YOH消防士の資産運用・株式投資

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早期退職・経済的自立(FIRE)はコストパフォーマンスが悪いと言わざるを得ない

FIREは現在の労働環境と真逆の考え方

 FIRE(早期退職・経済的自立)というのは現在の働き方と真逆にあるものです。

 現在の労働環境というのは働く期間を長く取り、その分収入を増やすという考え方が主流です。

 この働く期間を長く取ることが主流となっている理由は主に3つあります。

 ・平均寿命の増加

 ・公的年金受給年齢の引き上げ

 ・公的年金の所得代替率の低下

 この3つが働く期間を長く取ることが主流となっている理由です。

 特に平均寿命の増加というのは金銭面だけを考えた場合、決してよいことばかりではないですね。

出典 

図表1-2-1 平均寿命の推移|令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-|厚生労働省

 令和2年の厚生労働白書によると、平均寿命は男性で81歳、女性で87歳となっています。

 このことを考えると、65歳から公的年金受給を開始して20年以上生活をしていく必要があります。

 そして、公的年金とそれまでの蓄えだけでは生活が難しいため、働く期間を長く取り、蓄えを増やすなり、生活費を捻出するといった必要があるということです。

 しかし、FIREというのはこの状況と真逆で働く期間をできるだけ短くして、その時に蓄えた資産で生活をする生き方です。

 私自身はFIREするだけの資産はありませんが、FIREできるだけの資産を保有していてもFIREはしないだろうと考えています。

 その理由はFIREはコストパフォーマンスが悪いと考えているからです。

 ・FIREはコストパフォーマンスが悪い

 ・FIREは誰もが目指すべきものなのか

 今回はFIREについてこの2点を中心に触れてみたいと思います。

FIREはコストパフォーマンスが悪い

 まずはじめに抑えておきたいのは「FIREのコストパフォーマンスが悪い」というのは、金銭的な部分だけを考えた場合です。

 ・自分が好きなように生きることができる

 ・仕事が嫌でたまらない

 このような金銭以外の部分については個人の価値観や考え方によって重要度が変わるため考慮していません。

 そして、金銭的部分だけを見た場合、FIREというのは非常にコストパフォーマンスが悪い生き方であるというのが私の考えです。

 その最も大きな理由は「自分の労働力を安売りすることになる」からです。

 お金を生み出す方法は様々ありますが、最も多くの人が実践しているのが「自分の労働力を企業に提供してその対価として報酬を得る」ということです。

 私のような地方公務員であれば、自治体に自身の労働力を提供することによって、市民サービスを向上させることで給料を得ているということです。

 しかし、FIREというのは、自身の持っている労働力をお金に変換しなくなるということです。

 これは、確実に得ることができる利益を取り逃がしていることになるということです。

 個人の状況によりますが、会社員や公務員であれば、労働力というのは60歳までは高く評価され、お金に変換しやすい傾向にあります。

 そのため、40歳でFIREした場合、60歳までの20年間、自分の労働力を無駄使いしていることになるということです。

 平均年収が500万円の場合、1億円の利益を取り逃がしていると考えることができるということです。

 資産形成で大切なことは、自分の保有している資産を効率よく最大化することです。

 この自分の保有している資産というのは金融商品だけではありません。

 そこには自身の労働力という非常に価値のあるものが含まれるということです。

自分の労働力を安売りすることはコスパが悪い。

YOHの考え

 今回はFIREがコストパフォーマンスが悪い理由について考えてみました。

 FIREというのは金銭的な面だけを見た場合、コストパフォーマンスが悪い生き方だと私は考えています。

 その理由は「自分の労働力を安売りすることになる」からですね。

 自分自身に年間500万円を生み出す能力があるのであれば、FIREしてしまうとその能力を有効にお金に変換することをしないということです。

 それは、自身の労働力という大きな資産を効率よく最大化できていないことになるということです。

 これは非常にコストパフォーマンスが悪い生き方と言わざるを得ないということです。

 しかし、FIREが全てにおいてコストパフォーマンスが悪いかと言えばそうではありません。

 FIREには金銭的価値だけではなく、時間的価値や個人の価値観を多分に含んで考える必要があるからです。

 むしろ、時間的価値や個人の価値観の方がFIREに占めるウエイトは大きいですね。

 ・労働力が生み出すお金よりも時間的自由の方が価値が高い

 ・お金よりも個人の時間や価値観が何よりも大切

 このように考えられているからこそ、FIREというのは日本でも受け入れられるということです。

 私自身は金銭的にも属性的にもFIREすることができる状況ではありませんが、10年後にFIREできる状況になったとしても、FIREはしないだろうと考えています。

 その理由は「できる限り自分の労働力をお金に変換したい」からですね。

 働きと能力に見合った給料が提供されるのであれば、その分の労働力は提供し続けることが資産形成的な面から見ても都合がよいということです。

 自分の労働力をお金に変換するというのは非常に大変な作業で、そこにはある程度の不自由さが伴います。

 しかし、多くの人にとって最も資産価値が高いのは自分自身の労働力です。

 FIREというのは、金銭的価値観その最も資産価値があるものを無駄使いしてしまうことになると私は考えています。

 ご覧いただきありがとうございました。

 仕事が嫌でFIREを目指すというのは本質的ではないですね。仕事が嫌というのは転職によって解決する方がよいケースが大半です。

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 組織に属して働くことは不自由さが伴いますが、悪いことばかりではないですね。いいこともたくさんあります。

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 定年退職後も自身の労働力に見合った対価が得られるのであれば、働くという選択をしてもよいですね。

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