株式投資ブーム
ここ数年、資産運用が大変ブームになっています。特に、取り沙汰されているのはインデックス投資ですね。
テレビの地上波ニュースで株式投資について取り上げたていたり、書店などでもインデックス投資関連書籍の特設コーナーで目にする機会が増えています。
このグラフからわかるとおり、国が後押ししているNISA口座数が年々増加していることからも、人気や関心が高まっているということです。
そんな中でインデックス投資をしようかどうか迷っている方も非常に多いですね。
・ブームになっているし、やっている人が増加してているからやった方がよい
・給料だけで生活できているのであれば、やる必要はない
迷っている方は、このように株式投資に対して肯定的な意見と否定の意見を目にすることになります。
・インデックス投資はした方がよいのか
・何故意見がわかれるのか
今回はこの2点について考えてみたいと思います。
インデックス投資はした方がよいのか
インデックス投資はした方がよいのか、ということについての私の考えは「人によって意見がかなり分かれる」ということです。
・やった方がメリットが多い人
・やった方がデメリットが多い人
この2つのパターンの方が一定数おられるからですね。順番に触れていきます。
やった方がメリットが多い人
インデックス投資をやった方がメリットが多いというのは、単純に言ってしまえば、お金が余っているという方ですね。
・銀行預金が3000万円ある
・月々手取りが50万円あり、コンスタントに30万円貯金できている
このような方はインデックス投資に取り組むメリットはかなり高いですね。ただ、年齢高い方は注意が必要です。具体的に言えば、60歳を超えておられるような方ですね。
・短期的には含み損を抱えることになる
・20年間は利益が出ないこともある
このようなことを理解した上で取り組む必要があるからです。そして、若い方というのも一概にやった方がよいとはいいきれません。
・結婚
・出産
・転職
このようなことで収入や支出、人生観などが大きく変わることがあるからです。そのため、貯蓄を優先した方がよいケースが少なくないからですね。
そういったことを考えれば、やった方がメリットが多い方というのは、20代後半からで、ある程度の金銭的な余裕がある方ということになります。
やった方がデメリットが多い人
インデックス投資をやった方がデメリットの多い方というのは、「非常に神経質な方」ですね。
・少しの含み損が出ると不安になる
・金銭的な値動きが非常に気になる
このような方というのは、運用自体が上手く行っていたとしても不安になるからですね。これは自身の保有している資産額や年収にも左右されますが、個人差によるところが非常に大きいですね。
※長期のインデックス投資で運用がうまく行っているというのは、含み損が出ていないということではありません。選択した金融商品がベンチマークと差異のないパフォーマンスを出しているということです。そこにはマイナスのパフォーマンスも含みます。
非常に神経質な方の場合、頭では理解をしていても、不安になって日常生活に支障をきたしてしまうことも十分に考えられます。そのため、不安を抱えながら資産増加できたとしても、人生にとってよいこととは言い難いからですね。
YOHの考え
私自身はこのようなお金関係のブログを書いていることからも、多くの人がインデックス投資はした方がよいと考えています。しかし、誰しもに進めているわけではありません。
・インデックス投資はまず損をしないから絶対にやった方がよい
・貯金だけで資産形成しているなんて情報弱者だ
・インデックス投資をしていれば人生ハッピーになるよ
インターネット記事やSNSなどを見ていると、このような意見も見受けられますが、これはインデックス投資に対してやや積極的過ぎると私は考えています。
私自身もインデックス投資を正しく行えば、現行の銀行預金よりも高い利回りを得ることができる可能性は非常に高いと考えています。
しかし、これは絶対ではないということです。正しく継続したにも関わらず資産を増やすことができないということも可能性としてはゼロではないということです。
私は、このような不特定多数の方に発信するようなブログであれば、インデックス投資をはじめとする株式投資による資産形成をおすすめしています。
私自身がインデックス投資で資産を増加させているという裏付けがあるからです。
しかし、親族、友人など顔の見える関係の方から「インデックス投資をした方がよいのか」と聞かれた際は非常に慎重に答えを出すようにしています。
・この人であればインデックス投資に取り組めば資産増加させる可能性が極めて高い
・リスクを理解した上で取り組むことができる人だ
このような印象の方に対しても、積極的に進めることはないということです。
ほぼ間違いなく上手く行くと感じていたとしても、上手く行かないという可能性はゼロにはならないからですね。人生において絶対ということはないということです。
そのため、できるだけ多くネガティブな情報や意見を出すようにしています。
インデックス投資をした方がよいかどうか意見が分かれるのは、同じものを見てどのように感じるかの違いによるものだということです。
99%の可能性で成功するということは、逆に言えば1%の可能性で失敗するということです。そして、自分がどちらに入るのかはわからないということです。
私はどちらかと言えば、失敗する1%に入る方を気にしてしまうということです。この考え方はどちらがよいというものではなく、タイプによる違いと考える必要があるということです。
大切なことは正しい知識を身に付けて自分自身で考えて選択することです。しっかりとインデックス投資を理解した上で、やらないという選択をすることは大変素晴らしいことです。
やってはいけないのは、よくわからないまま周囲に流されてはじめてしまうことです。
・自分自身の考えや状況
・インデックス投資のメリット、デメリット
これらを理解した上で行う必要があると私は考えています。
ご覧いただきありがとうございました。
インデックス投資の指数として人気のあるS&P500はそれなりにリスクがありますね。一本調子で右肩上がりではありません。
インデックス投資で大切なことは条件を満たした指数や金融商品を選択することです。最初が間違っていれば思ったパフォーマンスは期待できません。
私は米国株式のインデックス投資をおすすめしています。その理由はこちらで記事にしています。