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消防士の老後資金はiDeCoで作るのがよい

消防士の老後資金はiDeCoで作る

 消防士にとって悩ましい問題が老後資金をどうするかです。社会保険料は上がり続けているのも関わらず、国民年金、厚生年金の受給額は下がり続けています。

 マクロ経済スライドがあるので年金制度が破綻することはありえませんが、受給の所得代替率は確実に下がるでしょう。おそらくは今の7割程度の受給額になるはずです。

 自分で備えをしておかなければならない。そうゆう時代に変わってきているということです。

 そして、老後資金を作るのに消防士にとって最もよいのがiDeCoです。

 私は公務員ができるようになってから、すぐにiDeCoをはじめました。iDeCoについては、多くの方が非常にわかりやすくブログで説明されております。私は厚生労働省のホームページが大変参考になりました。

www.mhlw.go.jp

 消防士にとってiDeCoについて抑えておくことは4つです。

 ・掛金は月々12,000円(年間144,000円)

 ・運用益は非課税

 ・掛金は所得控除となる

 ・60歳まで資金拘束される

 iDeCoは消防士にとって数少ない税制優遇手段の1つです。

iDeCoで受けることができる税制優遇

 iDeCoの税制優遇は所得税率によって決まります。消防士の所得税率のボリュームゾーンである20%で計算すると、43,200円の税制優遇を受けることができます。

 ・144,000(年間掛金)×30%(所得税20%、住民税10%)=43,200円

 これが30年間続くとすると、1,296,000円分の税制優遇になります。消防士にとっては非常に大きな金額ですね。

iDeCoをするポイント

 消防士がiDeCoをするのにはいくつかのポイントがあります。

  ・若い時からする

 ・元本保証型の商品を選ばない

 ・掛金は最高額(12,000円)にする

 ・生活に余裕がないならしない

 ・銀行や保険会社でしない(ネット証券でする)

 iDeCoは長期間大きい金額をするほど税額控除の効果を受けることができます。また、元本保証型の商品を選ぶと運用益が非課税であるメリットを生かすことができません。

 株式投資の金融商品を選ぶことが本質的です。また、iDeCoは年金を管轄している厚生労働省が主体です。NISAと混同されますが、NISAは金融庁が主体です。

 つまり、iDeCoの目的は老後資金なのです。人にとって大切なのは今現在の生活です。今現在の生活に余裕がないのであれば、iDeCoはするべきではありません。

 iDeCoは掛金を拠出するお金以外に口座管理料や事務手数料がかかります。これが銀行や保険会社ではネット証券会社と比較して割高なのです。

 銀行や保険会社の金融料品は宣伝費、人件費、建物の賃料など様々なものが上乗せされているからですね。金融商品に関しては、iDeCoは厚生労働省の基準をクリアしたものでなければ販売できないので、まともな金融商品ばかりです。

 投資信託は違います。銀行や保険会社で販売されている投資信託はまともなものを探すことが非常に難しいですね。

配偶者のiDeCoについて

 iDeCoは消防士の扶養内で働く配偶者や専業主婦(主夫)もすることができます。

 ・掛金は月々23,000円

 ・扶養控除内の所得しかないので税額控除は受けられない

 ・運用益の非課税は適応される

 配偶者が扶養内で働いている場合や専業主婦(主夫)の場合はこのような点に注意が必要です。税額控除を受けることができないのが注意点ですね。

 ここをどのように捉えるかで配偶者もiDeCoをするのかは変わってきます。もし、私の配偶者が扶養内の所得しかないのであっても、私は配偶者にiDeCoをおすすめします。

 運用益の非課税枠を使えるからです。そして、運用益の非課税枠を最大限に生かすならアクティブファンドに23,000円積み立てていきます。

 運用益を出すことができた場合に、リターンが非常に大きいからですね。長期的に運用益を出すことができた場合、数百万は受取額が変わっていると考えます。

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老後資金作りにiDeCoは最適

iDeCoは大変お得な制度

 iDeCoは消防士から見れば大変お得な制度です。

 ・毎月安定したキャッシュフローがある

 ・給料から自動天引きですることができる

 このような利点があり、消防士にiDeCoは大変向いています。最適な受取時期は退職金の金額、iDeCoの積み立て金額によって変わってくるので注意が必要です。

 しかし、iDeCoをすることは間違いなく老後不安の解消につながります。株式投資に踏み出せていない方は、iDeCoから株式投資をはじめてみることをおすすめします。