株式投資のイメージ
株式投資に全く馴染みのない方が株式投資に抱いているイメージはインデックス投資のような長期の積立投資ではありません。
・デイトレード
・スイングトレード
・株主優待投資
よくあるイメージとしてはこのような株式投資ですね。コツコツと資産形成するのではなく、ギャンブルに近いイメージを持たれているということです。その理由はSNSやマスメディアによるところが非常に大きいですね。
・貯金0円から1年で資産1億円に到達
・5年で10億築いて悠々自適に生活しています
真偽のほどはさておき、このようなアピールは非常に目を引き、誰しもが憧れるからですね。しかし、このようなことは誰にでもできるわけではありません。1万人が挑戦すれば9,999人が失敗する、このような資産形成方法だということです。
投資初心者におすすめなのはインデックス投資
投資初心者にとっておすすめなのは長期のインデックス投資です。特に会社員や公務員とは非常に相性がよい株式投資ですね。
・どれだけ失敗しても借金を背負うことがない
・銘柄と時間を分散することができる
・少額から取り組むことができる
・国からの後押しがある
このような特徴があるからです。私が最もよいと感じるのは「国からの後押しがある」ということです。
・iDeCo
・NISA制度
この2つの制度は、国が長期のインデックス投資を推奨しているということを表しています。年金を管理運営する厚生労働省はiDeCo、金融の安定化や預貯金について考える金融庁がNISA制度を管轄しており、2つの省庁が国民の資産形成について手を打っていることがわかります。
インデックス投資を実践できる初心者は少ない
初心者にとって長期のインデックス投資は資産形成においておすすめできますが、インデックス投資をはじめたかたと言って、誰しもが順調に資産形成できるわけではありません。
多くの方がインデックス投資のルールを守ることができないということです。
・優良な投資信託やETFを見つける
・毎月決まった額を資産投下する
・積み立てた資産は取り崩さない
インデックス投資で守るべきルールはザックリと言ってこの3つだけです。これを少なくとも15年以上続けることによって、長期のインデックス投資で資産形成することができるのですね。
長期のインデックス投資で難しいのは「積み立てた資産は取り崩さない」ということです。
・大幅な含み益
・元本割れ
このように資産状況に変化があっても、利益確定してはいけないということです。複利効果と時間分散効果を活かすことができないからですね。一般的な公務員や会社員がコツコツとインデックス投資を続ける場合、資産増加を感じるには30年は見ておく必要があります。
・月々3万円投資信託やを積立購入(年間36万円)
・5年間続ける
・年利4%
この場合、投資元本が180万円に対して運用益が約19万円です。一般的な公務員や会社員にとって月々3万円を株式投資のために捻出することは簡単ではありません。
節約や我慢が必要です。それを5年間続けて得ることができる金額が19万円というのは割に合わないと考える方は少なくないですね。
同条件で30年間インデックス投資を続けた場合、投資元本は1,080万円、運用益が約1,000万円になります。30年間かけることによって、投資元本と同じだけの運用益を得ることができるということです。
YOHの考え
投資初心者にとって長期のインデックス投資は最もよい投資手法のひとつです。
・どれだけ失敗しても借金を背負うことがない
・銘柄と時間を分散することができる
・少額から取り組むことができる
・国からの後押しがある
このような特性は株式投資初心者にとってメリットが非常に大きいからですね。しかし、このようなメリットを活かすには長く続ける必要があります。5年や10年では長期のインデックス投資は成り立たないということです。
・月々3万円を捻出
・相場下落時には含み損が出る
このような状況を我慢しながら続ける必要があるということです。そして、月々3万円というのは一般的な公務員や会社員にとって少ない金額ではありません。
・月に数回外食に行ける
・月に1回国内旅行に行ける
・貯めれば年に複数回海外旅行に行ける
・趣味や浪費に使うことができる
このような日々の生活に彩を与えてくれるのが公務員や会社員にとっての月3万円という金額です。長期のインデックス投資が続かないのは、この費用を捻出できなくなることが原因であることが非常に多いということです。
・経済的に投資資金を捻出することが難しい
・含み損を抱えて気持ちが折れてしまう
このようなことで投資費用を捻出できなくなってしまうということです。逆に言ってしまえば、これを避けることができれば長期のインデックス投資は非常に簡単なものとなります。
・余裕資金のさらに余裕のある範囲で行う
・積立状況を全く気にしない
続けることができない解決策としてはこのような方法がありますね。私の場合はきっちりとしているわけではありませんが、概ねこのような方法を取ることによって、何とか長期のインデックス投資を続けることができています。
長期のインデックス投資は15年以上と言われていますが、人によってはそれでは投資期間が短い場合があります。
・長期のインデックス投資は30年以上の投資期間を取る
これぐらいの気持ちですることが必要だと私は考えています。ご覧いただきありがとうございました。
S&P500の下落についてはこちらで記事にしています。下落の目安は過去のデータですね。
長期投資と相性がよいのがiDeCoとつみたてNISAですね。