発熱
医学的には体温が37.5度以上になることを発熱といいます。誰しもが一度は経験したことのあることですね。
・意識レベルの低下
・倦怠感
・呼吸苦
・悪寒
・頭痛
・喉の痛み
・関節痛
発熱には様々な症状が伴います。共通することは、普段の状態と異なっているので、身体を休める必要があるということです。
発熱の多くは、身体の防御反応に起因するものです。体内にウイルスや細菌などの原因物質が入り込んだ際に、増殖を抑えるために免疫系を活性化させることで発熱が起こるからですね。
・インフルエンザ
・内臓の炎症
・ホルモン異常
・膠原病(リウマチ)
・熱中症(免疫性の発熱ではない)
様々な原因によって発熱が起こります。
救急隊から見る発熱
119番通報する方の多くは身体の異常を感じて救急車を要請します。
・頭が痛い
・動けない
・意識が朦朧としている
このような身体の異常ですね。そして、救急隊が傷病者の容態把握をする際に、用いるのがバイタルサインです。バイタルサインとは、客観的に見てわかる身体の状態を数値化したものです。
・血中酸素飽和度
・血圧
・意識レベル
・体温
しんどいという訴えには個人差がありますが、それを数値化することによって、傷病者の身体の状態を客観的に重症度と緊急度に当てはめることができるのです。
そして、救急要請する傷病者は発熱を伴っていることが大変多いのです。救急では、身体の調子が悪いことと、発熱はセットのように考えられています。
コロナウイルスが蔓延してからの発熱に対する意識
救急要請する傷病者に多い発熱ですが、コロナウイルスが蔓延する以前は、医療機関は発熱に対して、それほどシビアではありませんでした。
・意識レベル 1桁
・血中酸素飽和度 90%
・血圧 150/100
・体温 37.5度
救急傷病者を受け入れる病院が気にするのは、飛び抜けて悪い数値です。このような傷病者の場合で言えば、血中酸素飽和度ですね。体温は高いですが、それほど気にする数字ではありません。この傷病者は多くの場合、近隣の2次病院で十分対応が可能です。
しかし、コロナウイルス蔓延以降、バイタルサインで医療機関が最も重要視するのは体温といってよいほどです。体温が37.5度以上ある時点で、コロナウイルスの罹患を疑う必要があるからです。こうなってしまうと、受け入れ病院は限られてしまいます。
コロナウイルス罹患疑いの傷病者の病院受け入れ先が決まらずに、何時間も救急車内で待機した、という事案は一時期マスメディアで取り上げられていたことを目にした方もおられるのではないでしょうか。
状況が変われば資産運用の常識も変化するということ
1980年代の資産運用の中心は預貯金でした。銀行の利率が6~8%あったからですね。リスクフリーレートがそれだけあるなら、多くの人にとって、わざわざ株式などでリスクを取る必要がありません。
しかし、今のメガバンクの預金の利率は0.001%、国債も10年債で0.1%です。世界経済が緩やかにインフレしていることを考えると、お金を保有しているだけでは、実質的価値は目減りしていくということです。
それを避けるために、株式投資などの資産運用をすることが、求められるということです。投資をしないリスクが投資をするリスクを上回っている、ということですね。状況が変われば、資産運用の常識も変化します。
・ネット証券
・ネット銀行
・NISA
・iDeCo
今は、誰しもが資産運用を手軽にはじめる環境が整っています。国が個人の資産運用を後押ししていることも明らかです。
・銀行預金のみで
・定年退職まで勤め上げて
・年金で悠々自適に暮らす
このような人生設計は終わりを迎えています。今の50代後半は逃げ切れるかもしれませんが、30~40代はこの人生を迎えることはできません。自分自身で資産防衛していくことが求められているのです。
過去の常識をそのまま継続していると、お金の面において、人生を難しいものにしてしまう可能性が多々あります。社会の流れに合わせたお金の考え方をしていかなければならないのです。
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