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【SBI・Vシリーズでは最も不人気】SBI・V・全世界株式インデックスファンドは資産投下対象となるか

SBI・Vシリーズ

 SBI証券から発売されている投資信託にSBI・Vシリーズがあります。

 ・SBI・V・S&P500

 ・SBI・V・全米株式

 ・SBI・V・米国高配当株式

 ・SBI・V・全世界株式

 現在積み立て投資ができるのがこの4つです。どの投資信託もETFを投資対象としていることが大きな特徴です。

 ・SBI・V・S&P500 → VOO

 ・SBI・V・全米株式 → VTI

 ・SBI・V・米国高配当株式 → VYM

 ・SBI・V・全世界株式 → VT

 基本投資割合はいずれも100%なので、これらのETFを投資信託で購入している形になります。

 SBI・Vシリーズは商品ラインナップが追加されていっており、一番新しいものは2022年1月に販売開始されたSBI・V・全世界株式インデックスファンドです。2022年6月時点での時価総額は100億円となっています。

出典 SBI・V・全世界株式インデックスファンド

 投資信託で時価総額が100億円と言えば、非常に人気があることは間違いないのですが、SBI・Vシリーズの中では人気があるとは言い難いですね。

 ・SBI・V・S&P500 6,000億円

 ・SBI・V・全米株式インデックスファンド 830億円

 この2つと比較すると人気の面では見劣りするということです。今回は、SBI・V・全世界株式インデックスファンドは購入すべき投資信託かということについて考えてみたいと思います。

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出典 SBI証券

SBI・V・全世界株式インデックスファンド

 SBI・V・全世界株式インデックスもすでに発売されているSBI・Vシリーズと同様に、ETFを投資対象とした投資信託です。

 ・投資対象のETFはVT

 ・ベンチマークはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

 ・経費率0.1438%(運用管理費用0.0638% 管理報酬0.08%含む)

 ・為替ヘッジ無し

 ・分配金再投資型

 特徴としてはこのようになっています。FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは全世界の大型株から小型株までを網羅しており、値動きに対して時価総額荷重平均型の株式指数です。

 ETFのVTもこのFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマークとしています。そして、同様のコンセプトで販売されている投資信託が「楽天・全世界株式インデックスファンド」です。

 ・SBI・V・全世界株式インデックスファンド 

 ・楽天・全世界株式インデックスファンド 

 ・VT 

 これら3つは名称が異なっているだけで、中身はほぼ同様のものということです。どれに資産投下しても、同様のリターンを得ることができるということです。若干の違いとしては、経費率に差があることです。

 ・SBI・V・全世界株式インデックスファンド 0.1438%

 ・楽天・全世界株式インデックスファンド 0.212%

 ・VT 0.08%

 経費率はこのようになっており、VTを購入するのが、投資信託よりも0.06~0.13%ほどお得ということです。

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出典 SBI・V全世界株式インデックスファンド目論見書

YOHの考え

 SBI・V・全世界株式インデックスファンドはSBI・Vシリーズの中では最も時価総額が低い投資信託です。

 ・SBI・V・S&P500 → 6,000億円

 ・SBI・V・全米株式 → 830億円

 ・SBI・V・米国高配当株式 → 118億円

 ・SBI・V・全世界株式 → 100億円

 2022年6月時点での時価総額はこのようになっています。上の3つとは販売開始時期が違っているので単純な比較はできませんが、最も人気のあるSBI・V・S&P500の時価総額が6,000億円であることを考えると、SBI・Vシリーズの中で人気があるとは言い難いですね。

 しかし、SBI・V・全世界株式インデックスファンドはSBI・V・S&P500と遜色がないほど優れた投資信託だと私は考えています。その理由は、資産運用の理想形のひとつが「VT50%、現金50%」だからですね。

