2022年の株式市場
2022年も4分の3が過ぎようとしていますが、株式市場は我慢の相場が続いています。
・米国の利上げ
・世界各国のインフレ進行
・ウクライナ情勢
新型コロナウイルスについては終わりが見えつつありますが、このような状況で株式市場は停滞しているといってよい状態が続いています。なかでも投資家に最も大きな影響を与えているのは米国がインフレ抑制のために行っている利上げですね。
今年に入ってからはダウ平均株価を見ても一貫した右肩下がりで、9月28日時点で29,683ドルと30,000ドルを割り込むことが当たり前になっており、調整局面と言えるような状態になっています。
実際に日経平均株価を見てみると、1月4日は29,300円だったのが、右肩下がりで推移しており、9月28日時点で26,000円ほどになっています。10%ほど下落していることからも調整局面入りしていると言ってよいかもしれません。
それほど実感はない
このような株式市場では資産増加させている方は稀で、順張りしている多くの投資家は資産を減少させています。
・つみたてNISAで含み損が出ているので損切した
・iDeCoで含み損が出ているので積立額を減らした
・株式投資を一旦辞めた
SNSなどではこのようなコメントがちらほら見受けられます。資産減少することは、長期投資前提でも気持ちのよいものではないですね。
もちろんYOHも資産を減らしているのですが、それほど資産減少させている印象はありません。それは、YOHの投資スタイルによるところが大きいということです。
毎日積立
私は今年に入ってからも資産が大きく減少していることはありません。その理由が「投資信託を毎日積立している」ということです。(もちろん、資産規模が大きくないことも大きな要因です)
私はSBI証券と楽天証券での投資信託を行っていますが、メインはSBI証券の投信積立です。
・SBI証券 クレジットカード積立(月5万円)と毎日積立(毎日〇万円)
・楽天証券 楽天キャッシュ積立(月5万円)
このようにSBI証券では投信積立を毎日設定で行っています。
この毎日積立によって資産減少が緩やかになっているということです。投信の毎日積立については、様々な意見があります。
・ドルコスト平均法で考えても、毎月積立のパフォーマンスと差がない
・売買報告書が毎日発行されて大事な報告書を見逃してしまう
・毎日にすると、年間決まった額を投資することができない
どちらかと言えば、毎日積立にはこのような否定的な意見が多いように感じます。しかし、今のような下落局面においては毎日積立は精神衛生上非常によいのですね。
・毎日入金しているので、資産減少を感じにくい
・資産減少の速度が緩やかになる
毎日積立は、今のような慢性的な下落局面においてはこのようなメリットがあるということです。
YOHの考え
現在のような慢性的な下落局面においては、株価がどうしても気になってしまいます。
・長期投資なので短期的な株価下落は気にしない
・何十年の長い期間で見ればマイナスに落ち着く年もある
このようなことを頭では理解していても気持ちが付いて行かないということは、誰しもに起こり得ることなのですね。そんな時に日々、資産が目減りしていないということは、精神衛生上非常に楽なのですね。
実際に毎日積立が月1回の積立と比較して投資パフォーマンスに大きく影響を及ぼすかと考えれば、ほとんど影響が無いといってよいでしょう。
しかし、資産を確認する際に減少幅が緩やかであれば、気持ちは非常に楽になり、投信積立を継続する大きなモチベーションになるのですね。
私は証券口座を確認するのは、多くても週に1回ほどですが、マネーフォワードなどのアプリで支出管理を行っていれば、いやでも総資産は目に入ってくることになります。
総資産が大きく減少している場合、どの資産が減少しているのか確認したくなるのが、投資家心理としては普通です。そして、その確認には数分の時間がかかるということです。
・1日5分間の確認
・1週間で35分
・1カ月で150分
資産減少の確認にこれだけの時間がかかるということです。そして、このような時間は無駄な時間と言ってよいですね。
・資産減少に対してアクションを起こす
・減少した資産を見て対応策を考える
長期投資家はこのようなことをする必要が無いからです。長期投資は最初に投資対象を決めれば特にすることはありません。
しかし、株価や資産状況が気になる場面が来ると、毎日数字を追ってしまいたくなるのですね。しかし、数字を追ったからといってできることはありません。それならば、数字を追わないような仕組みを自分自身に合わせて作ることが大切だということです。
私にとってのその仕組みが毎日積立ということです。ご覧いただきありがとうございました。
公務員や会社員にとっては投資信託による長期投資が最もよいと私は考えています。
投信積立なら米国株式は外せないという記事です。
バランスファンドも選択肢に入りますが、特性を押さえておく必要があります。