来年の目標
資産形成が趣味となっている方というのは、私生活においてもきっちりとされている方が多いですね。
・部屋が整理整頓されている
・時間をしっかりと守る
・体調管理に気を付けている
私の周囲を思い返しても、資産形成を順調にされている方というのはこのような特徴がある方が大半であるということです。
これらの方に共通しているのが、「物事を計画通りに進めていく」ということに日々重点を置いているということです。
部屋が散らかっていれば、作業にすぐに取り掛かることは難しいですし、時間を守ることができなければ、次の予定に支障をきたすことは容易に想像ができます。
そのようなことがあれば、物事を計画通りに進めていくことは難しいものとなるからですね。
そして、資産形成においても目標を立てているケースが非常に多いですね。
・今年の総資産額は○○万円
・来年は総資産○○万円にしたい
このような形で目標を立てるということです。
この総資産○○万円にしたい、という目標設定自体は素晴らしいものですが、私は来年の目標として、総資産額を○○万円にしたい、ということを決めるのは避けるようにしています。
・次年度の総資産目標を立てるデメリット
・資産目標は立てた方がよいのか
今回は資産目標について、この2点を中心に触れてみたいと思います。
次年度の総資産目標を立てるデメリット
私は、次年度の資産形成について目標を定めるようにしていますが、総資産額については、目標を立てることはしないようにしています。
・入金金額
・アセットアロケーションの割合
この2つだけを決めるようにして、総資産額○○万円、というような目標はたてないということです。
その大きな理由は、単年ごとの資産推移というのは全く読むことができないからですね。
2023年の日経平均、VOO、VTのチャート確認すると、軒並み高パフォーマンスです。
そのため、2023年に大きく資産を増加させることができた方は数多くおられるでしょう。
しかし、このパフォーマンスが2024年も続くかということは誰にも分らないということです。
・来年はさらにパフォーマンスが上昇して資産が増加する
・来年はパフォーマンスが低下して思うように資産が増加しない
このようなことは予想ができないのですね。そのため、来年度に総資産額を○○万円にしたい、と目標を立てても自分の努力だけではどうすることもできない部分が非常に大きいということです。
YOHの考え
今回は来年の資産形成の目標を立てることについて触れてみました。
資産形成というのは、単年で終了するものではなく、長い時間をかけて行って行くものです。
それは、長期の積立投資だけに限ったことではありません。
・短期の個別株売買
・株主優待投資
このような投資手法であっても同様であるということです。そして、株式投資というのは、自分でコントロールできる部分とできない部分というのが明確に分けられています。
・株式市場のパフォーマンス
・為替
このようなものは予想して対策することは可能ですが、それ自体をコントロールすることができません。
そして、そのコントロールすることができないものの影響を大きく受けるのが株式投資を中心とする資産形成であるということです。
そのため、単年で資産がどれぐらい増加することになるかは予想がつかないということです。
・今年は100万円投資に使って総資産が200万円増えた
・来年は150万円投資に使うから、総資産が300万円増えるはず
このようにならないのが株式投資を中心とする資産形成であるということです。
私自身は資産形成に対する目標を設定する時は、自分でコントロールすることができるものだけを目標として設定するようにしています。
・投資に使う資金
・アセットアロケーションの調整
このようなことは自分の裁量でコントロールすることが容易であるからですね。しかし、短期的に総資産額がどのように推移していくのかは読むことができないということです。
そのため、資産が増加する前提で目標を立ててしまうと、無理をしてしまう可能性があるということです。
・総資産額が目標に届かないから、無理をして入金力を増やす
・入金力を増やすために過剰に節約をする
このようなことになりかねないということです。そのため、単年での総資産額というのは目標として設定しないということです。
資産形成において大切なことは、コツコツと入金を継続していくことです。
・長期
・積立
・分散
これらのことを意識して、地道に株式投資を続けていくことが資産形成においては大切であると私は考えています。
ご覧いただきありがとうございました。
現環境下の資産形成は長期・積立・分散に続く第4の要素を意識する必要がありますね。
インデックス投資は投資以外の部分を頑張ることによって成果が出る投資手法です。
私は今年は資産増加が顕著でしたが、来年はどうなるかはわかりませんね。