SBI・Vシリーズ
株式投資で大切だと言われているのが分散投資です。投資対象を分散しておけばひとつの銘柄が大きく下落しても資産状況に及ぼす影響が少ないからですね。「卵をひとつの籠に盛るな」という投資格言はあまりにも有名です。
しかし、自身で個別銘柄を分散して購入していくことは現実的ではないですね。個人で管理できるような銘柄数はどれだけ多くても100銘柄が限界です。そのため、それ以上に分散投資を利かせた株式投資を行うのに適しているのは投資信託です。
・ひとつの投資信託を購入すれば幅広く分散した株式にまとめて資産投下することができる
・購入、管理が容易
・分配金再投資しやすい
このような特徴が投資信託にはあるからですね。そして、数ある投資信託の中で私が最もおすすめするのはSBI証券から販売されているSBI・Vシリーズです。
・SBI・Vシリーズの紹介と比較
・SBI・Vシリーズでおすすめのファンド
今回はこの2点について触れてみたいと思います。
SBI・Vシリーズ
SBI・Vシリーズは2019年9月26日から販売開始しており、現在は4本が投資信託として売り出されています。
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
・SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド
販売されている4本の名称はこのようになっています。それぞれに特徴があるのですが、SBI・Vシリーズ全体の特徴として挙げられるのが投資対象をETFとしている点です。
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド → VOO
・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド → VTI
・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド → VT
・SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド → VYM
このようになっており、SBI・VシリーズはETFを投資信託として購入しているということです。この分かりやすさが投資家の間で非常に受けがよいということです。
そして、もうひとつの特徴としては経費率の低さが挙げられます。
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド → 0.0938%
・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド → 0.0938%
・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド → 0.1238%
・SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド → 0.1238%
経費率はこのようになっています。仮にSBI・V・S&P500を100万円保有していた場合の経費率負担額は年間93.8円です。100円未満だということですね。それほど経費率が抑えられた投資信託というのは非常に稀ですね。
以上のことをまとめると以下のようになります。
純資産額が多いということは、それだけ人気があると解釈してよいので、最も人気があるのがSBI・V・S&P500で純資産額が6,800億円、最も不人気なのがSBI・V・米国高配当株の151億円となります。
SBI・Vシリーズでおすすめのファンド
SBI・Vシリーズは投資信託としてはどれも非常に優秀なのですが、その中であえておすすめをひとつ選ぶとするのであれば、SBI・V・S&P500ですね。
・純資産額の多さ
この点で他のSBI・Vシリーズと大きく差があるからです。そして、運用パフォーマンスも非常に優秀です。
SBI・V・S&P500を10年間保有していた場合、過去のリターンを照らし合わせて考えると、投資元本は一括投資で6.5倍、積立投資で2.6倍になっていることがわかります。
これは、他のSBI・Vシリーズと比較すると最も成績がよく、運用パフォーマンスにおいて非常に優れているということです。
YOHの考え
投資信託を購入する場合、選択肢として挙げておく必要があるのがSBI・Vシリーズです。
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
・SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド
この4つはそれぞれに特徴がありますが、経費率や純資産額において非常に安心感があり、正しく長期間運用を続けていれば資産額を増やしてくれることは間違いないといってよい投資信託です。
全てが資産投下に値する投資信託ですが、それでもあえて優劣をつけるのであれば、万人におすすめできるのがSBI・V・S&P500だと私は考えています。
・経費率の安さ
・純資産額の多さ
・運用パフォーマンス
この3点で非常に説得力があるからです。私自身はSBI・V・全世界株式なども非常によいと考えていますが、数字として説明がしやすい分、SBI・V・S&P500の方がおすすめしやすいということです。
そして、SBI・V・米国高配当株式以外はつみたてNISA対象の投資信託であることからも、資産投下が非常にしやすいということです。
・つみたてNISAをはじめたいがどの投資信託を選べばよいかわからない
・資産運用を手間なく進めたい
このような初心者や玄人の悩みを解決してくれるのがSBI・Vシリーズだと私は考えています。ご覧いただきありがとうございました。
4本とも投資対象として基準を満たしていますが、SBI・V・米国高配当株式だけは毛色が違っていることは知っておく必要がありますね。これだけはつみたてNISAで購入することができません。
SBI・V・全世界株式インデックスファンドは純資産額で劣後していますが、投資不適格ではないですね。非常に優れた投資信託です。
SBI・Vシリーズを購入するよりもETFを直接買い付けた方が経費率は安いですが、ETFには無い優れた面がSBI・Vシリーズには多々あります。