YOH消防士の資産運用・株式投資

消防士の資産運用、株式投資、仕事について紹介しています。

【全体の1%以下】株式投資で自分に合った金融商品は限られている

株式の価値は実力と比例しない

 資産運用をしていて感じることは投資対象というのは数限りなくあるということです。

 ・個別株

 ・投資信託

 ・ETF

 身近な株式投資というくくりでも見てもこの3つがあり、そのひとつひとつに何千、何万という種類があります。

 もちろん、全ての金融商品に資産投下するというのは不可能で、自分自身で見つけ出したものを選んで投資をすることになります。

 そして、金融商品の中には資産増加が期待できないもの、ずばり言ってしまえば、投資不適格な金融商品が数多くあることも事実です。

 しかし、投資不適格な金融商品だから人気が無いとはならないのが株式投資です。

 これは一般的なものと比較して異質ですね。例えば、家電製品などは使いにくい、機能が同じであるのに高いのであれば、売れなくなり、値段が下がることが普通です。しかし、株式投資ではそれがあてはまりません。

 ・資本金 700億円

 ・年間売上 8,000億円

 ・経常利益 200億円

 ・全資産 7,700億円(保有している土地や資器材を含む)

 日本の非常に有名な企業でこのような財務状況の企業があります。これだけではこの企業の財務状況は分かりませんが、丁寧に数字を見ていくとかなり怪しいことがわかります。

 ・法定準備金と任意準備金を積み立てると10億円しか残らない

 この企業は非常に有名な大企業であるにも関わらず、自由に使えるお金が10億円しかないということです。しかし、この企業は株主優待などは積極的で、株価はそれなりの値段で推移しています。

 企業としては金欠で危ういにも関わらず、表面上の見てくれはよいので株価がそれなりに高い、こういったことが株式投資においてはありふれているということです。

投資対象は非常に限られている

 株式投資において投資対象は無数にありますが、投資適格な金融商品というのは非常に限られています。ずばり言ってしまえば、投資対象の内、98%以上は投資不適格な金融商品だということです。

 ・名前は売れているのに経営状態は自転車操業の個別株

 ・手数料が著しく高い投資信託

 ・集めたお金を取り崩して分配金として出しているだけのETF

 このような金融商品で溢れかえっているのが株式投資の投資対象だということです。

 当たり前ですが、このような金融商品に資産投下することは避けなければなりません。

 そのため、株式投資で資産形成をするのであれば、2%以下の投資適格な金融商品を選ぶ必要があるということです。

実際には2%よりも少ない投資適格な金融商品

 投資適格な金融商品というのは非常に限られています。そして、投資適格な金融商品の全てが自分にとって投資適格であるわけではありません。

 ・短期的に大きなリターンを生む可能性があるが、損をするリスクも大きい

 ・長期的にリターンを生む可能性が高いが短期的に資産を増やすことは難しい

 このどちらも投資適格な金融商品だった場合、自分の目的が違っていれば、どちらかは自分にとって投資不適格な金融商品となります。

 ・投資的的確な金融商品には間違いないが自分には合わない

 こういった金融商品が存在することを考えると、自分が本当に投資適格だと思える金融商品というのは、非常に限られてくるということです。

自分にとって適格な金融商品を見つけることができていれば、投資は成功していると考えてよい。

YOHの考え

 私は投資で最も大切なことのひとつが、自分に合った金融商品を見つけることだと考えています。これができているのであれば、株式投資は成功していると言ってよいということです。

 ・投資不適格な金融商品に資産投下し続ける

 これは特定の場面を切り取ると成果が出ているように感じることがありますが、長い目で見れば成果が伴わないことが圧倒的に多いということです。

 個別株であえて実力と価値が伴っていない銘柄を購入して、短期的に大きな利益を上げる、という投資手法は誰もが考えるものですが、誰しもが成果を出せるものではありません。

 ・リスクとリターンが見合っている

 ・価値と価格が見合っている

 株式投資の基本はこの2つを満たしているものを選んで資産投下することです。

 そして、このような金融商品は非常に限られており、全体の2%以下だと私は考えています。そして、その2%以下の中から自分に合った金融商品となると、本当に限られており、1%以下だということです。

 ・数個の中から1つを選ぶ

 このようなぐらい選択肢が限られているということです。これはやや極端かもしれませんが、数千の中から1つを選ぶというようなことではないということです。

 株式投資で資産形成していくために大切なことは投資適格な金融商品の中から、さらに自分に合った金融商品を選定することです。

 これを満たす金融商品というのは非常に限られており、悩むほどの選択肢は無いほどです。

 そして、厳選した選択が正しいものであれば、どれを選んでも正解といってよいということです。

 短期的、長期的に見ても大きな差が生じることがないからですね。大切なのは自分自身でしっかりと商品選定を行うことです。

 ・SNSで話題になっている

 ・インフルエンサーがおすすめしている

 このような金融商品は参考にはなりますが、自分にとって適格な金融商品かどうかは別に考えなければなりません。

 自分で考えて選んだ金融商品に資産投下するからこそ、資産形成ができるのだと私は考えています。

 ご覧いただきありがとうございました。

 私が投資適格な金融商品だと感じるのはSBI・Vシリーズですね。投資信託を購入するのであれば、選択肢としては非常に有力です。

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