どれぐらいの期間で新しいNISAの枠を埋めるのか
先日、下の記事をアップしたところ、「YOHさんは新しいNISAをどれぐらいの期間で埋める予定ですか?」という質問をいただきました。
私の答えとしては「早ければ5年、概ね7~10年で使い切れればよい」ということになります。
新しいNISAは年間の投資上限額が360万円、生涯非課税限度額が1,800万円あり、最も早く使うのであれば、4年と1カ月(49カ月)、月30万円の積立投資であれば5年(60カ月)で使い切ることができます。
しかし、この金額をすでに用立てることができているという方は多くはないですね。
私自身も5年で生涯非課税限度額の1,800万円を使うことができればよいとは考えていますが、それほど上手くはいかないだろうと考えています。
しかし、なるべく早く埋めることができればよいとは考えています。
そのため、今回は私の新しいNISAの枠の埋め方について考えを記載したいと思います。
YOHの新しいNISAの枠の埋め方
まず、私が新しいNISA枠を埋める際に決めていることは、以下のようになります。
これらが私が新しいNISA枠を埋める際に決めていることです。
月々決まった金額を積み立てていくため、短期間で大きな金額を使うことは考えていません。
・360万円を一括で投資する
・ボーナス設定を活用して月の入金額に差をつける
このような枠の埋め方はしないということです。月々決まった金額を積み立てていくことになります。
そして、1,800万円の非課税投資枠をどれぐらいの期間で埋めることができるのか、ということについては未知数ですが10年以上はかからないだろうと考えています。。
・月10万円(年間120万円)を継続して15年で1,800万円の枠を使い切る
このような考えではないということです。できれば早く枠を使い切りたいと考えているということです。
そのため、年によって、投資可能な金額を変えていくというのが基本的な考え方となります。
・年間の手取り収入合計
・年間の出費
このようなお金のことを年初めにザックリと概算で考えて、年間投資可能額を決めてそれを12で割るという形を取ります。
そのため、年によって月々30万円(年間360万円)の積立投資ができる年もあれば、月々10万円(年間120万円)の年もあるということになります。
これをその年がはじまる前に決めておくということです。
そして、1年目(2024年)に関して言えば、「月30万円(年間360万円)を積立投資する」ことに決めています。
・来年の収入から生活費を引いても年間120万円は確保できる
・投資に使うことができるキャッシュが240万円以上ある
このようなことから、月30万円(年間360万円)の積立投資ができると判断しているということです。
しかし、2年目(2025年)からどのようになるかは未知数ですね。
月10万円の積立投資をベースにしつつ、2024年末にどれだけの余裕資金があるのかによって変わるということになります。
保有中の投資信託を売却しない理由
新しいNISA枠を早く埋めることを考えるのであれば、特定口座に保有している投資信託を売却すれば、年間投資可能額を上げることはできるのでしょうが、現時点ではそれは考えていません。
・特定口座で保有している投資信託の全てに含み益が出ている
・新しいNISAでどれだけの運用期間を取ることができるかわからない
・新しいNISAで必ずしも含み益を出すことができるかわからない
・売却するのが煩わしい
・最速の5年で1,800万円分の枠を埋めることを考えていない
保有中の投資信託を売却して新しいNISAに移すことをしない理由としては、これらのことが挙げられます。
保有中の投資信託を売却して新しいNISAに移して銀行預金の利子のように、必ず、100%資産が増加するのであれば、アクションを起こすでしょうが、そうでは無いのでしないという選択をしているということです。
YOHの考え
今回は、私の新しいNISAの枠の埋め方について触れてみました。
私はこの5つを基本として新しいNISAの枠を埋めていくように考えています。
このような枠の埋め方をするのは、私の属性によるところが非常に大きいですね。
・一般的な地方公務員のため収入はそれほど多くはない
・こどもが3人いるので生活費を削ることが難しい
・一括して大きな金額を用立てることが難しい
これらのことを考えると、月々決まった金額をコツコツと積み立てて枠を埋めていくのが最もよいということです。
実際のところ、5年で1,800万円を捻出できればよいとは考えてはいますが、捻出することは難しいですね。
順調に行けば7~8年、支出が増加すれば10年ほどで1,800万円の積立が完了するのでは、というのが今の感覚です。
しかし、この10年以内にどれぐらいのお金が必要になるかは未知数です。
特にこどもに関する費用は全くと言ってよいほどわかりません。
・大学受験
・高校受験
我が3姉妹はこの10年以内にこれらのことに直面します。そして、ここにどれぐらいのお金がかかり、用意しておく必要があるのかということはわからないということです。
教育資金はある程度準備をしてはいますが、それを遥かに上回る金額が必要になる可能性があるからですね。
そうなれば、新しいNISAの枠を埋めるどころではなくなるかもしれません。
しかし、ある程度予想の範囲内で収まるのであれば、早くて5年、計算通りなら7~8年(年間180万円~250万円)ほどは積立投資に使うことができるだろう、という考えでいるということです。
新しいNISAの枠の埋め方については様々な意見がありますが、大切なのは自分自身にあった方法で行うことです。
・早く使った方が運用期間を長く取ることができる
・年間360万円を何としても捻出する
このようなことを考える必要はないということです。自分自身の状況に合わせて人と比べることなく、資産形成してくことが大切だと私は考えています。
ご覧いただきありがとうございました。
新しいNISAは資産形成の大きな分岐点となりますね。
新しいNISAが老後資金の金銭問題を解決できるかについては、こちらで記事にしています。
金融機関が新しいNISAをどのように使って欲しいと考えているかについてはこちらで記事にしています。