お金の格言
お金についての格言は数多くありますが、実感できるものとそうでないものがありますね。
・金の切れ目が縁の切れ目
・地獄の沙汰も金次第
・安物買いの銭失い
・悪銭身に付かず
代表的な格言とはこのようなものですね。どれも当たり前と言えば当たり前と感じますが、私の感覚では「地獄の沙汰も金次第時折」は当てはまらない場合が多いと感じます。
しかし、多くのものは、ハッとさせられることがありますね。そんな中でも、資産形成をしていくまではただの格言、と思っていたものの中で特に身に染みて感じたものがあります。
・お金を粗末に扱うとお金から嫌われる
社会人になって資産形成をしていくうちに、この格言はその通りだとしみじみと感じます。しかし、お金を粗末に扱う、というのは贅沢をしないことではないですね。
・貯金をせずに趣味に多くのお金をつぎ込む
・年収500万円で家賃20万円のマンションに住む
このようなことは、お金を粗末に扱っているかというのは、人によって異なるということです。私は、このことを自分が資産形成していく内に学ぶことができました。
それまでは、「浪費や無駄使い=お金を粗末に扱うこと」だと思っていたということです。しかし、それは違うということです。
今回は、お金を粗末に扱うというのは、どのようなことなのかを考えていきたいと思います。
お金を粗末に扱うとはどのような行為か
お金を粗末に扱う、というのはもちろん、紙幣や硬貨を乱暴に扱うわけではありません。
・お金を床に置いたままにする
・硬貨を投げる
このような行為ではなく、等価交換をする際の価値的要素で大切に扱わないことですね。しかし、お金を粗末に扱う、というのはキッチリとした定義付けがありません。
バチっと正解の出るものではなく、人それぞれによって答えが異なるということです。
・100万円のブランドバックを購入する
・500万円の装飾品を購入する
これらの行為だけを見ても、それがお金を粗末に扱っているかは判断できないということです。
・突発的に欲しくなり、消費者金融から借金をして購入
・長年欲しかったので、毎月コツコツと貯金して購入する
100万円のブランドバックを購入することを考えてみても、この2つのパターンでは印象は全く異なります。多くの方は、前者であれば、お金を粗末に扱っていると感じるでしょうし、後者であれば、そう感じる人は多くないということです。
そのように考えると、お金を粗末に扱うというのは、その使い方や購入する商品の価値ではなく、別のところに基準があるということです。
その基準とは、「お金を使って得たものが、自分にとって満足度が高いか」ということです。
・消費者金融から借金をしてブランドバックを衝動的に購入する → 大切には使わないだろう
・長年欲しかったブランドバックをコツコツ貯めたお金で購入する → 大切に使うだろう
ブランドバック購入の例ではこのような意図が読み取れるからですね。
・金額
・購入したもの
・使い方
お金を粗末に扱うとは、このような基準では推し量れないということです。そして、他人にも推し量ることができないということです。
YOHの考え
年収が平均から逸脱することのない場合、お金を粗末に扱っていては資産形成は非常に難しいものになってしまいます。そのため、私は衝動買いなどはしないようにしています。
・適正価格
・使用頻度
・代用品の有無
ものを購入する時は、このようなことを調べてから購入するようにしています。高価なものであればなおさらですね。私にとっては、考えずにものを購入することが、お金を粗末に使っていると感じるからですね。
しかし、全てのケースでこれが当てはまるわけではありません。
・旅行先で食事をする
・観光地で遊ぶ
・趣味にある程度のお金をかける
このようなことに対しては、特に考えることなくお金を使うようにしています。これは自分にとっての浪費に当たるからですね。
・必要最小限しかお金を使わず、資産運用に邁進する
・浪費すること=お金を粗末に扱う
このようには考えないようにしているということです。そして、お金を粗末に扱うことと同様に、浪費についても感覚は人それぞれです。
・自分の大切なことに多くのお金をかける
・他人にとっては価値のないものだが、自分にとっては金銭的以上の価値がある
このようなことにお金を使うことは、お金を粗末に使っていることにはならないということですね。
・みんなが持っている
・みんなが欲しがっている
・自分は欲しくないけど、他人が欲しがっている
このようなことでお金を使うことこそが、お金を粗末に使うということだと、私は考えています。ご覧いただきありがとうございました。
私達が手にしている1万円は1万円以上の労働をしないと手に入れることができません。そう考えると、お金を粗末に扱うことは、資産形成を遅らせることになりますね。
人生設計するのに大切なことは、お金の使い方を区別することです。その支出が何であるのかを把握する必要があるということです。
健康管理にお金を使うことは、非常に有意義なお金の使い方ですね。