日本の個人事業主、フリーランスは1,200万人
総務省の統計事務によると、日本の労働者人口は6868万人。その内、雇用されて働いている人は5,660万人です。残りの約1,200万人が個人事業主やフリーランスで生計を立てているということになります。
およそ5人に1人が個人事業主やフリーランスというのは、私の感想では、個人事業主やフリーランスの方がこんなに多いのか、という印象です。公務員や会社員の方は私と同様の感想を抱く方が多いのではないでしょうか。
それは、周りの環境によるものですね。私は人付き合いが多い方ではないので、合う友人は限られています。その多くの方が公務員やサラリーマンといった雇われて仕事をしています。フリーランスというのは、少ない友人の中でもさらに限られています。
同じような仕事をしていれば、同じような職種の方と接する機会が多いからですね。
個人事業主の年収、手取り
国税庁の統計調査によると、個人事業主の年収平均は384万円、手取り平均は264万円となっています。
会社員の年収平均は450万円、手取りは平均は300万円ということを考えると、会社員の方が36万円/年ほど多いことになります。
給料面で言えば、会社員をしている方が優れています。また、福利厚生に関しても会社員の方が優れていますね。
・健康保険
・厚生年金
この2つは個人事業主には無い、非常に優れた福利厚生です。
SNSはお金持ちで溢れている
フリーランスと公務員・会社員にはそれぞれ長所と短所がありますが、共通して言えることは、お金持ちは意外と少ないということです。
・ブログ
このようなSNSにはフリーランス、会社員問わず、お金持ちが溢れています。
・月収1,000万円
・働いて1カ月で300万円儲けた
真偽のほどはさておいて、このような方を見つけることは非常に簡単です。そのような情報に日々晒されていると、自分の収入に少なからず、不安や不満を抱くようになりますね。
・もっとお金を稼ぎたい
・もっと贅沢な暮らしをしたい
・遊んで暮らしたい
このような願望は大小あれど、誰でも持っているものです。しかし、このようなことは誰にでもできるわけではありません。それを客観的に理解させてくれるのが、各省が出している数字なのです。
・サラリーマンの手取り平均は300万円
・フリーランスの手取り平均は264万円
多くのサラリーマン、フリーランスはこの数字から大きく離れた数字にたどり着くことは難しいのです。
幸福とはお金のかからないもの
私も、もっとお金があれば楽しいことができる、と若い時は考えてました。しかし、年を重ねるごとに、幸福とはそれほどお金がかからないものだと感じるようになりました。
・家族と変わらない日常を暮らす
・健康に毎日過ごす
・太らないようにスポーツをする
・ストレス少なく仕事をする
・友人と食事をする
・特別な日に少し高価な外食をする
私が幸福と感じるのはこのようなことですが、それほどお金がかかりません。私の場合、世帯の支出は月に20万円あれば十分です。
・高い車に乗る
・高いお酒を飲む
・趣味に散財する
・高価な外食を定期的にする
このようなことは幸福に違いないのですが、刹那的です。お金でのみ得ることのできる幸福とは持続しないのが特徴です。
大切なのは、持続する幸福を構築していくこと
人生において大切なことは、持続する幸福を構築していくことです。そして、それは人それぞれです。
年収1億円の人は、刹那的な幸福を日々構築していくことができます。それだけの財力があるからですね。しかし、年収400万円の人が刹那的な幸福で日々を構築していくことはできません。
足るを知る、ということです。年収400万円の会社員・公務員が年収1億円のフリーランスよりも幸福である事例はありふれています。自分の限られた範囲で最大限の幸福を求めることが人生において大切ということです。
私の場合は、月に20万円、年間で240万円あれば、幸福に暮らしていくことができています。年収が上がっても、この生活スタイルは崩れることはないだろうと感じています。
幸福とは、それほどお金がかからないものなのです。