固定費の見直し
資産形成において重要な要素のひとつである節約ですが、最も効果があるとされているのが固定費の見直しですね。
・毎月必ず発生する
・毎月数千円でも効果が大きい
・簡単に行うことができる
固定費の見直しにはこのような節約効果があるからですね。この固定費の見直しというのは、他の節約と比較すると非常に効果が大きいですね。
・通信費(携帯電話・ネット回線)
・光熱費(電気・ガス・水道)
・サブスクリプション(有料動画など)
これらは現代の生活をしていく上で欠かすことができないものですが、月々のランニングコストがかかります。
総務省統計局の資料によると、1世帯当たりの平均的な支出の内訳はこのようになっています。
・光熱水道費 17,930円
・保健医療 11,896円
・交通・通信 32,309円
ザックリと固定費を挙げるとこのようになりますね。合計で62,135円になります。
まぁ、これら全てが固定費というわけにはいかないでしょうが、それでも月々同じようにかかる費用が多分に含まれていることになります。
そして、これらは一度契約してしまうと、見直しをすることなく使い続けてしまうものだということです。
・ひとつあたりは大きな金額ではない
・たまに使うから
・見直すのが面倒くさい
このような理由でこれらの固定費は惰性で使いがちになるということです。
そして、このような固定費がかかるサービスというのは、日が経つにつれて新しいものが次々と生み出されます。
そのため、現在使っているサービスよりもより高品質で低料金のものが生まれきている可能性があるということです。
そして、現在使っているサービスについても注意が必要です。
・月々の料金が高くなる
・サービスの質が低下する
このようなことがしれっと行われていることが往々にしてあるからですね。
そのため、年に一度は光熱費やサブスクリプションなどの固定費の見直しをするのがよいということです。
しかし、そう思っていても難しいのが固定費の見直しです。
YOH世帯も年に一度はするように考えていたのですが、見落としてしまっており、高い固定費を1年間払い続けていたことが分かりました。
YOH世帯のケース
YOH世帯が固定費の見直しで見落として固い料金を払い続けていたのは「電気料金」です。
YOH世帯では現在、ソフトバンクでんきを契約しているのですが、これがYOH世帯の電気使用状況からすると非常に割高であることがわかりました。
その理由は、燃料費調整額の変更が行われていたからですね。
YOH世帯がソフトバンクでんきを契約したのが2021年で、その当時に最も安いという理由で契約したのですが、その1年後の2022年に燃料調整額の変更が行われていました。
これによって、電気代が上がっていたのですが、今年はそのまま契約し続けていたことになります。
このお知らせ自体はメールなどで来ていた記憶はあるのですが、それほど気に留めていなかったということですね。
確かに、月々の電気料金は昨年よりも上がっていると感じてはいたのですが、それも気に留めていなかったということです。
・燃料費が高騰していると言っている
・猛暑でエアコンをよく使っている
・数千円ぐらいは誤差の範囲だろう
このように考えて、電気代が高くなってることにそれほど気を留めていなかったということです。
しかし、先日、エネチェンジを利用して電気契約を見直すと電気代が大きく下がることが分かりました。
エネチェンジで現在の契約会社、家族構成、使用量の概算などを入力して安いプランを検索すると、このように年間6.8万円以上安いプランが表示されました。
・さすがにこれはないだろう
・初年度だけで翌年度からは大きく電気代が上がるのだろう
・他の手数料などがかなり高いのでは
このように考えてエネチェンジのコンシェルジュサービスに電話をして疑問点をぶつけてみたところ、現在契約中のソフトバンクでんきの燃料調整単価の増加が判明したということです。
そして、新しい電気契約については、デメリットが無いことも合わせて判明しました。
・契約、解約手数料などは不要
・いつ解約してもOK
・このプランは燃料調整費がかからない(据え置き)
このようなことが分かり、すぐに乗り換え手続きを行いました。
もちろん、この金額というのはあくまでも概算で実際にこれだけの金額がそのまま安くなることはないのでしょうが、それもで月々数千円は安くなるということです。
手続きは10分ほどで終わったので、これで電気代が大きく安くなれば大きな費用対効果を伴う固定費の見直しとなるということです。
YOHの考え
今回は固定費の見直しについて考えてみました。
資産形成において大切なことのひとつは支出を抑えることです。
その中でも大きな効果があるものが「固定費を抑える」ということですね。
固定費を抑えるというのは生活を豊かにすることと反対に捉えられがちですが、そうではないですね。
・同じ料金であればよりよい方を選択する
・自分の状況に合わせたサービスを使う
固定費を抑えるために大切なのはこの2つを考えることです。
何もかも最も安いサービスを使うのではなく、世帯の状況に合わせてカスタマイズすることが固定費を抑えるということです。
・割高な動画視聴サービスを契約しているが、それでしか見られないものがある
・とにかく通信品質にはこだわりたい
このような考えを持っているのであれば、料金の高いサービスを使っても問題ないということです。
自分自身が料金に見合った価値を感じているかが重要であるということですね。
しかし、今回のYOH世帯のような見落しは避けた方がよいですね。
・電力会社を変えても電気の品質は変わらない
・契約変更の手間がほとんどかからない
このようなことで月々数千円電気料金が安くなるのであれば、これほどパフォーマンスのよい固定費の見直しはないということです。
私自身は、固定費の見直しは少なくとも年に1回、できれば半年に1回は行った方がよいと考えています。
現在の日本では様々なサービスが日々生み出されており、それを日々把握して追いかけることは不可能です。
しかし、半年に1回、数時間の見直しを行うだけで月々の支出が数千円安くなる可能性があるのが固定費の見直しであるということです。
ご覧いただきありがとうございました。
資産形成においては投資だけではなく、支出コントロールはかかすことはできないですね。
結婚しているのであれば、家計管理は夫婦で行う方がよいケースがありますね。
家計簿で自分の世帯の強みを把握することは大切ですね。世帯によって強いところは異なります。