YOH消防士の資産運用・株式投資

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お金を残して寿命を迎えることについて

お金を残して寿命を迎えること

 資産形成が順調に進んでいると考えることのひとつが、自分が寿命を迎える時に必要以上にお金が余るかもしれないということです。

 ・80歳時点で1億円以上を保有している

 ・お金がかかるような生活を望んでいない

 このようなケースの場合、寿命を迎えるまでに資産を使い切ることができないということです。

 FIRE関連の自己啓発本の中には、お金を残して寿命を迎えるのではなく、老後に必要な資産を用立てることができたのであれば、早急にFIREした方がよい、と書かれていることもあります。

 ・50歳時点で数億円保有している

 ・60歳時点で年間500万円の配当金を得る仕組みができている

 このようなケースで仕事にそれほど価値を見出せていない場合は、FIREした方がよいということです。

 このような考え方は非常に合理的で、羨む方は少なからずおられるのでしょうが、私自身の考えは少し異なっています。

 ずばり言ってしまえば、お金を残して寿命を迎えることにそれほど抵抗がないということです。

 ・YOH世帯の資産形成の目的

 ・お金が余る場合どのようにすればよいのかについて

 今回は、お金を残して寿命を迎えることについて、この2点を中心に考えてみたいと思います。

 

YOH世帯の資産形成

 YOH世帯は夫婦共にフルタイムの共働きで、資産形成に取り組んでいます。夫婦共に取り組んでいると言っても、共同で取り組んでいるわけではありません。

 ・年収

 ・総資産額

 ・何に資産投下しているか

 ・アセットアロケーション・ポートフォリオ

 このようなことは、お互いに干渉しないようにしています。(実際には妻の年収については、ふるさと納税などで大まかにわかりますが、総資産額などは、独身時代からのものも含めて全くわかりません。100万円~1億円の間、という認識です。)

 日常生活は毎月決まった額を出し合って、それを基礎生活費に充てています。

 ・住居費(賃貸住宅)

 ・食費

 ・光熱費

 ・日用品費

 ・こどもにかかる費用

 ・共同積立金

 ・雑費

 主にはこのようなものですね。残りのお金は全て個人が管理しています。

 ・貯蓄

 ・投資

 ・贅沢費

 このようなものには、いくら使おうが、個人の自由というスタンスです。

 私の場合、貯蓄は独身時にある程度しており、贅沢費もそれほど使わないので、自分で使えるお金のほとんどは投資(株式投資)に使っています。

資産形成の目的

 資産形成している目的は老後資金の捻出です。

 現在の社会保険制度と年金制度、税負担、労働環境の変化を勘案した場合、30年以上先の年金受給年齢になった時に、社会保険制度や年金に不安があるということです。

 そのために、必要と思われる資金を捻出しているということです。

 そして、必要と思われる資金には妻の資産は含めていません。あくまでも、私個人で世帯分を賄えるように、資産形成していくことが目標ということです。

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出典 税理士法人アクア

お金が余りそう

 私自身の資産形成は順調に進んでいます。

 厚生年金は老後生活の大切な資金源ですが、厚生年金に依存しないだけの資金を定年退職までに捻出する必要があります。

 そして、非常にざっくりとした計算ですが、このまま資産形成が順調に進めば、老後資金の捻出は十分に可能ということがわかってきました。

 そうなれば、寿命を迎えるときには、厚生年金分は余ってしまうということになります。しかし、それはそれで問題ないと考えています。

 ・年金分を見越して早期退職を視野に入れればよい

 ・妻の資産状況を確認して、余裕があれば夫婦でFIREすればよい

 ・お金を余らして寿命を迎えるなんて、働いている時間がもったいない

 ・定年退職後は浪費に多くの額を使って暮らしてみればよい

 このような考えもあるでしょうが、私はお金を余らして寿命を迎えることに抵抗はありません。今のままの生活水準を維持しつつ、生活を続けていきたいということです。

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出典 ファイナンシャルフィールド

人生の支出というのは予想ができない

 このまま資産形成をしていけば、老後資金を捻出できる可能性は非常に高いですが、金銭的に盤石であるかと言えばそうではありません。人生は何が起こるか本当にわからないからですね。

 ・仕事を定年退職まで続ける

 ・職場が財政破綻しない

 ・給料が大きく減ることがない

 ・離婚しない(慰謝料などでもめない)

 ・長期投資である程度のリターンが出る

 ・定年退職まで身体が元気である

 ・大きな支出(身の丈に合わない高額な住宅購入など)をしない

 このような前提条件がひとつでも崩れると、資産形成の舵取りは大きく変わることになってしまいます。

 ・こどもが私立医学部への進学を希望している

 ・こどもが海外留学を希望している

 そして、このような場合、教育資金はどれくらいかかるのか想像もつきません。そういった言意味では、人生の支出は予想することができないということです。

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お金を残さずに寿命を迎えることは非常に難しい。解決策のないことを考えても仕方がないということ。

YOHの考え

 お金を多く残して寿命を迎えることは無駄なことではないと私は考えています。

 ・1億円貯めて40代でFIREしたけど、お金が無くならないか心配

 ・年金だけで生活できるか不安

 お金があると言うことは、それだけでこのような不安を無くしてくれます。

 十分な資産があっても、それを取り崩していく生活をしていれば、お金に対する不安は付きまといます。

 しかし、十分な資産と年金などのキャッシュフローがあれば、精神的には非常に楽になりますね。わずかでも毎月お金が入ってくるというのは非常に大切なことなのです。

 ・定年退職までに年金に頼らないだけの資産を構築しておく

 ・定年退職後は構築した資産を主として、年金はおまけ程度の認識で生活する

 ・生活水準は上げずに、常に資産には余裕を持たせておく

 ・順調に年を重ねれば、年金支給分に手を付けることなく寿命を迎える

 これが、今の私が考えている老後の人生設計です。お金を残して寿命を迎えることにそれほど抵抗はないということです。

 心配事があるとすれば、相続などの問題でしょうが、今から考えるほどの額ではないですね。お金と言うのは、一定額以上あれば、使わなくても、満足感や充足感をもたらしてくれます。

 その恩恵に与ることができていれば、無理にお金を使う必要はないということですね。お金を使いきって寿命を迎えることは、その満足感や充足感を手放してしまうことになると、私は考えています。

 ご覧いただきありがとうございました。

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