- 資産運用を趣味とする
- 株式投資は資産形成のツールのひとつ
- 株式投資が趣味ではない人は手間、時間、エネルギーを使わないようにする
- 株式投資が趣味ではない人の資産運用術
- 投資信託ならどれでもよいわけではない
- 購入に値する投資信託の基準とは
- YOHの考え
資産運用を趣味とする
資産運用をはじめると、それ自体が趣味になるという方が一定数おられます。
・株式投資
・不動産投資
主にはこの2つですね。株式投資に限って言えば、個別銘柄を分析して購入している方は、株式投資が趣味になっていると言ってよいですね。
・株式投資に関する書籍を数多く読む
・実験的に未知の銘柄を購入してみる
・何時間でも株式投資について考えることができる
このような方は資産形成として株式投資を利用しつつ、趣味として株式投資を楽しんでいるということです。
一方で、株式投資を資産形成のためのツールの1つに過ぎないと考える方もおられます。
株式投資は資産形成のツールのひとつ
資産形成をする理由は個々によって様々です。
・今よりも暮らし向きをよくしたい
・もっと贅沢をしたい
・老後資金を捻出したい
・なんとなくしている
個人が属性や考え方に合わせて資産形成をしていますが、資産形成の根本的な目的は「今よりも資産を増やすこと」です。そして、上手に付き合えば、資産を増やしてくれるのが株式投資です。
・株式投資をする目的は資産拡大のみ
・銀行預金の代わりに株式投資をしているだけ
こういった方は株式投資自体に楽しみを求めているわけではありません。株式投資を通じた資産増加に楽しみを求めているということです。
・株式投資が好きで趣味としている
・株式投資は資産拡大のツールの1つに過ぎない
この考え方は、どちらがよいというものではありません。個人個人で好きなものが異なるように、株式投資に対する捉え方も人それぞれということです。
株式投資が趣味ではない人は手間、時間、エネルギーを使わないようにする
株式投資が趣味ではない人は株式投資にかける時間を極力減らすようにした方がよいですね。株式投資は複雑にすればするほど時間がかかるからです。
例を挙げると、米国個別株の短期売買はある程度の手間がかかります。
・銘柄選定の手間
・買うタイミングを確認する手間
・資金をドル転する手間
・買付の手間
・売るタイミングを確認する手間
・売却の手間
これだけの手間がかかります。そして、売買には判断することが求められます。何かを判断することには、エネルギーを使います。そして、お金に対する判断をすることは、多くの人にとって、少なくないエネルギーを使うことになるのですね。
これらのことが進んでできる人は投資が趣味として自分に根付いているということです。しかし、誰もがこのような手順を踏むことはできません。
そのため、株式投資が趣味ではない人はなるべく手間と時間、エネルギーを使わない株式投資をする必要があるということです。
株式投資が趣味ではない人の資産運用術
・手間
・時間
・エネルギー
株式投資が趣味ではない人はこれらをなるべく使わないで株式投資をして、ある程度のパフォーマンスを出す必要があります。そして、それに最も適しているもののひとつが投資信託です。
・購入すればやることがない
・自動積立ができる
・少額から買うことができる
・ファンドマネージャーが運用
・様々な国や銘柄に分散して投資している
投資信託にはこのような特徴があるからですね。手間、時間、エネルギーを最小限にして株式投資をすることができるのが投資信託の大きなメリットです。
この投資信託を月々定額で購入し続けることが、株式投資が趣味ではない人が行う資産運用術としては最も適しています。
投資信託ならどれでもよいわけではない
手間、時間、エネルギーがかからず、運用パフォーマンスも期待できる投資信託での株式投資ですが、投資信託ならどれを購入してもよいわけではありません。投資信託の選定は慎重に行う必要があります。
日本には6,000を超える投資信託が販売されていますが、その99%は資産投下するに値しない投資信託だと言われています。
・買付手数料がかかる
・管理手数料が高い
・投資対象が適切ではない
このような投資信託が非常に多いということです。これは、私の考えではなく、金融庁が公式な文書で指摘しています。
投資信託を購入する際は、これらの資産形成に不向きなものを避けて購入し、積み立てていく必要があるということです。そして、購入するに値する投資信託については、基準にすべき指標があります。
購入に値する投資信託の基準とは
購入して資産投下していくのに値する投資信託の基準とは、ずばり言ってしまえば、つみたてNISAに採用されているか、ということです。
つみたてNISAは金融庁が大変力を入れている制度で、国民の資産形成のために作られた制度です。
・インデックス型が基本
・販売手数料がかからない
・運用コストが適切
つみたてNISAに採用されている投資信託はこのような特徴があるからですね。つみたてNISAに採用されている投資信託は176本ということを考えると、採用基準がいかに厳しいかということがわかります。
YOHの考え
私自身は株式投資自体は好きですが、趣味にするほどではありません。そのため、株式投資は投資信託の積み立てを中心として、資産形成をしています。
株式投資には様々な種類があります。その中で手間、時間、エネルギーとパフォーマンスを比較して最も効率がよいのは投資信託の積み立てだと私は考えたからですね。
・対面証券会社の担当にお任せ
・ロボアドバイザー
これらも手間がかからない株式投資です。人によっては、これらの選択肢を取る方もおられますが、それは手間、時間、エネルギーとパフォーマンスの考え方が個々によって異なるからですね。
私の考えになってしまいますが、対面証券会社に任せることやロボアドバイザーは手間がかからない分、手数料が高いのですね。手間や時間とパフォーマンスを勘案した場合、割にあっていないと感じてしまうということです。
・ネット証券で積み立てをする
・適切な投資信託を選定する
・適切な範囲で資産投下を続けて行く
これらのことは、多少の手間がかかりますが、全く資産運用をしないことと比較すると、圧倒的にパフォーマンスに優れています。しかし、ここから先のことは、ある程度好きではないとできない領域に入るということです。
・利回りを0.5%上げるために多くの銘柄を知っておく
・0.05%の手数料を考えてファンドを選定する
このようなことは、好きではないとできないことだということです。それができない人にとって最もパフォーマンスに優れているのが投資信託の積み立てだと、私は考えています。
ご覧いただきありがとうございました。
投資信託での資産形成についてはこちらで記事にしています。
投資とコストカットに対する考え方はこちらで記事にしています。
長期投資には為替ヘッジを考える必要があります。