YOH消防士の資産運用・株式投資

消防士の資産運用、株式投資、仕事について紹介しています。

年収1,000万円公務員・会社員の手取り額、年金額から豊かな暮らしができるかを考えてみる

年収1,000万円とは

 年収1,000万円というのは、会社員や公務員にとって憧れと言ってよいですね。

 ・誰しもが到達することができない

 ・給与所得者の上位数パーセント

 年収1,000万円というのはこのような領域だからですね。

 そのように考えると、年収1,000万円以上とは間違いなく高所得者です。年収1,000万円の方を1,000万円プレイヤーなどと言うのは、そういった憧れも多分に含まれていますね。

 公務員に限って言えば、1,000万円プレイヤーは地方都市では非常に稀です。

 かなり上位の管理職や50代後半で多忙な部署に配属されて、残業をバリバリこなしている方でようやく到達できる年収です。

f:id:fire-money:20211121173245p:plain

 年収1,000万円以上の給与所得者は4.2%です。会社員で言えば、間違いなく高属性サラリーマンと言える方ですね。

 しかし、年収1,000万円なら、税負担や社会保険料負担は非常に大きいものとなります。

f:id:fire-money:20211121173530p:plain

出典 転職Hacks 知らないと損する転職術

 世帯の状況によって差はありますが、手取りは概ね700万円~730万円です。ボーナスを含めて年間給与が16カ月分(ボーナスは夏冬合計4カ月)とすると、月の支給額は約45万円ですね。

 ・年収1,000万円

 ・手取り730万円

 ・月々の手取り45.75万円

 ・ボーナス183万円/年

 これが年収1,000万円のキャッシュフローです。

年収1,000万円の厚生年金受給額

 公務員・会社員の場合、原則65歳から厚生年金が支給されます。年収1,000万円の公務員・会社員の厚生年金額を確認しておきます。

 ・年収1,000万円

 ・標準報酬月額62万円

 ・厚生年金払込期間(22歳~60歳)

f:id:fire-money:20211121175759p:plain

出典 三井住友銀行

 年収1,000万円の公務員・会社員の厚生年金受給額は19.1万円/年です。年収1,000万円の期間などによりますが、概ねの金額としての参考にはなりますね。ここから大きく外れることはないということです。

 妻が専業主婦の場合、月6.5万円(年間78万円)が上乗せされるので、65歳以降のキャッシュフローは25.6万円/月(年間307万円)になります。

年収1,000万円は思い描くような生活はできない

 ・現役時の月々の手取り 45.75万円(ボーナス183万円/年)

 ・65歳以降の手取り 19.1万円(夫婦で25.6万円)

 これが年収1,000万円の公務員・会社員のキャッシュフローです。私の印象になりますが、そこまでの贅沢はできない、という印象です。

 ・今我慢していることにもっとお金が使える

 ・毎日外食することができる

 ・教育資金の心配がなくなる

 ・お金に対する心配事がなくなり心豊かに暮らせる

 考え方にもよりますが、このようなことは難しいですね。

 ・住宅ローン10万円

 ・車両維持費5万円

 ・保険料2万円

 ・食費10万円

 このようにランニングコストがかさんでしまうと、ゆとりのある生活は送れなくなってしまいますね。

精神的に楽な暮らしは年収よりも支出を抑えること

 年収がいくら高かろうと、ランニングコストが多ければ、自由に使うことのできるお金は少なくなります。ずばり言ってしまえば、公務員・会社員が精神的に楽な暮らしを求めるのであれば、支出を抑えるしかないということです。

 ・住居費

 ・車両費

 ・保険費用

 ・通信費

 ・食費

 ・日用品費

 ・光熱費

 このような生活のランニングコストは、世帯で工夫することによって抑えることができる支出です。そして、収入から生活のランニングコストを除いたお金が自由に使えるお金ということですね。

 ・30万円(月の収入)-20万円(生活のランニングコスト)=10万円(自由に使えるお金)

 公務員・会社員が精神的に楽な生活をするためには、収入を上げるよりも、生活のランニングコストを抑える方が効率的です。多くの公務員・会社員は年収1,000万円以上になることはないからです。

f:id:fire-money:20211121182724j:plain

感覚によるが、年収1,000万円ではメルセデスベンツに乗ることは難しい

YOHの考え

 年収1,000万円あれば何がしたいか、というアンケートに並ぶ第1位は住宅関連です。

 ・ローン返済に充てたい

 ・戸建てを買いたい

 ・リフォームしたい

 このようなことは、ある程度の年齢になれば誰しもが考えることですね。そして、このようなことは、年収1,000万円無くとも十分にすることができます。

 ・旅行

 ・教育資金

 ・投資

 このようなことも、規模にもよりますが、年収1,000万円無くとも十分にすることができますね。もちろん、日々の生活費がカツカツではすることはできません。

 そして、日々の生活がカツカツになっていまう原因は収入ではなく、支出に問題がある場合が非常に多いのですね。

 お金があるから使ってしまう、では今の生活を含めて、先の生活が苦しくなっていくことは容易に想像することができるからですね。

 一度上がった生活水準を下げることは非常に難しいことです。今を生きることは重要ですが、先々の準備をしておくこともまた、重要です。

 ・現役時の月々の手取り 45.75万円(ボーナス183万円/年)

 ・65歳以降の手取り 19.1万円(夫婦で25.6万円)

 公務員・会社員で4.6%しかいない年収1,000万円プレーヤーでこのようなキャッシュフローということを考え、生活していく必要があるということです。ご覧いただきありがとうございました。

 年収1,000万円というのは高所得者かについてはこちらので記事にしています。

fire-money.hatenablog.com

 資産1,000万円を低リスクで運用する方法についてはこちらで記事にしています。

fire-money.hatenablog.com

 資産運用で通過点の目標ひとつになるのが1,000万円です。それについてはこちらで記事にしています。

fire-money.hatenablog.com