YOH消防士の資産運用・株式投資

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【新しいNISA元年】2024年は資産形成において大きな分岐点となる

2024年からの資産形成

 資産形成というのは何十年とかけて行っていくものです。

 ・収入を増やす

 ・貯蓄を増やす

 ・お金を生み出す資産を増やす

 このような作業を時間をかけて行っていくことによって、徐々に資産を増やしていくというのが資産形成の基本です。

 中には遺産相続やビジネスの成功などによって、短期間で大きく資産を増加させる方もおられるでしょうが、これは非常に極端な例と言ってよいですね。

 ・昨年よりも年収が10万円増加した

 ・1年間で貯蓄が100万円増えた

 ・株式を50万円分積立投資できた

 一般的な世帯ではこれぐらいのスピードで資産形成していくので精一杯であるということです。

 しかし、資産形成には分岐点というものが存在します。分岐点とはその地点から方向性が大きく変わってしまうような地点です。

 私は2024年は人生における資産形成において重要な分岐点を迎えることになると考えています。

 その最も大きな要因は「新しいNISA」がスタートするからですね。

 ・新しいNISAが何故、資産形成の分岐点となるのか

 ・新しいNISAでどれくらいの資産を形成することができるのか

 今回はこの2点を中心に触れてみたいと思います。

新しいNISAが何故、資産形成の分岐点となるのか

 まずは、新しいNISAについて軽く触れておきます。新しいNISAの制度設計については金融庁が公表している資料が非常にわかりやすいですね。

出典 新しいNISA : 金融庁

 これだけ見ると複雑に感じますが、新しいNISAについて最も抑えておく必要があるのは以下の3点です。

 ・年間投資上限額は360万円

 ・生涯投資可能枠は1,800万円

 ・非課税保有期間は恒久

 この3点が非常に大きく、ずばり言ってしまえば、この3点を抑えて上手に制度を使うことができるかできないかが資産形成の分岐点になるということです。

 この3点が資産形成の分岐点となる理由は、「上手に使うことができれば無理なく1億円を作ることができる」からですね。

新しいNISAでどれくらいの資産を形成することができるのか

 新しいNISAを上手に使うことができればどれぐらいの資産を形成することができるのかについては、例を挙げて確認していきます。

 ・S&P500をベンチマークとしている投資信託に年間360万円入金

 ・5年間で生涯投資可能枠(1,800万円)を使い切る

 ・投資終了後、30年間放置

 このような使い方をした場合、これだけで期待値は2億円を上回ることになります。詳しいシミュレーションはこちらで記事にしていますが、投資元本の1,800万円を下回るということはほぼないと考えてよい結果となっています。

fire-money.hatenablog.com

 しかし、実際に年間360万円を株式投資に充てるというのは多くの世帯にとって現実的ではないですね。

 ・月30万円をコンスタントに株式投資をする

 このようなことは限られた世帯にしかすることができないということです。そのため、現実的な金額としては、年間120万円(月10万円)を見ておく必要があります。 

 ・S&P500をベンチマークとしている投資信託に年間120万円入金

 ・15年間で生涯投資可能枠(1,800万円)を使い切る

 ・投資終了後、30年間放置

 このケースであれば過去のデータから考えると、期待値は1億5,000万円ほどになります。最もパフォーマンスが悪ければ8,000万円、最もよいケースでは3億円を上回ることになります。

 詳しいシミュレーションについてはこちらで記事にしています。

fire-money.hatenablog.com

 このように、数十年後には大きな資産を形成できる可能性が極めて高いのが、2024年からはじまる新しいNISAだということです。

人生には数多くの分岐点が存在する。

YOHの考え

 今回は2024年からはじまる新しいNISAが資産形成上、大きな分岐点になることについて考えてみました。

 実際に新しいNISAは非課税枠が非常に大きく、非課税期間も恒久化されていることから、資産形成をする上で欠かすことができない制度であることに間違いはありません。

 そして、使い方によっては無理なく1億円以上を作ることができると私は考えています。

 今回は年間360万円と120万円という投資額を例に挙げましたが、実際にはそのような金額を投資に充てることができない世帯は少なからずありますね。

 ・月1万円の積立投資

 ・年間10万円の積立投資

 このような投資額であっても問題ないということです。大切なのは、自分の状況に合わせて少しずつ資産形成をしていくということです。

 ・少額しか投資をできないから新しいNISAは使わない

 ・少額を大きく増やすために暗号通貨を運用する

 このような資産形成方法が分岐点になり得るのかを考える必要があるということです。

 資産形成というのは長年付き合っていくもので、その期間内には分岐点というものが少なからず訪れます。

 ・積立投資をはじめてみる

 ・投資金額を増やす

 ・別の投資手法を試みる

 このようなひとつひとつの選択によって、将来の状況が大きく変わってくるのが資産形成です。

 そして、2024年は新しいNISAによって、多くの投資家が資産形成の分岐点を迎えることになります。

 しかし、私としてはこれまでと変わることなく長期投資を継続していくことが重要だと考えています。

 ・節約によって投資に充てるお金を増やす

 ・コツコツと積立投資をしていく

 このようなスタンスを変えることなく、2024年の大きな分岐点を通過していこうと考えています。

 ご覧いただきありがとうございました。

 新しいNISAの積立金額比較はこちらで記事にしています。

fire-money.hatenablog.com

 新しいNISAで投資期間を長く取ることができないケースについてはこちらで記事にしています。

fire-money.hatenablog.com

 新しいNISAを使うことだけで老後の心配はなくなる、とはならないですね。資産形成で大切なことは長く堅実に続けることです。

fire-money.hatenablog.com