会社員や公務員の資産形成
会社員や公務員が日々の生活費を作り出す最大の資本は自分自身です。
・株式の配当だけで暮らす
・不動産収入だけで暮らす
SNSやウェブメディアではこのようなことを見かけますが、これは超特殊な例外と言ってよいですね。
多くの会社員や公務員は日々の暮らしを送るだけで、資産形成はそれほどできていない、というような世帯がスタンダードだということです。
これは、一流企業に勤めていたり、会社での地位が高いような方でも同じです。
雇われて働いている以上、労働によって得る対価には限界があるからですね。それこそ、高属性のサラリーマンがどれだけ身を粉にして働いても、年収3,000万円などにと到達することは現実的ではないと言ってよいということです。
その理由は、ひとりが生み出す労働収入には限界があるからですね。
・労働収入には限界がある
・労働収入は頑張りによって上がるわけではない
今回はこの2点を中心にお金を生み出す仕組みについて考えてみたいと思います。
ひとりが生み出す労働収入には限界がある
会社員や公務員が身を粉にして働いても資産形成をすることができない理由として挙げられるのは、人ひとりが生み出す労働収入には限界があるからですね。
そして、労働者の給料は頑張りや労働時間と必ずしもイコールではないということです。
・平均年収400万円の業界で何時間も残業をして会社に貢献する
・平均年収1,000万円の業界で与えられた仕事だけをこなす
このような場合、後者の方が年収が高いケースの方が圧倒的に多いということです。
・人ひとりが生み出す労働収入には限界がある
・頑張りや労働時間は給料とイコールではない
この事実を認識しておかないと、会社員や公務員の資産形成は非常に難しいものになるということです。
・節約
・倹約
労働収入だけで資産形成をしようとするなら、このようなことに取り組む必要がありますが、節約や倹約だけで資産形成するにも限界があります。
収入を増やす方がよいということです。そのため、自分の労働収入以外から収入を得ることができれば、資産形成は楽なものになるということです。
・共働き
・株式投資
会社員や公務員が自分の労働収入以外から収入を得る手段としてはこのようなものが挙げられます。最も確実性があるのは共働きですね。
共働き
共働きは自分の労働収入に配偶者の労働収入を合わせることになるため、確実に収入が増加します。
・収入が減少した場合のリスクヘッジ
・世帯の年入支給額の増加
・配偶者の社会保険の充実
そして、共働きには収入増加以外でこのようなメリットがありますね。しかし、デメリットも少ならずあります。デメリットとしては、主に時間に関することですね。
・家事が疎かになる
・お互いの時間が取れない
・仕事の優先順位が高くなっていまう
ザっと挙げるとこのようになります。そのため、共働きは全ての世帯で取り組めることではないということです。収入を上げるメリットと比較して、時間を失うデメリットが大きければ、取り組むことには慎重になる必要がある方法です。
株式投資
自分以外の労働収入を得る方法として次に挙げられるのが「株式投資」です。株式投資は誰でも実践することができますが、確実に収入を増やしてくれるものかと言えばそうでは無いですね。
・自分に合った株式投資
・株式投資についての正しい知識
株式投資で収入を増加させるには、このようなものが必要です。また、誰でも取り組むことができますが、はじめるための精神的なハードルは低くはないですね。
・デイトレード
・レバレッジ取引
一般的に株式投資にはこのようなイメージがあり、投資したお金を全額失ってしまう、といった印象を持たれている方が少なくないのですね。そのため、頑張って働いて得た給料を堅実に貯金している方ほど、新規参入しにくいということです。
会社員や公務員の資産形成は、仕組み化することが大切。
YOHの考え
私は地方都市の救急隊員として働いていますが、私の労働収入だけで家族を養って生活していくことは可能です。
しかし、私の労働収入だけで、将来に向けた資産形成を十分にできるかと言えば、そうではないですね。
・こどもに対する十分な学費
・自分自身の老後の貯え
このようなことにお金を回すことはできないということです。
そのため、私が資産形成を行うには、自分の労働収入以外を獲得する必要があるということです。
・妻の労働収入
・株式投資
YOH世帯の場合、この2つの収入があるから私自身が資産形成に取り組むだけの金銭的余裕が生まれているということです。
会社員や公務員世帯が1馬力で生活費を捻出しながら、将来に向けた資産形成に取り組むというのは、非常に難しいことです。
金融資産を多く所有している方を見てみると、ほぼ全ての人が自分の労働収入以外にお金を得る仕組みを持っています。
・会社を作って社員に働いてもらう
・地主として土地を所有している
分かりやすい例としてはこのようなことですね。
会社を作って社員に働いてもらえば、労働収入は倍々で増加させていくことができるでしょうし、地主として土地を持っていれば、それを貸し出すだけでお金を得ることができます。
いずれにしても、お金を生み出す仕組みを獲得しているということです。
しかし、会社員や公務員にとって、このようなことは現実的ではないですね。しかし、共働きや株式投資というのは、それほど高いハードルではありません。
労働収入だけで生活して資産形成していくことは素晴らしいことに間違いはありません。
・会社に貢献して収入を得る
・会社のために身を粉にして働く
しかし、このようなことをして貯金するだけで将来の蓄えを作ることができない世の中になっているということです。それは、年金掛金の増加や所得代替率の低下を見ても明らかです。
会社員や公務員が資産形成するためには、自分の労働収入だけではなく、お金を生み出す仕組みを作り出すことが必要不可欠だと、私は考えています。
ご覧いただきありがとうございました。
資産形成の目安になるのは、野村総研の金融資産保有額ピラミッドですね。しかし、これは見方を変える必要があります。
資産形成していく上でも浪費は大切ですね。浪費とお金を粗末に扱うことは別ですね。
株式投資は夫婦で取り組むことができれば資産形成としてプラスになることが多いですね。