YOH消防士の資産運用・株式投資

消防士の資産運用、株式投資、仕事について紹介しています。

【勘違い多発】他人のためにお金を使っていては資産形成は難しい

公務員や会社員の生涯年収

 公務員や会社員の生涯年収は2億円~3億円と言われています。

 ・大卒で就職

 ・60歳で定年退職

 ・年収平均500万円

 この場合、生涯年収は1億9000万円となります。税金や社会保険料が30%かかるとすると、手取りは1億3,300万円となります。(所得税や住民税は控除を引いたものにかかりますが、今回は割愛してかなりザックリ計算です。)

 年収平均が600万円なら生涯年収は2億2800万円、手取りは1億6000万円です。このように考えると、公務員や会社員の生涯年収が2億円~3億円というのは、的を射ていると言えますが、手取りは1億円~1億8000万円ほどと考えておく必要があります。

 ・生涯年収と厚生年金で生涯生活することができるのか

 ・個人で使うことができるお金について

 ・他人のためにお金を使っていては資産形成が難しい

 今回はこの3点を中心に資産形成について考えてみたいと思います。

1億6000万円+厚生年金で生涯暮らすことは難しいのか

 現役時に年収平均600万円で働いていたら手取りは1億6000万円となりますが、これは、労働者の平均賃金よりも高水準ですね。総務省統計局の調査では、労働者の平均賃金は500万円前後です。

 そのため、年収平均600万円というのは、世帯で考える必要があるということです。

 ・本業以外の収入がある(株式の配当金、不動産の家賃収入)

 ・妻がパートタイムジョブで働く

 一般的な公務員や会社員世帯ではこのような工夫が必要であるということです。

 ・夫 年収平均500万円

 ・妻 パートタイムジョブ年収100万円

 この場合の年金受給額は年間306万円、月に25.5万円です。(夫厚生年金19万円/月、妻国民年金6.5万円/月)

 この場合、90歳まで生きるとすると、年金受給額は7650万円になります。

 ・現役時の労働収入 1億6000万円

 ・65歳からの年金受給 7650万円

 ・合計 2億3650万円

 ずばり言ってしまえば、年収平均500万円世帯は22歳から90歳までで2億3650万円で生活できるかどうかということです。

 2億3650万円÷68年間=374万円

 年齢の段階によって振れ幅がありますが、夫の年収500万円で妻がパートタイムジョブで年収100万円の世帯は年間374万円で生活していれば、問題ないということになります。(これもザックリ計算なので、イメージを掴むだけと考えてください)

年間支出374万円の生活水準

 年間支出374万円なら、1ヶ月で使える金額は30.9万円になります。この金額をどのように感じるかは人それぞれですが、私は、夫、妻、こども2人などの平均的な世帯として慎ましく暮らしていくことができる金額だと考えています。

 ・住居費

 ・食費

 ・日用品費

 ・医療費

 ・教育費

 ・光熱費

 ・娯楽費

 ・保険代

 ・車両費

 ・通信費

 ・衣料費

 生活していく上で様々なことにお金がかかりますが、月30.9万円で生活することは、大きな贅沢ができるわけではないが、基礎生活費で不自由することなく暮らしていくことができる金額です。

 しかし、公務員や会社員世帯で月々の家計が赤字と言う世帯は少なくありません。その最大の理由は、他人のためにお金を使っているということです。

他人のために使うお金とは

 ・プレゼント

 ・祝い金

 他人にお金を使うとは、このような支出ではありません。ここで言う、他人のために使っているお金とは、自分や家族のためと思いつつ、実は他人のために使っているお金ということです。

 ・新築一戸建を購入

 ・新車

 ・ブランド品

 具体的に言えばこのようなものですね。もちろん、これらのものが、自分や家族が心から欲しいと望んでいるなら、購入する分には問題ありません。

 ・新築一戸建(周りが購入しているから・中古では恥ずかしい)

 ・新車(見栄で購入)

 ・ブランド品(マウンティング合戦)

 このような感情が入って、自分がそれほど欲しくないのに、他人に合わせて購入しているのが、他人に使っているお金ということです。

 これを抑えなければ、いつまで経ってもお金を貯めることは難しいのですね。

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自分や家族のためだけにお金を使うことが大切。

YOHの考え

 自分のためと言いつつ、他人のためにお金を使っていると、いつまで経ってもお金が貯まることはありません。しかし、自分や家族のためだけにお金を使っていれば、生活していく上で、それほど多くのお金は必要ありません。

 ・自分が欲しいもの

 ・自分が必要とするもの

 こういったものは、実はそれほど多くはないのですね。

 ・新車

 ・ブランド品

 こういったものは、本当に自分が欲しいのかをよく考える必要があるということです。そこに、他人への見栄などを入れて混ぜて考えてしまうと、本当に欲しいものがわかわらくなってしまいます。

 多くのものに囲まれた生活は他人から見れば豊かに見えますが、囲まれている本人は窮屈に暮らしている、ということが往々にしてあります。

 ・本当に欲しいものは金額に関係なく購入する

 ・本当に必要なものは割高とわかっていても購入する

 私の世帯ではこのようなスタンスでものを購入しています。必要なことにお金をかけてはいますが、月々の生活費はそれほど高いわけではありません(妻が節約を頑張ってくれていることも多分に影響しています)

 他人のためにお金を使わず、自分のためにお金を使うことが、資産形成においては大切だと、私は考えています。ご覧いただきありがとうございました。

 夫婦での資産形成については、こちらで記事にしています。

fire-money.hatenablog.com

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 公務員で金銭的に余裕のある世帯は限られています。

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