YOH消防士の資産運用・株式投資

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【保険商品だからと門前払いするのは投資家としてイマイチ】リスクフリーレートと資産投下対象の考え方

投資型の保険商品

 資産運用をはじめて金融の知識が付いてくると、やや極端な思考に陥ることがあります。

 ・生命保険会社の投資型保険商品は詐欺に等しい

 ・生命保険の投資型保険商品を購入しているなんて情報弱者だ

 やや強い言葉ですが、その保険商品の概要を見ることなくこのように断じることがある、ということです。しかし、投資家としてこのような考え方は適切ではありませんね。

 ・数字

 ・商品設計

 ・自分自身の考え

 このような事柄が抜けているからですね。実際には、資産投下対象は人によって異なります。

 ある人にとっては、よくない商品でも別の人から見れば、資産投下対象として適切だということはありふれているということです。

 その判断のひとつとして用いるのがリスクフリーレートです。今回はリスクフリーレートと投資対象の見極め方について考えてみたいと思います。

出典 生命保険で資産運用するメリットデメリット 保険コンパス

リスクフリーレート

 株式投資などの投資をする際に指標のひとつとなるのが、リスクフリーレートです。リスクフリーレートとは、リスクがほとんどない状態の金融商品の利回りです。

 ・銀行預金の利率

 ・国債の利率

 日本でリスクフリーレートとして最も主流なのがこの2つですね。公務員の場合、共済貯金の利率をリスクフリーレートとして考えてもよいですね。

 ・個別株

 ・投資信託

 ・外貨預金

 保険商品だけでなく、このようなものもリスクフリーレートを元に、投資対象として適切かを考える必要があるということです。そして、一般的にはリスクフリーレートは国債の利回りで考えるのがよいですね。

日本のリスクフリーレート

出典 現在募集中の個人向け国債・新窓販国債(財務省)

 令和4年6月22日時点で財務省が公表している国債の利回りはこのようになっています。

 ・個人向け国債(10年変動) 0.16%

 ・個人向け国債(5年固定) 0.05%

 ・個人向け国債(3年固定) 0.05%

 メガバンクの普通預金金利が0.001~0.002%であることを考えると個人向け国債(10年変動)は利率が良いように思えますが、リスクもそれなりにありますね。

 ・金利リスク

 ・信用リスク

 ・資金拘束リスク

 国債は元本と利子の支払いを国が保障しているため、銀行預金よりも安全性が高く、金融商品として人気のある商品です。しかし、10年を超えるような超長期国債には上に挙げたようなリスクがあることは知っておいてよいですね。

日本のリスクフリーレートは0.05%

 国債に投資する投資家でも、30年債を購入する投資家は稀で、多くの投資家が国債への投資の目安としているのが10年債です。しかし、日本国債のリスクフリーレートで考える場合は5年固定の国債がよいですね。

 ・金利変動

 ・資金拘束

 この面から見ても、10年債(変動)は使い勝手が著しく悪いからですね。そう考えると、5年債の利回り0.05%を日本のリスクフリーレートのスタンダードとして捉えるのがよいですね。

リスクフリーレートを軸にして考える

 金融商品に資産投下する際は、日本のリスクフリーレート0.05%を軸にして、考える必要があります。

 ・積立期間20年

 ・元本合計1,000万円

 ・満期返却金1,100万円

 ・元本保証

 ・中途解約は元本割れ

 ・外貨預金積立

 このような貯蓄型保険を保険屋さんから勧められた場合、貯蓄型保険だからダメ、と考えるのではなく、しっかりと確認する必要があります。

 ・実際の利回り

 ・金融商品のリスク

 ・日本国債のリスクフリーレートは0.05%

 これらと金融商品のリスクを考えて、投資適格商品かを考える作業が必要だということです。

例の貯蓄型保険のリスク

 この貯蓄型保険の実質利回りは0.477%です。日本のリスクフリーレート0.05%の9倍以上あるということですね。そう考えると、悪い利回りではありません。

 そこに、この貯蓄型保険のリスクを洗い出して考える必要があります。

 ・元本割れリスク・・・無し

 ・資金拘束リスク・・・有り(5年間)

 ・為替リスク・・・有り(外貨預金)

 ・金利リスク・・・有り(金利上昇、下降ともにリスク)

 ・インフレリスク・・・有り

 他にもリスクはあるのでしょうが、ざっと考えられるだけで、5点のリスクが挙がります。

 ・日本のリスクフリーレート0.05%

 ・貯蓄型保険の利回り0.477%

 ・リスク5点

 これを自分の中で総合的に勘案して、この貯蓄型保険に資産投下するかを考えなければなりません。

 ・利回りが0.477%もあるから資産投下する

 ・貯蓄型保険はダメな商品が多いから資産投下しない

 このように考えるのはイマイチですね。しっかりと金融商品を確認しつつ、自分にとって投資適格商品かどうかを考えるのが本質的です。

 考えた結果、私ならば、この貯蓄型保険には資産投下しません。利回りの魅力よりもリスクが上回っていると考えるからですね。しかし、人によっては資産投下対象となってもおかしくはないということです。

分析することなくNO!と門前払いするのは投資家としてはイマイチ。

YOHの考え

 私は共済貯金が使える属性なので、自分のリスクフリーレートは0.7%と考えています。なので、0.7%を下回るリスク資産に資産投下することは考えていません。(共済貯金の利率は自治体によって異なります。多くの自治体では0.5~1%ほどですね。)

 そう考えると、多くの貯蓄型保険や変額保険、学資保険は私にとって投資不適格商品ということになってしまいます。

 ・利回りだけを追って投資対象を選ぶ

 ・リスクが高いから投資不適格商品として考えもしない

 このようなことは、避けるようにしています。ある程度の肌感覚で金融商品を見て、気になるものがあれば、じっくりと利回りとリスクを勘案して、自分のリスクフリーレート0.7%を軸に投資するか決める。

 このようにして、投資対象を選ぶようにしています。先入観を持って投資をしていると、柔軟な思考を失ってしまう可能性があるからですね。

 ・属性

 ・考え

 ・資産規模

 ・リスク耐性

 このようなことで、投資対象は人によって様々です。投資対象を選ぶ客観的事実として用いることができるのがリスクフリーレートなのです。ご覧いただきありがとうございました。

 とはいえ、変額保険は手数料が高すぎる商品が多いですね。その分資産投下対象にはなりにくいということです。

fire-money.hatenablog.com

 保険料控除目的だけであれば、明治安田生命のじぶんの積立は資産投下対象に入れてもよいですね。年収500万円付近であれば、内部収益率は2%ほどになります。

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