YOH消防士の資産運用・株式投資

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公務員ダブルインカム世帯の経済状況と安定性

公務員のダブルインカム世帯

 共働き世帯の中で最も安定感があると言われているのが、夫婦共に公務員である世帯です。

 ・平均よりも高い年収

 ・安定した給料

 ・高額な退職金

 ・離職率が低い

 ・よほどのことがない限り懲戒免職にならない

 ・育児休暇など福利厚生がある程度充実している

 お金や仕事の面で見ればこのようなことがあると言われているからですね。

 公務員として働いている立場からすれば、やや誇張されているとは思いますが、多くの民間企業と比較すると、給料面や労働形態はある程度優遇されているということです。

 私の職場でも夫婦共に公務員という方はおられます。そして、先日、そのような方と子育ての話をしていると、方向性が変わってお金の話になりました。

 ・貯金を全くしていないけど大丈夫かな

 ・YOH君の世帯は何かしているの

 ・株式投資ってどうかな

 このようなことを聞かれて返答にやや気を使いましたが、私が感じたことは「公務員のダブルインカム世帯ってどれくらいの金銭的水準なんだろうか?」ということです。

 ・公務員ダブルインカム世帯のお金の状況

 ・公務員ダブルインカム世帯の老後の金銭事情

 ・公務員ダブルインカム世帯に株式投資は必要か

 今回はこの3点について考えてみたいと思います。

公務員ダブルインカム世帯のお金の状況

 公務員ダブルインカム世帯の特徴として最も大きいのは世帯年収が非常に高いことですね。

 ・40代

 ・勤続年数 25年

 私と話をした同僚はこのような属性です。そして、このような属性であれば、年収は700万円ほどになります。これが単純に2倍になるということなので、世帯年収は1,400万円になります。

出典 

1. 平均給与|国税庁

 国税庁の資料によると、平均給与はボーナスを含んで468万円となっています。そのため、夫婦共にフルタイムで働いているケースであれば、世帯年収は1,000万円に届かないということが一般的だということです。

 そのように考えると、40代夫婦で世帯年収1,400万円というのは非常に高年収ですね。

 ひとりで1,400万円稼ぐよりも税金面でも優れているため、手取りは1人当たり530万円、世帯で1,060万円ほどになります。

 そして、年齢によってさらに伸びていくことを考えると、50代になれば世帯年収は1,600万円以上になるということです。

 そして、公務員のダブルインカム世帯であれば、退職金についても2名分入ってくることになります。

 公務員の退職金は減少傾向で、退職時の月収や役職、勤続年数によって差がありますが、定年退職まで勤め上げれば1,600万円~1,800万円がボリュームゾーンとなります。

 これは減少していくでしょうが、それでも1,500万円ほどはあると考えておいてよいですね。

 そのため、公務員のダブルインカム世帯では退職金で3000万円の収入があるということです。

公務員ダブルインカム世帯の老後の金銭事情

 公務員ダブルインカム世帯で全く貯金が無い状態で定年退職を迎えても、退職金によって世帯で3000万円のキャッシュがあることになります。

 そして、65歳から厚生年金を夫婦で受給するケースを考えてみます。

 厚生年金支給額は「平均標準報酬月額×0.005769×加入月数(480カ月)」で計算すると以下のようになります。

 ・44万円(平均標準報酬月額) × 0.005769 × 480 = 121.8万円

 ※40年間の平均年収を600万円と過程

 これに国民年金の年間受給金額78万円をあわせると、1人当たりの年金支給額は199.8万円、世帯での受給金額は399.6万円となります。

 65歳以降になって、年間約400万円の世帯年収があるということですね。他の収入が無くとも、年金受給だけで月々33.3万円を使って生活できることになります。

 これは暮らしぶりを考えるとかなり余裕のある生活が送れると考えてよいですね。

 ・住宅ローンを完済している

 ・こどもが自立している

 このような状況であれば、退職金の3000万円と年金受給が月に33.3万円あるというのは、老後の備えとしては盤石と考えておいてよいということです。

公務員のダブルインカム世帯は強力。株式投資などは無理にする必要は無い。

YOHの考え

 公務員のダブルインカム世帯の金銭事情について考えてみました。

 ・世帯年収 1,400万円

 ・手取り年収 1,060万円

 ・退職金 3,000万円

 ・年金受給額 年間400万円

 公務員のダブルインカム世帯の金銭事情はこのようになります。

 これを見ると、一般的な生活水準であれば、お金の心配はしなくともよいと考えておいてよいですね。

 夫婦で真面目に仕事をこなして、定年退職まで勤め上げれば、働いている時はもちろんのこと、老後生活も現役時にそれほど準備をする必要は無いということです。

 ・持ち家(3500万円の家を35年ローン)

 ・こどもが1人

 ・夫婦で趣味に散財している

 ・貯金を計画的にしているわけではない

 私と話をした同僚はこのような状況ですが、公務員のダブルインカム世帯であることを考えると、そのまま仕事を続けるだけで現在の生活水準を維持するだけで問題ないということです。

 ・老後の不安

 ・年金の問題

 このような不安を株式投資などのリスク資産で解消する必要はそれほどないということです。

 それほど、公務員のダブルインカム世帯というのは金銭的な面から見れば強力だということですね。

 YOH世帯は妻は公務員ではありませんが、それなりに収入があり、お互いが株式投資をしています。

 その最も大きな理由のひとつがリスクヘッジによるものです。

 ・離婚した場合

 ・けがや病気で働けなくなった場合

 ・こどもに多額のお金がかかる場合

 ・退職金の減額

 ・年金受給額の減額

 このような人生におけるリスクを考えて、共働きであっても株式投資などの資産運用をして資産形成していくというのがYOH世帯の考え方です。

 そして、このような人生におけるリスクと株式投資のリスク、どちらがよりリスキーであるかというのは世帯によって捉え方が異なります。

 ・株式投資の方がリスキーと考える

 このように考えるのであれば、無理に株式投資をする必要はないということです。

 そして、公務員のダブルインカム世帯は少々の人生のリスクを解消できるだけの金銭的な余裕はあるということです。

 それほど、公務員のダブルインカム世帯の金銭事情は盤石で、無理に株式投資などの資産運用をする必要は無いと、私は考えています。

 ご覧いただきありがとうございました。

 私自身は共働き世帯であっても今後は困難な時代になってくるという不安があります。その備えのひとつが株式投資などの資産運用だと考えています。

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 公務員のダブルインカム世帯であれば、住宅取得の選択肢は非常に幅広いですね。住宅は負債と割り切って、子育て環境を充実させることを考えることができるからですね。

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