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【全世界・全米・S&P500】YOHの新NISAの使い方について

新NISAの使い方

 新NISAの開始が4カ月後に迫っています。投資家にとって、新NISAの使い方は非常に悩ましい問題です。

 ・年間投資上限額 360万円

 ・生涯投資可能枠 1,800万円

 新NISAで使うことのできるこの金額というのは、平均的な給与所得者にとっては、とてつもない大金です。

 新NISAの生涯投資可能枠1,800万円を上手に使うことができれば、資産運用はそれだけで完結させることができる、そういったポテンシャルを秘めているということです。

 そして、長期投資家であれば、新NISAの運用方法に関しては概ね一致しています。

 ・成長投資枠についても、長期投資をするために使う

 ・投資対象は分散の効いている投資信託やETFとする

 このような考え方で決めているということです。

 しかし、どの投資信託やETFを積み立てていくか、と言うことに関しては意見がわかれるところですね。

 ・全世界株式インデックスファンド

 ・全米株式インデックスファンド

 ・S&P500インデックスファンド

 このような金融商品のうち、どれにしようかと決めかねている投資家が多いということです。

 ・全世界株式インデックスファンドとS&P500インデックスファンドを半分ずつ

 ・3つを均等額ずつ積み立てていこう

 中にはこのように考えられている方もおられます。

 そして、YOH自身は新NISAの使い方として、生涯投資可能枠全てを「S&P500インデックスファンド」で使い切る、ということは前々から決めています。

 ・何故、新NISAをS&P500インデックスファンドに使うのか

 ・S&P500インデックスファンドを新NISAに使うことは正解なのか

 今回は新NISAの使い方について、この2点を中心に触れてみたいと思います。

何故、新NISAをS&P500インデックスファンドに使うのか

 YOHが新NISAをS&P500インデックスファンドに使う理由としては、以下の点が挙げられます。

 ・全世界株式、全米と比較してリターンが高い

 ・現金比率が高いアセットアロケーションで年利4~5%を目標としている

 この2点が私が新NISAをS&P500インデックスファンドに使う理由です。

 順番に触れていきます。

全世界株式、全米と比較してリターンが高い

 私が新NISAをS&P500インデックスファンドに使う理由のひとつ目が「全世界株式、全米と比較してリターンが高い」ということです。

 これは、過去のパフォーマンスを確認しても差は顕著です。

出典 Googlefinance

 2001年から2023年9月までのVOO、VTI、VTのパフォーマンスは上のグラフのようになっており、VOOのパフォーマンスが飛び抜けていることがわかります。

 そして、S&P500は米国企業の中でも選び抜かれた企業で構成されているということです。

 ・時価総額が53億ドル異常

 ・浮動株が50%以上

 ・4四半期連続で黒字利益を出していること

 このような企業でバランスよく構成されているからこそ、これだけのパフォーマンスを出すことができ、これからも大きなリターンを出してくれることが考えられるということです。

現金比率が高いアセットアロケーションで年利4~5%を目標としている

 私が新NISAをS&P500インデックスファンドに使う理由の2つ目が「現金比率が高いアセットアロケーションで年利4~5%を目標としている」ということです。

 私は資産運用に関しては現金比率が高めのアセットアロケーションを組むようにしています。

 ・現金 50%

 ・株式 50%

 現時点ではこのようなアセットアロケーションを組んでいます。

 そして、現金比率を50%以上にしたアセットアロケーションで超長期的に年利4~5%で資産を増加させていくことを目標としています。

 そのため、株式部分では少なくとも年利8%以上のリターンを求める必要があるということです。

 ・VT・・・9.5%

 ・VTI・・・8.67%

 ・VOO・・・14.7%

 全世界株式、全米株式、S&P500の直近10年の平均リターンはこのように言われています。

 私の考えである現金比率50%を超えたアセットアロケーション全体で年利4~5%であれば、どれを選択しても超えることはできます。

 それでもS&P500インデックスファンドを選択する理由としては、「想定したリターンよりも大きければ現金比率を高くすることができる」からですね。

 ・S&P500インデックスファンドのパフォーマンスがよく、想定よりも資産増加が早い

 このような状況になれば、現金比率を50%以上にして、安全資産をできるだけ多く保有するようなアセットアロケーションを構築するということです。

 ・できるだけリスク資産を少なくして、安全資産を多くしたアセットアロケーションを組みたい

 このような考えに最も適しているのが、S&P500インデックスファンドだということです。

選択はそれぞれの属性によって異なる。自分で納得することが大切。

YOHの考え

 今回は、YOHが新NISAをどのように使うのか、ということについて触れてみました。 

 ・全世界株式、全米と比較してリターンが高い

 ・現金比率が高いアセットアロケーションで年利4~5%を目標としている

 ザックリと言えば、この2点の理由から新NISAはS&P500インデックスファンドを積み立てるということです。

 私の印象になりますが、長期投資を前提として新NISAを使う投資家で最も推されているのが、「全世界株式インデックスファンド」です。

 ・投資対象が幅広く分散されている

 ・世界経済が成長すればほぼ確実にリターンを出してくれる

 ・リターンも申し分ない

 このような理由から、新NISAで長期投資をするならば、全世界株式インデックスファンドにしておけば間違いがないということです。

 ・全米株式インデックスファンド

 ・S&P500インデックスファンド

 この2つがやや敬遠されがちなのは、米国集中投資であることが大きな理由ですね。

 ・30年後は米国が世界経済の中心であるかはわからない

 ・国分散を効かすことができない

 ・S&P500インデックスファンドではリスク分散が足りない

 このような考え方というのは、長期投資においては誰しもが考えることです。

 そして、新NISAのような金額が大きくなる積立投資であれば、より安全にリターンを得ることを考えるのは当たり前であるということです。

 そして、より安全にリターンを得る金融商品を選択する場合、全世界株式インデックスファンドとなるのは必然ということです。

 この考え方というのは、株式部分でリスクを下げるという方法を取っていることになります。

 しかし、私は株式部分ではなく、安全資産部分でリスク管理をすることを重視しているということです。

 この2つにそれほど大きな違いはなく、好みの問題といっていいですね。

 要は、どこでリスクを下げるかということです。

 ・安全性の高い株式を中心にすることによってリスクを下げる

 ・現金などの安全資産を増やすことによってリスクを下げる

 このような考え方によって、選択する金融商品に違いが出てくるということです。私の場合であれば、安全資産によってリスクを下げる選択をしているに過ぎないということです。

 新NISAの積立商品の選択は個々の状況や考え方によって異なります。

 その選択で大切なことは、自分自身で考えて居心地のよいアセットアロケーションやポートフォリオを構築することです。

 そして、自分自身が思うようなリターンを得る方法を取ることです。

 新NISAが開始されるまではあと4カ月ほどあります。後々、後悔しないために今から使い方を考えておくことが大切だと私は考えています。

 ご覧いただきありがとうございました。

 S&P500だけで資産形成することはデメリットも多々存在します。

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 運用期間を長くとれない場合の新NISAの使い方については、こちらで記事にしています。

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