SBI ETFセレクション
SBI証券ではSBI ETFセレクションとして、9銘柄のETFの買付手数料を無料にしていました。
・VT
・VTI
・VOO
・IVV
・SPY
・EPI(インド株収益ファンド)
・DHS(米国高配当株ファンド)
・DLN(米国大型株配当ファンド)
・DGRW(米国爆クオリティ配当成長)
この9銘柄の入替が2022年4月1日から行われるということです。入替によって外れる銘柄は以下の5銘柄になります。
この5銘柄は2022年4月1日から買付手数料がかかることになります。そして、2022年4月1日から買付手数料が無料となる銘柄は以下の10銘柄となります。
・GLDM(ゴールドETF)
・QQQ(Nasdaq100ETF)
・SPYD(S&P500高配当株ETF)
・AGG(米国総合債券ETF)
・VGT(米国情報セクターETF)
・IYR(米国不動産ETF)
5銘柄が除外されて、この6銘柄が新たに加えられたことになります。
・S&P500ETFをVOOのみとした
・Nasdaq100連動ETFを追加
・米国債券、セクター別、不動産ETFを追加
・金(コモディティ)を追加
このようなことから考えて、非常によいラインナップだというのが私の印象です。
ETFは買付手数料がネック
ETFを投資対象とした場合、ネックとなるのが買付手数料です。月多くの金額を使ってETFを購入される投資家であれば、買付手数料は微々たるものですが、平均的な公務員や会社員にとってそうではありません。
ETFの買付手数料負担は非常に大きく、運用パフォーマンスに大きな影響を及ぼすこことも少なからずあるというほどの金額です。
SBI証券の米国ETFの場合、買付手数料は約定代金の0.495%が基本となります。そして、上限が22ドルです。この手数料をQQQを購入した場合で考えてみます。
2022年3月19日時点でのQQQの値段は351.49ドルです。
・351.49ドル×2口=702.98ドル
・702.98ドル×0.495%=3.47ドル
QQQを2口購入した場合、3.47ドルの購入手数料がかかることになるということです。1回あたりで見れば小さな金額ですが、QQQを毎月2口定期買付した場合、年間で41.64ドルが手数料としてかかることになります。
・41.64ドル×118円=4,913円
日本円換算すると、約5,000円が買付手数料としてかかるということです。これは少なくない金額ですね。
・22ドル÷0.495%=4,444ドル(52.4万円)
買付手数料上限の22ドルに達するには、ETFを4,444ドル購入する必要があります。これ以上の金額でETFを購入する場合は手数料はお得ということになります。
しかし、日本円にして52.4万円のETFを定期購入するのは、公務員や会社員には難しいですね。手数料を考えた場合、QQQを購入するなら時期を狙った一括購入するしかなかったということです。
YOHの考え
2022年4月1日から買付手数料無料になるETFは非常によいラインナップであることがわかります。
新たに組み入れらたETFはどれも投資対象として魅力があるものですね。私は投資信託を中心に株式投資をしていますが、その理由のひとつは買付手数料がかからないということです。
・個別株
・ETF
このようなものは投資対象として非常に魅力的ですが、手数料を考えるとまとまった金額で購入する必要があるからですね。そのため、ポートフォリオに占める割合はかなり低めになっていました。
しかし、今回のSBI ETFセレクトプランの銘柄入替でETFを少額から買付できるようになったと感じます。
・QQQ
・IYR
私個人としては、この2つのETFが組み入れられたことは非常に大きいですね。少額から時期を見てスポット購入を考えてもよいということです。
4月1日からのSBI ETFセレクトプランの銘柄組み換えは非常に大きな変更で、特に資産投下規模が少ない公務員や会社員投資家にとっては、大きな追い風になると私は考えています。
ご覧いただきありがとうございました。
iシェアーズ米国不動産ETF IYRについてはこちらで記事にしています。
Nasdaq100連動の投資信託で人気があるのはレバレッジ商品ですね。
SBI証券は投資信託にも力を入れています。SBI・Vシリーズが有名ですね。