資産形成で大切なこと
公務員や会社員世帯の資産形成において大切なことは、倹約と資産運用です。どちらかが欠けていると、世帯での資産形成は滞ってしまいます。
・日々の生活は節約しているけど、資産は預貯金だけ
・資産運用を積極的にしているけど、趣味に散財する
公務員や会社員世帯でお金に対して危機感がある割に資産が築けていない世帯は、このどちらかである場合が多いですね。
・日々の節約もせず、散財もする
これは、資産形成という面だけで見れば最もよくない世帯の状態ですが、こういった世帯は多くはありません。
資産形成が上手く行っている世帯のデメリット
一方で、資産形成が上手く行っている世帯は、倹約と資産運用のバランスがよいことが挙げられます。
・日々の生活はほどほどに節約
・資産運用は余裕資金で行っている
公務員や会社員世帯で資産形成が上手く行っている世帯はこのような場合が非常に多いですね。
しかし、資産形成が上手く行っている世帯で多いのが、「お金を使えなくなる」ということです。
お金使えなくなる問題
公務員や会社員世帯で倹約と資産運用を積極的にしていると、お金を使うことが減っていきます。
・趣味
・贅沢
・ファッション
・飲み会
世帯によって差があるでしょうが、私の世帯ではこのようなことにお金を使わなくなりました。
・趣味はお金をかけなくても楽しめる
・身の丈に合わない贅沢は楽しくない
・衣類は清潔であればよい
このようなものに使わないお金を資産運用に回した方がよいと考えるからですね。
・3万円の配当を得るには、100万円~150万円の株式を保有しておく必要がある。
・3万円には、〇〇時間の時間外手当と同じ価値がある。
さらに、お金に対してこのように考えるようになり、お金をますます使わなくなります。
そうなってくると、本当に必要なちょっとした贅沢にもお金を使えなくなってしまうのですね。
資産運用を夫婦で熱心にしている世帯ほど、この「お金が使えなくなる問題」という沼にはまることになります。
お金使えなくなる問題の実例
私の世帯もこのお金使えなくなる問題の沼にはまりました。妻はランニングが趣味なのですが、資産運用にどっぷりとはまったため、お金使えなくなる問題の沼にハマり、ボロボロになっているランニングシューズを使い続けていました。
・まだ全然使えるよ(いや、かかとが割れています)
・洗えば問題ないよ(問題だらけです)
・セールを待って購入するつもり(いや、何回もセールを見送っていますが・・・)
・今日はランニングシューズを買いに行こう!(結局見ただけで買わずに帰宅)
このようなことが、お金使えない問題の症状です。本人は節約のつもりが、限度を超えてお金を使わないようになったため、本来使うべきところにお金を使えなくなってしまいます。
程度の差はありますが、私も似たような状態になっていました。
・まだ使えるかな
・金銭的に余裕はあるけど、買うのがもったいない
このようなことから、基礎生活で必要な金額以外は使わない生活をしていたのですね。
お金を使えない問題の解決方法
私の世帯では、お金使えなくなる問題は、ある程度解決されています。その解決方法は「お互いが欲しいものをプレゼントする」ということで解決しています。
・自分のためにお金を使うなら、資産運用や貯蓄にお金を使いたい
・自分のための贅沢は必要最小限でよい
お金使えなくなる問題の根本はこの2点からくるものです。ずばり言ってしまえば、自分のためにお金を全く使わなくなるということです。
・妻に喜んでもらいたい
・こどもに楽しんで欲しい
本来、お金にはある程度の余裕があるので、このようなことであれば、贅沢費にお金を使うことはできるということです。
・自分から妻にランニングシューズをプレゼントする
これには、何のためらいもなく、お金を使うことができるということです。そして、そのお返しという形で、妻は私が欲しかったものをプレゼントしてくれます。
このように、お互いが欲しいものをプレゼントし合うことによって、私の世帯ではお金使えなくなる問題を解決しています。
YOHの考え
お金に対してしっかりと向き合って、倹約と資産形成をしている世帯ほど、お金使えなくなる問題の沼にハマってしまいます。お金を使わないことによって、資産形成が進むことは間違いありません。
しかし、過剰なまでの倹約はすべきではないと、私は考えています。ある程度、世帯の収入に見合った贅沢費は使ってもよいということです。贅沢費の目安としては、手取りの5%と言われていますが、私の世帯ではそこまでは使うことが難しいですが、プレゼントという形であれば、贅沢費は多く使ってもよいと考えています。
・大切に使うようになる
・使うたびに妻に感謝するようになる
このようなことがあるので、欲しいものを妻にプレゼントしてもらうことは、同一商品を自分で購入するよりも価値があるものになると考えています。思いが上乗せされるからですね。
倹約してお金を使わない生活に慣れすぎると、本当に必要な贅沢費まで使わないようになってしまいます。お金は貯めるだけで精神的安定をもたらしてくれますが、幸せ引換券でもあります。
・自分のためには使えないが、妻やこども、友達のためなら使うことができる
このようなことにお金を使える方は多いと私は考えています。それなら、お金使えなくなる問題はプレゼントし合うことによって解決することができると、私は考えています。
ご覧いただきありがとうございました。
夫婦での資産形成についてはこちらで記事にしています。私の世帯では別々に資産運用をしています。
夫婦での家計管理はこちらです。家計管理は様々な方法があります。
保険については、妻には一定の生命保険をかけておくべきと考えています。