お金を得る方法は2つしかない
お金を稼ぐ方法は無数にありますが、大別すると2つの内どちらかに当たります。
・自分自身の才能や時間を使って稼ぐ
・お金自身に働いてもらって稼ぐ
どのようなお金の稼ぎ方もこの2つに分類されることになります。自分自身の才能や時間を使って稼ぐというのは、学生や社会人であれば誰しもが経験することですね。
・アルバイト
・就職して給料をもらう
主にはこのようなことをしてお金を得るということです。親からの遺産を相続するなども大別すればこちらに分類することができますね。親がこどもに引き継ぐだけの資産があるというのは、その人の才能(生まれ持ったもの)だといってよいからです。
そして、多くの人は「自分自身の才能や時間を使って稼ぐ」ということは行いますが、「お金自身に働いてもらって稼ぐ」という方法を取りません。
・お金自身に働いてもらうとは
・お金自身に働いてもらうことのメリット
今回はこの2点について考えてみたいと思います。
お金自身に働いてもらうとは
お金自身に働いてもらうというのは、自分自身のお金がお金を生み出す仕組みを作りだすことです。
・持っているだけで資産を増加させてくれる
・持っているだけで利益を生みだしてくれる
お金を生み出す仕組みとはこのようなものですね。具体的に言えば、優良な株式や不動産などを所有するということです。これらには、自分自身の才能や時間を使ってお金を生み出すことにはない特徴があります。
一番の特徴としては、24時間休みなくお金を生み出すことができるということです。自分自身の才能や時間を使ってお金を得るというのは、言ってしまえば自分を切り売りしてお金を稼ぐということです。
・自分が遊びたい時間
・自分の才能を伸ばす時間
・家族と過ごす時間
このように自分自身が持っている時間を差し出す代わりに、お金を得ることができるということです。そして、自分の才能に希少価値があるほど、時間単価が上がることが一般的です。
・ツールドフランスに出場するサイクリスト
・誰もが困難であろう作業を短時間でこなすエンジニア
・その人にしか作ることができない芸術作品をつくるアーティスト
このような方は一般的な人と同じだけの時間を差し出せば、得ることができるお金は多くなるということです。時間単価が高い、という表現が適切かもしれません。
このような時間単価が高い人は自分の才能を伸ばしてそれを高く売ることに邁進すれば、自然とお金が増えていきます。
しかし、このような時間単価が高い特別な人には誰しもがなれるわけではありません。そのため、一般的な人は「自分自身の才能や時間を使って稼ぐ」以外のことをする必要があります。
それが、「お金自身に働いてもらって稼ぐ」ということです。お金自身に働いてもらうことで最も分かりやすいのは株式投資です。
・株式を購入する
・株式の価値が上昇する、配当金を受け取る
このようなことによって、自分の才能や時間を差し出さずともお金を得ることができるということです。
お金自身に働いてもらうことのメリット
株式投資のように、お金自身に働いてもらうことには大きなメリットが存在します。その中でも最大のメリットは「複利の力」ですね。複利を非常にザックリと言えば、利子に利子がつくことです。
・100万円で年利2%の株式を購入する
・1年後は102万円になる
・2年後は104.4万円になる
このように、利子に利子がついて増えていくことを利用してお金を得ることが複利を利用するということです。複利の力は最初は微々たるものですが、時間が経つに連れてその力は非常に大きなものになっていきます。
・年間60万円(月5万円)
・運用期間 40年
・利回り 6%
このような条件で株式を運用した場合、投資元本が2,400万円に対して、資産額は約9,500万円になります。約1億円を作ることができるということです。
月5万円と言えば簡単な金額ではないですが、捻出することが不可能な金額でもありません。そして、利回り6%というのも投資先によっては不可能なことはありません。
お金を生み出すために複利の力を利用することによって、誰しもが十分な資産形成をすることができるというのが、お金を生み出すことの最大のメリットだということです。
YOHの考え
私は資産形成において大切なのは、「自分自身の才能と時間を使うこと」と「お金を生み出す仕組みを作ること」の両方に取り組むことが非常に大切だと考えています。
どちらかが欠けていれば、資産形成は難しいものになってしまうということです。自分自身の才能と時間を使ってお金を稼ぐ、というのはデメリットに目が行きがちですが、メリットも多分に含まれています。
・承認欲求を満たしてくれる
・適度なストレスや疲れを与えてくれる
・時間に追われるからこそ、大切なものにかける時間を有効に使う
・苦労して稼いだお金だからこそ、大切に扱うことができる
このようなことは、仕事をして給料を得ることがなければ経験することができないことだからですね。しかし、これだけで資産形成が十分にできるかと言えばそうではないですね。
・自分が休んでいる間は何も生み出さない
・自分が働かなくなれば収入が途絶える
このようなことは資産形成においてデメリットにしかなりません。そのデメリットを埋めるためにすることが「お金を生み出す仕組みを作る」ということです。
・自分が休んでいても資産が増加していく
・自分が働かずとも収入がある
このようなことは少額であっても、資産形成において大きなアドバンテージになるということです。そして、これをしなければ資産形成することが難しい時代になっていると私は感じています。
・がむしゃらに働く
・組織に自分の全てを捧げる
このようなことは悪いことではないのでしょうが、それだけではお金に不自由しない人生を送ることが極めて困難な時代に突入しているということです。
お金を得る2つの方法を有効に使うことによって、1つに注力するよりも資産形成を何倍も楽にしてくれます。
・自分自身の才能や時間を使って稼ぐ
・お金自身に働いてもらって稼ぐ
誰しもがこの2つに取り組む必要がある、と私は考えています。ご覧いただきありがとうございました。
資産形成において大切なのは収入を増やすことと、支出を抑えることです。支出が多ければどれだけ稼いでも資産が増加することはありません。
資産形成で大切なことは、プラスサムゲームに参加することです。ゼロサムゲームに参加していては、資産形成は難しいものになってしまいます。
資産形成は時代と共に変化しており普遍的なものではありません。預貯金中心の親世代の資産形成方法は通用しないものになっています。