YOH消防士の資産運用・株式投資

消防士の資産運用、株式投資、仕事について紹介しています。

誰でも勝てる金融商品を選ぶ基準とは

資産運用する金融商品

 資産運用と一口に言っても、金融商品には様々なものがあります。

 ・株式

 ・預金

 ・債券

 ・コモディティ

 ・暗号通貨

 ・不動産

 ザっと挙げるだけでもこれだけのものが挙がります。さらに、ミクロな視点で見て行くと、株式の中には日本株、米国株、新興国株・・・数えればキリがないほどの金融商品があります。

 一概にどの金融商品が優れている、ということはありません。金融商品にはそれぞれに特性があり、優れている面もあればそうではない面もあるのです。

 大切なことは、金融商品の特性を理解して、目的に合った金融商品を選ぶことです。

目的に合った金融用品

 資産運用で成果が出せていない方の多くは、目的とそれに合った金融商品の選定が合っていないことが多いのですね。

 ・20年後の老後資金を作りたい

 ・100万円を1年間で1,000万円にしたい

 ・絶対に元本毀損することとなく、資産を少しずつ増やしたい

 このように、資産運用の目的は人それぞれですが、目的に合った金融商品の選定にはある程度の正解と不正解がありますね。20年後の老後資金を作りたいのに、FX取引をすることは多くの場合、不正解となるということです。

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出典 投資運用ガイド

勝ちやすい投資、勝ちにくい投資

 金融商品の中には、初心者にとって勝ちやすいものから、勝つが極めて難しいものがあります。ここで言う勝ちやすいもの、とは元本を毀損することなく資産を増やせる金融商品のことです。

 ・FX取引

 ・先物取引

 この2つは少ない元手で大きく資産を増やせることから、投資初心者に人気がありますが、勝ちにくい金融商品です。

 ・特定の株式指数への投資

 ・成長個別株への投資

 逆に、この2つは投資初心者でも勝ちやすい投資だと私は考えています。長期的に見てその金融商品自体が価値を高めていく性質があるからですね。そして、勝ちやすい投資の金融商品と勝ちにくい投資の金融商品には明確な違いがあります。

価値が上がるものがどうかということ

 勝ちやすい投資の金融商品とは2つの特性があります。

 ・長期的に見て価値があがっていく

 ・保有しているだけで価値を生み出してくれる

 この両方、もしくは1つが当てはまる金融商品は勝ちやすい金融商品です。具体的に言えば、全世界株式指数、S&P500、ナスダック総合指数などですね。これらのものは、長期的に見て価値が上がっていくことが必然と言ってよいからです。

 ・資本主義

 ・人口増加

 ・経済発展

 ・技術革新

 ・貧富の格差是正

 これらのことは、世界的に見れば確実に起こっているからですね。そして、その中心にいるのが米国だからです。価値が上がるものに対して資産投下することは、それだけで、資産を増やしてくれるということです。

出典 ブルームバーグ オレンジ色 VOO 青色 VTI

価値があがらないもの・下がるもの

 一方で、価値が上がらない金融商品もあります。例えば、ゴールドはそれ自体の価値が上がることはありません。

 ゴールドは取引で値段の動きがありますが、これは需要と供給による価値の変動です。ゴールド自体が成長して価値を高めて行くということはないのですね。

 これは、株式と違って、成長していくことがないからです。ただただ需要と供給のバランスによって、価値が上下動を繰り返すだけなのです。

出典 三菱マテリアル 金価格推移

 価値が下がるものとしてはお金が挙げられます。世界的に見れば、経済発展していく以上、インフレが進んで行くことは避けられません。ものの価値が上昇していく以上、相対的にお金の価値は下落していきます。

 日本は30年間デフレが続いていると言われていますが、それでも緩やかにものの価値は上がっています。世界的に見れば、もっと早い速度でインフレは進んでいるのですね。

 お金の価値が下がることが世界的に見れば明らかな状況でお金に資産投下することは本質的ではありません。多くの人がFX取引で資産を増やすことができないのは、ある意味では、必然と考えられるのですね。

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出典 世界経済のネタ帳

YOHの考え

 誰でも勝てる金融商品を選ぶための基準とは、以下の2つを満たすものだと私は考えています。

 ・長期的に見て価値が上がっていくもの

 ・持っているだけで利益を生み出すもの

 この2つに資産投下することで誰でも資産を増やすことができるということです。

 ・値動きの激しい低成長の個別株

 ・FX取引

 このような金融商品で資産を増やすことは、誰にでもできることではありません。動きの波を上手く捉えて資産投下する必要があるからですね。

 多くの人が長く続ければ続けるほど、金銭的にも精神的にも疲弊していきます。本物しか生き残ることができない世界なのです。

 ・長期的に見て価値が上がっていくもの

 ・持っているだけで利益を生み出すもの

 この2つ、もしくはどちらかを備えている金融商品は非常に希少です。世界中に多くある金融商品のほとんどが、価値の下がるもの、価値が上がるか下がるかわからないものに投資している商品なのです。

 ・全世界株式指数

 ・全米株式指数

 ・S&P500

 これらは、長期的に見れば価値が上がっていく指数です。こういった指数に連動している金融に投資するのであれば、投資信託でもETFでもそれほど違いが出るわけではありません。(高い手数料の商品は除きます)

 ある意味では、誰でも勝てる金融商品に到達できているのですね。そこに適切に資産投下していくことが、誰でも勝てる投資をするということだと、私は考えています。 

 ご覧いただきありがとうございました。

 株式投資に対する考え方はこちらをご覧ください。

fire-money.hatenablog.com

 FX取引についてはこちらをご覧ください。

fire-money.hatenablog.com

 米国株式投資についてはこちらをご覧ください。

fire-money.hatenablog.com