公務員や会社員世帯の資産形成
公務員や会社員世帯の資産形成で重要はことは2点だけです。
・資産運用
・支出コントロール
この2つをすることによって、資産を増やすことができます。どちらか一方だけでは、資産形成することは難しいですね。
資産運用
資産運用には様々な種類があります。
・株式投資
・不動産投資
・コモディティ
・暗号通貨
・定期預金
・債券
ざっと挙げるだけでも、これだけの種類があり、これらをさらに細分化していくと、数限りない種類の資産運用方法があります。それらを各世帯の状況に合わせて組み合わせて行く必要があります。
・損をしてもよいので、短期的に大きく資産を増やしたい
・元本毀損せずに、時間をかけて資産を増やしたい
このように考え方が異なれば、選択する資産運用の種類も異なってきます。短期投資、長期投資のどちらがよいということはありません。大切なのは、目的に合った投資手法を適切に選択する必要があるということです。
・短期的に資産を増やしたい → 債券を中心に資産運用する → 不正解
・長期的に資産を増やしたい → 債券を中に資産運用する → 正解
このように、同じ金融商品を選択しても、目的が異なれば、適切な投資とならない場合があります。
資産運用においてまず決めることは、目的です。そして、後から金融商品を選択する必要があるということです。
支出コントロール
公務員や会社員世帯の資産形成でもうひとつ大切なことは、支出コントロールです。私は、公務員や会社員世帯の資産形成では、資産運用よりも支出コントロールが重要だと考えています。
・基礎生活費
・それ以外の出費
支出コントロールは家計におけるこの2つの支出を見直して、無駄な支出を把握して抑えることです。
・住宅費
・光熱費
・医療費
・食費
・日用品費
・通信費
・保険
・車両
基礎生活費として代表的なものはこのようなものですね。これらは、見直しと世帯の工夫によって支出コントロールすることができます。基礎生活費の支出コントロールの特徴としては、一度見直すと、すぐに効果が出て長く続くことが挙げられます。
それ以外の支出は主に大きな買い物や贅沢費です。
・家電購入費
・外食代
・旅行代
・娯楽費
・趣味の費用
このようなものがそれ以外の支出として挙げられます。これらは、世帯の状況によって、使う金額が異なることが特徴です。
・年収1億円で趣味に月10万円使う
・年収400万円で趣味に月10万円使う
使っている金額は同じでも、年収1億円の方が趣味に月10万円使う方は慎ましく感じるのに対して、年収400万円の方は過剰な浪費と感じる方が多いのではないでしょうか。
一概に、どれだけ使っているかで考えることが難しいのが、贅沢費などの支出コントロールです。
両方を完璧にする必要はない
資産運用と支出コントロールは資産形成において非常に重要ですが、これらを完璧にする必要はありません。特に、資産運用に関しては特に当てはまります。
・時間
・手間
株式投資などは、これらを費やしたからと言って、運用成績がよくなるものではないのですね。ずばり言ってしまえば、費やしたものとリターンが釣り合っていないことが当たり前という世界なのです。
・時間をかけて株式の勉強をして選び抜いて購入した企業が倒産した
・適当に購入した企業の株価が暴騰した
このようなことは、株式投資においてはありふれているということです。
一方で、支出コントロールは手間と時間をかけた分だけ成果が出ます。
・電力会社の契約を見直して月の支出が2,000円下がった
・日用品をふるさと納税でもらって、月の支出が1,000円下がった
このように、手間と時間をかけると成果が目に見えて分かるのが支出コントロールですが、やり過ぎるとQOLが著しく低下してしまいます。
・真夏でも冷房を入れない
・食費節約のため、2時間かけてスーパーをはしごする
支出コントロールは一定のラインを超えてしまうと、時間と手間に対して成果があまり上がらないということになるのですね。
YOHの考え
私は、資産運用と支出コントロールは両方とも70点取ることができればよいと考えています。
・手間のかからない長期のインデックス投資
・サテライトで日本株、REIT、新興国株式
資産運用に関しては、私はこのようなスタンスです。のんびりと構えているので、利益を取り逃がしていることも多々あるでしょうが、これが手間と時間が合っていると考えています。
・基礎生活費はある程度見直しをする
・食費などはあまり気にせず買い物をする
・浪費は本当に欲しいものだけを考えて購入する
支出コントロールに関しては、このようにしています。資産運用と支出コントロールに取り組んではいますが、ガチで取り組んでいるわけではないのですね。しかし、効果は非常に大きいと感じています。
資産運用と支出コントロールと合わせることは、一方を極めるよりも効果が高いからですね。
・投資0点
・支出コントロール 90点
・合計90点
頑張っているのに資産が増えて行かず、疲れがたまる世帯で多いのはこのパターンです。支出コントロールに時間と手間をかけてよい点数を取るのですが、投資をしていないので、合計点が上がらないのですね。
・投資 70点
・支出コントロール 70点
・合計 140点
公務員や会社員世帯の資産形成は総合力で勝負をする必要があります。そのため、両方でそれほど点数が高くなくても、合計点が平均的な世帯よりも高くなるのが、両方に取り組んでいる世帯です。
・投資 80点
・支出コントロール 90点
・合計 170点
このような世帯は、投資と支出コントロールが趣味となっているような世帯ですね。資産形成の速度は非常に早いのですが、誰もが到達できる領域ではありません。
・ほどよい資産運用
・ほどよい支出コントロール
これだけで、平均的な世帯よりも資産形成を進めることができると、私は考えています。ご覧いただきありがとうございました。
公務員や会社員世帯の資産形成についてはこちらでも記事にしています。
老後の生活において重要な年金と資産形成については、こちらで記事にしています。
資産形成と同様に重要なのは健康です。私は、健康の方が大切だと考えています。それについては、こちらで記事にしています。