 ・S&P500

 ・全米株式インデックスファンド

 全世界株式インデックスファンドよりも、このような投資信託やETFが優れている点は、利回りの高さと成長性です。

 全世界株式インデックスファンドは大型株から小型株まで全てを含んでいるため、S&P500のような厳選された企業だけを集めた指数と比較すると、利回りや成長性では劣後する傾向にあります。

 しかし、安定性で言えば、全世界株式インデックスファンドの方が優れています。

出典 ブルームバーグ

 オレンジ色がVOO、青色がVTの暴騰率です。どちらも同じような動きをしていますが、動きとしてはVTの方が少ないことがわかります。

 ボラティリティが他の指数よりも少ないことはインデックス投資においては非常に有効です。しかし、その分利回りは低くなるということです。そのため、S&P500などに資産分散することによって、利回りを上げている投資家が多いということです。

 ・資産が10億円ある

 ・成長性よりも安定性を重視する

 このような方はS&P500に集中して資産投下するといったリスクを取る必要はありません。有り余る資産で安定の全世界株式インデックスファンドを保有し続ければよいということです。

 それほどの資産はないけれど、株式投資に安定性を求める。そのような資産運用の別の選択肢として現れたのが、今回のSBI・V全世界株式インデックスファンドです。SBI・Vシリーズの最も大きな特徴はETFを投資信託で購入できることです。

 ・為替手数料を安くするためには、ドル転する必要がある

 ・リアルタイムでの値動きがある

 ・分配金再投資は自分でする必要がある

 ・分配金で1単位購入するためには、ある程度保有する必要がある

 ・少額から購入することができない

 ETFにはこのような特徴があり、これらをデメリットと感じる投資家は投資信託を購入しています。しかし、このSBI・Vシリーズを購入すれば、ETFを購入していることになるということです。

 ・ETFは購入にデメリットが多いけど、VTに資産投下したい

 このような投資家は、経費率の差に納得できれば、SBI・V・全世界株式インデックスファンドに資産投下を考えてもよいということですね。

 また、全世界株式インデックスファンドを購入していないが、積み立ててみたいという方にとっては、一番最初の選択肢になるといってよいですね。

 私自身はSBI・V・全世界株式インデックスに資産投下する予定はありません。楽天・全世界株式インデックスファンドで定期積立を行っているからです。

 ・SBI・V・全世界株式インデックスファンド 0.1438%

 ・楽天・全世界株式インデックスファンド 0.212%

 この2つの経費率の差は0.08%です。1,000万円保有していて、年間8,000円差が出るということですね。この差をどのように考えるのかは個人の価値観によるところです。

 ・SBI・V・全世界株式よりも経費率の安い投資信託は今後販売されない

 ・楽天・全米株式インデックスファンドに3,000万円以上資産投下している

 ・乗り換え作業が手間ではない

 このような投資家は乗り換えて購入を検討してもよいということですね。(楽天・全米株式インデックスファンドに3,000万円資産投下できるのならば、VTを購入する方がよいと考えられますが・・・)

 いずれにせよ、SBI・V・全世界株式インデックスファンドは非常に優良な投資信託であることは間違いないということです。最も人気のあるSBI・V・S&P500とSBI・V・全世界株式インデックスファンドは時価総額にすると60倍の開きがあります。

 しかし、時価総額が大きい投資信託が優れているわけではありません。そして、それが自分にとって適切な投資信託であるかどうかもわかりません。

 投資信託積立で大切なことは時価総額や人気といったことに惑わされることなく、自分の資産状況やリスク耐性にあった金融商品を選択することです。

 そして、多くの投資家にとって、SBI・V・全世界株式インデックスファンドは資産投下対象になり得る投資信託だと私は考えています。ご覧いただきありがとうございました。

 SBI証券からは全自動のラップファンドも販売されています。

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 2022年4月からは人気のETFが買い付け手数料が無料となりましたね。QQQ(Nasdaq100)や不動産ETFのIYRなどですね。

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