今年の資産運用状況
今年があと2カ月ほどで終わろうとしており、資産運用のパフォーマンスが見通せる状態になってきました。
今年は株式市場が低調だったこともあり、指数に連動するインデックス投資をしていた投資家の方のパフォーマンスというのはよいものではないですね。
私自身は資産自体は増加していますが、その要因は給料からの入金力によるところが非常に大きいですね。正確に集計しているわけではありませんが、株式投資などの資産運用パフォーマンス自体は含み損を出しているということです。
主要先進国の今年の株式チャートを見てもプラス圏で推移している国というのは無く、どの国の指数に投資していたとしても、今年の株式投資のパフォーマンスはよいものではなかったということです。
パフォーマンスの下落で特に顕著なのが米国株式指数ですね。
・S&P500 -22.44%
・Nasdaq総合指数 -31.96%
・ダウ平均株価 -16.57%
10月19日時点でのパフォーマンスはこのようになっており、ここから2カ月で盛り返すということは考えにくく、指数はマイナス成長の年として終わりを迎えるということです。
株式投資にはマイナス成長の年が必ずある
思えば、コロナショックがあった2019年から世界の株式指数は非常に調子が良く、一本調子で右肩上がりの成長を続けてきました。そのような右肩上がりの成長に今年はブレーキがかかったということですね。
そして、株式投資をする方自体が2019年ごろから大きなってきており、投資家の中にははじめて弱気相場を経験した方というのもおられます。そんな状況で株式投資を継続できた方というのは自信を持ってよいですね。
・弱気相場入りしたけど、淡々と積立投資をすることができた
・入金し続けても資産増加しなかったけど、入金額を減らすことなく続けることができた
このように投資計画に乗っ取って淡々と株式投資を継続することができたという経験は長く株式投資を続けていく上で非常に大きな財産となります。
株式投資には必ずマイナス成長の年というのが存在します。
これは1928年からのS&P500の年間パフォーマンスですが、マイナス成長の年というのがそれなりにあることがわかります。
・米国のインデックスを買っておけば大丈夫
・米国株式投資は必ず資産を増加させてくれる
このような意見を目にすることはありますが、毎年のように資産が増加するということではないということです。株式投資における資産というのは、上下動を繰り返しながら、徐々に右肩上がりで上昇していくものだということです。
YOHの考え
今年の株式市場は低調であったこともあって、指数に連動するような株式投資をしていた方にとっては、思うように資産増加しなかった年になりました。
しかし、株式投資はそれでよいということです。特に長期投資においてはありふれた年であったということです。
・短期的なよいパフォーマンスを求めている
・1年で大きく資産を増加させたい
このような気持ちがあるのであれば話は別ですが、長期的に資産増加させたいというのであれば、今年のようなマイナス成長の年というのは避けることができません。
大切なのは、このような下落局面でどのように株式投資に対して向き合うことができるかです。
・一旦は株式投資をストップさせる
・相場環境がよくなれば再開する
このような行動が良いか悪いかはわかりません。判断としての結果がわかるのは数十年後になるからですね。しかし、私はどのような相場環境になっても株式投資は続けるべきだと考えています。
株式市場というのは分かりやすい右肩上がり一辺倒ではありません。ここ数年がそのような状況であっただけで、それが異常だったということです。本来は上昇下降を繰り返しながら徐々に右肩上がりになっていくものだということです。
・資産を減らした
・資産を増やした
このような上昇下降を受け入れることが株式投資をするための必須条件です。米国株式投資は年利5%ある、というようなことを言われますが、これは長期的に見た場合です。
銀行預金のように何時いかなる年も決まったリターンが保障されているということではありません。そこから目をそらしてよい情報だけを見るようにしてはいけないということです。
株式投資で資産形成するということは、資産額も上昇下降を繰り返すことを受け入れる必要があります。そうした中で徐々に少しずつ資産増加させていけばよいと私は考えています。
ご覧いただきありがとうございました。
S&P500を中心とした米国株式に資産投下していた方にとって、今年は我慢の年でした。しかし、来年はもっと下落するかもしれません。S&P500の下落についてはこちらで記事にしています。
下げ相場では投資の知識も大切ですが、それだけで乗り切ることは難しい場合がありますね。もっと具体的なものが大切だということです。
今年のような下落相場でレバレッジをかけた株式投資をしていると予想を超えた下落に見舞われる可能性があります。レバレッジについてはどの程度の動きをするか頭に入れておく必要があります。