとつが時間と銘柄を分散するバランス感覚です。

 株式投資というのは、この2つのバランスの取り方によって、成果が大きく変わるものだということです。

 ・時間分散と銘柄分散

 ・分散すればするほどよいわけではない

 ・時間と銘柄をどのように分散させればよいか

 今回はこの3点について考えてみたいと思います。

時間分散と銘柄分散

 株式投資をしている人であれば誰もが聞いたことのあるフレーズが「卵を同じ籠に盛るな」というものです。

 これは、卵というキーワードから「ひとつの銘柄に集中投資する」というような投資対象のことを連想しがちですが、そうではないですね。

 ここには時間という概念も多分に含まれています。

 時間と銘柄を分散させればさせるほど、株式投資に対して安全マージンを取ることができるということです。

 ・ひとつの銘柄を保有するよりも複数の銘柄を保有した方が安全

 ・短期的に一括投資するよりも、長期的に分散投資をした方が安全

 このような感覚というのは、株式投資をしたことがある方であれば、誰もが肌感覚で持ち合わせていることです。

 そして、このような肌感覚はモダンポートフォリオ理論でも裏付けがなされています。

 モダンポートフォリオ理論とは、ノーベル経済学賞を受賞したハーリー・マーコウィッツが提唱した理論です。

 ・リスクが同じ場合はリターンの高い方を選択する

 ・リターンが同じ場合は分散されているものを選択する。

 言いたいことはこの2点に集約されています。

 この2つはインデックス投資を軸にしている投資家にとっては、投資の前提事項と言ってよいですね。

 そして、資産を増やすためには当たり前と言えるようなことですね。現代ポートフォリオで最適解のひとつとされているのが分散投資です。

 しかし、株式投資において、時間と銘柄を分散させればさせるほど良いかといえば、一概にそうだとは言い切れません。

 株式投資に限ったことではないですが、物事においてリスクとリターンは表裏一体です。

 ・リスクが上がればリターンは上がる

 ・リスクが下がればリターンは下がる

 このようなことから考えると、時間と銘柄を分散させればさせるほど、リスクは小さくなりますが、リターンも小さくなるということです。

出典 

リスクとリターン - 投資信託協会

分散させればさせるほどよいわけではない

 時間と銘柄、この2つを分散させる方がリスクは小さくなり、安全に株式投資をしていくことができますが、分散できるものをとにかく分散させる、という選択は最適とは言い難いですね。

 その分リターンが小さくなってしまうからです。そのため、時間と銘柄の分散で大切なことは、自分の目的に合ったバランスを取ることです。

 ・1年で100万円を200万円にしたい

 ・10年で1,000万円を2,000万円にしたい

 この2つの目的がある場合、時間と銘柄分散の正解は大きく異なるということです。

 1年で100万円を200万円にしたい場合、指数に連動する投資信託などを購入して積立投資していくということは不正解と考えてよいですね。

 ・絞った個別銘柄を購入

 ・一括投資

 目的を達成するには、このような投資手法が最適と言ってよいですね。

 そして、この限られた選択肢の中で出来得る限り、時間と銘柄を分散させる、というのが正解だということです。

まずは自分の目標が大切。それに合わせた時間と銘柄分散を意識する必要がある。

YOHの考え

 今回は株式投資における時間と銘柄の分散について考えてみました。

 私自身は、出来得る限り分散させた投資手法を取っています。

 その大きな理由がリターンが大きいことよりも、リスクが小さい方が自分の目標を達成するために適しているからですね。

 しかし、全ての人がそのように時間と銘柄をできる限り分散した投資手法を取ればよいかと言えばそうではないですね。

 株式投資の目標というのは資産を増加させることです。しかし、その目標というのは個人によって異なります。

 ・どれくらいの期間をかけるのか

 ・どれくらいの元手があるのか

 ・どれくらい資産を増やしたいのか

 これらの事柄によって、取るべき方法の正解が変わるのは自然なことだということです。

 そして、その目標に対して大切なのが、時間と銘柄を分散させるバランス感覚だということです。

 ・元手は100万円

 ・目標資産額は10年後に1億円

 ・オルカン積立を月3.3万円を中心に資産形成

 このような状態は著しくバランス感覚が欠如した状態で株式投資を行っている例だということです。目標達成のためにはもっとリスクを取る必要があるということですね。

 ・時間分散

 ・銘柄分散

 この2つは長期投資、短期投資に関わらず、株式投資において欠かすことができない大切な要素です。

 しかし、この2つのバランスというのは、自分自身の目標によって、調整する必要があります。

 そして、目標を達成するための限られた条件の中で、できる限り分散させればよいうということです。

 ・全世界株式や全米株式

 ・投資期間40年間以上

 このような投資手法が誰にとっても最適解と成り得ることはないということです。

 目的に即した投資手法を取ることが、自分自身の株式投資にとって正解となり得るのだと私は考えています。

 ご覧いただきありがとうございました。

 時間分散と銘柄分散について紹介したモダンポートフォリオ理論はこちらで記事にしています。

fire-money.hatenablog.com

 私自身はS&P500を中心に長期投資をしていますが、その理由はそれ以上銘柄分散させると、分散が効きすぎてリターンが小さくなるからです。しかし、資産規模が大きくなれば、投資対象を変更する必要があるということです。

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 投資の最適解のひとつとされている全世界株式もデメリットは少なからずありますね。決して万人向きではないということです。

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