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何故、保険販売員の勧める金融商品を購入してはいけないのか

金融商品にアプローチする方法

 個人投資家が金融商品にアプローチする方法としては主に3つのケースがあります。

 ・自分自身で情報収集をして購入する

 ・専門家のアドバイスを聞いて購入する

 ・販売員勧誘によって購入する

 細かく分ければもっとあるのでしょうが、大きくはこの3つです。

 そして、この中でしてはいけない選択というのは「販売員の勧誘によって購入する」ということだと私は考えています。

 他の2つが優れており、必ずしも利益を出せるということとイコールではありませんが、「販売員の勧誘によって購入する」というのは、他の2つと比較しても利益を出せるケースが著しく低くなるということです。

 そして、会社組織で働いておられる方にとって、身近なのが保険販売員の方ですね。

 しかし、保険販売員の方が勧める金融商品を購入することは、資産形成上不利になる可能性が多分に含まれていると私は考えています。

 ・保険販売員の営業

 ・保険販売員は資産運用の専門家ではない

 今回は何故、保険販売員の勧める金融商品を購入してはいけないのか、ということについて触れてみたいと思います。

販売員の営業

 個人投資家が金融商品へアプローチする方法として、会社員や公務員であれば誰もが経験をしたことがあるのが、保険販売員の勧誘ですね。

 ・職場の上司が保険契約している

 ・休み時間に事務所に営業目的で来る

 このような形で仕事の合間に保険販売員と話をして、その際に投資用の金融商品の購入を勧められるということです。

 今の時代ではありえないでしょうが、私が働き始めた時などは、上司が新人職員を会議室に集めて、保険販売員に営業をさせる、というようなことをしていました。

 ・働くのであれば生命保険や医療保険に加入しなければならない

 ・怪我や病気をした時のお守りになる

 このような保険契約と合わせて、資産運用関係の金融商品の購入を勧められるということです。

 今でこそ、このような強引な方法を取ることは無いでしょうが、一定数の方が保険販売員の勧誘に興味を持ち、金融商品を購入していますね。

 その理由は、保険販売員の方の営業トークというのは洗練されているからですね。

 ・勧める金融商品がいかに優れているか

 ・勧める金融商品を購入しないことのデメリット

 このようなことをわかりやすく説明してくれますが、抑えておきたいのは、保険販売員は資産運用の専門家ではないということです。

保険販売員は資産運用の専門家ではない

 保険販売員の勧める金融商品を購入される方が口を揃えて言われるのが、「自分はよくわからないが、専門家が勧めるんだからいい金融商品だ」ということです。

 ・自分は金融商品についてはよくわからない

 ・保険販売員は金融商品に詳しい

 ・自分よりも知識のある保険販売員が勧めている

 このような理由で保険販売員が勧める金融商品の購入に踏み切るということです。

 しかし、これは確実に間違っていると言ってよいですね。

 保険販売員というのは、保険や金融商品を売る専門家であって、資産運用の専門家ではないからですね。

 当たり前ですが、保険や金融商品を売る専門家と資産運用の専門家というのは、全く異なっています。

 保険や金融商品を売る専門家というのは、あくまでも主体性は保険販売員の方にあります。

 保険や金融商品を売って自分自身の営業成績を上げる、というのが一番の目的でありるということです。

 一方で、資産運用の専門家に相談して金融商品を購入する場合、主体性は相談者にあります。

 ・自分の経済状況

 ・このような資産形成をしたい

 このような個別のケースに応じて、数ある金融商品の中から合いそうなものを選択してくれる、ということです。

 ここを混同してしまうケースが非常に多いということです。

見えているものは本当に正しいものなのか。

YOHの考え

 今回は、保険販売員の勧める金融商品を購入してはいけない理由について触れてみました。

 保険販売員の勧める金融商品を購入してはいけない理由としては、「保険販売員は保険や金融商品を売る専門家であって、資産運用の専門家ではない」からですね。

 ここを抑えておかないと、資産形成というのは難しいものになってしまうということです。

 もちろん、保険販売員の勧める金融商品を絶対に購入してはいけないというわけではありません。

 保険販売員の勧める金融商品を購入して、資産を増やすことができている方というのも少なからずおられるでしょう。

 しかし、そのようなケースというのは、保険販売員の勧める金融商品が優れていたということではなく、相場環境自体がよくて利益を出せているケースが大半であるということです。

 ・自分自身で情報収集をして購入する

 ・専門家のアドバイスを聞いて購入する

 ・販売員の勧誘によって購入する

 個人投資家が金融商品にアプローチする方法としては3つのケースがありますが、「販売員の勧誘によって購入する」というのが他の2つと決定的に異なるのは、主体性の違いです。

 ・自分自身で情報収集をして購入する・・・全てにおいて自分で意思決定

 ・専門家のアドバイスを聞いて購入する・・・金融商品選択の最終判断は自分

 ・販売員の勧誘によって購入する・・・最初から選択する金融商品が決まっている

 このようなことから、「販売員の勧誘によって購入する」というのは、金融商品選択の主体性が自分自身に全くない、ということが資産運用的によくないということです。

 保険販売員の全てがそうではないでしょうが、大半の保険販売員というのは、自分自身の営業成績が第一で、お勧めした金融商品やそれを購入した方の人生がどのようになるか、ということは二の次であるということです。

 そのようなことを考えると、保険販売員の勧める金融商品というのは、購入してはいけないと私は考えています。

 ご覧いただきありがとうございました。

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