米国インデックスファンドへの資産投下
インデックス投資の投資先として重要なのは長期的に成長することです。長期的に見て成長が期待できない指数に投資をしていてもインデックス投資で勝つことはできません。その点においては、米国株式インデックスファンドは最も優れている投資先のひとつです。
・技術革新
・法整備
この2点において米国は他の先進国と比較して優れているということです。
技術革新
技術革新とは、ずばり新しいものを生み出す力です。GAFAMを見ても米国の新しいものを生み出す力は世界でも突出しています。そして、生み出したものを広める力も素晴らしいものがあります。救急隊員が使用するAEDも開発されたのはアメリカです。
法整備
法整備においても米国は非常に優れています。日本も法整備において米国に完全に劣後しているわけではありませんが、その多くは企業よりの法整備です。個人投資家、株主への法整備は米国の株主保護からは大きく劣後しているのが現状です。
誰もが知っている企業で不正経理や売上高の改ざんが度々起こることからも、それは明らかです。不正経理や売上の改ざんが発覚すれば企業は痛手を負いますが、それ以上に痛手を負うのは個人投資家、株主なのです。
米国株インデックスファンドのデメリット
当然ですが、米国株インデックスファンドにもデメリットが存在します。米国株インデックスファンドは大変優れていますが、毎日株価が上がるわけではありません。月単位、年単位で見ても株価が下がっているということは避けられません。
長期的に見て右肩上がりということは間違いないのですが、数年単位では資産投下しても含み損を出すことは避けられないのが米国株へのインデックス投資です。
「1年後の資産はどうなっているかわからないが、20年後の資産はある程度予測できる」
これが米国株インデックスファンドへの投資です。
YOHの考え
会社員や公務員が株式投資をはじめるなら、長期的な運用に力を注ぐべきです。短期的に資産を増やすには、会社員や公務員の給料体系は非常に相性が悪いということです。
・成果によって給料が上がらない
・給料は勤続年数、年齢によるところが大きい
・役職による給料増加は民間企業と比較にならないほど低い
この3点で分かるように、会社員や公務員はまとまった資金を作ることが非常に困難です。短期的に資産を増やすにはまとまったお金があるほどよいということです。FX取引で元手10万円から1年で1,000万円にできた、というのは宝くじに当たるのと違いはありません。多くの人にとっては実現不可能なのですね。
・株式の短期売買で資産を増やしている方の多くは、1億円を元手に100万円をつくる。
このようにして資産を増やしているのです。短期売買はお金があればあるほど圧倒的に有利なのです。
会社員や公務員が給料だけで1億円を用意することは現実的ではないということです。これは生涯年収や日々の生活費、月々の社会保険料の支払いからも明らかです。しかし、インデックス投資は少ない金額で比較的容易にすることができます。
毎月安定的に決まったキャッシュフローがある会社員や公務員にとって、これほど相性がよい投資はないということです。
・インデックス投資を続けることができない
・インデックス投資から個別株短期売買にシフトする
このような資産形成方法は否定されることではありません。しかし、資産形成の難易度を高めてしまうことは明らかです。米国株式のインデックス投資というのは基本的には一本道です。
・自分の資産状況
・相場の状況
このようなことを気にせずに淡々と決まった金額を入金していくだけです。途中に暴落や資産状況の停滞がありますが、それでも投資方針に変化させることはありません。
長期的に見れば多くの人が高い確率で勝つことができるのが米国株式のインデックス投資だと私は考えています。ご覧いただきありがとうございました。
インデックス投資で成果が出ない場合の対処法はこちらで記事にしています。基本的には淡々と資産を積み上げていくだけですね。
YOH家では児童手当をインデックス投資に充てています。こどもが大きくなればある程度の資産になりますね。
インデックス投資に欠かせないのはNISA制度などの国からの後押しですね。