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消防組織は有力な就職先なのか

 

消防組織は有力な就職先なのか

 消防士は東京などの例外を除いて地方自治体に所属する地方公務員です。

 昨今は就職先として公務員が大変人気があります。

  • 給料が安定している
  • 仕事に特殊性がある
  • 就職する際の学歴のハードルが低い 
  • 身分保障

 このような理由から、就職先として人気があるのですね。

給料が安定している

 これは間違いがありません。

 自治体によって異なりますが、会社員の平均年収よりも高めに設定されている自治体が多いのです。

 また、病気などで休職した場合の保障が手厚いことも挙げられます。

 自営業者が病気で働けなくなった場合は収入に直結しますが、公務員・消防士は病気で働けなくなった場合でも一定の収入が保障されています。

仕事に特殊性がある

 これが行政職の公務員と異なっているところです。

 似たような組織として警察官、自衛隊などが挙げられます。

 消防士の主たる仕事は災害従事です。

  • 火事の際に消火活動を行う消火隊
  • 閉じ込め事故や火災の逃げ遅れを救出するレスキュー隊
  • 怪我や病気の人を病院搬送する救急隊

 サラリーマンをしていて、このようなことに従事する機会はありません。

 消防士は他の仕事には無い特殊性があることが人気の理由です。

就職する際の学歴のハードルが低い

 消防士は自治体が募集している地方公務員採用試験を受験して、合格すればなることができます。

 多くの自治体で行政職とは別に試験を設けていますが、受験資格は幅広く設定されており、高校卒業していれば受験することができます。

 採用試験は高卒、大卒の区分分けがされています。

 そして、毎年一定数の高卒採用職員が就職します。

 新規採用職員の経歴は様々です。

 公立高校が最終学歴の方もいれば、有名国立大学出身者、社会人経験者の方など様々な方が毎年、新規採用職員として消防組織という就職先を選んで入ってきます。

 私の印象になりますが、高卒の新規採用職員は大変優秀な方が多いです。

 私は倍近くの年齢になりますが、学ばせてもらうことが非常に多いです。

身分保障

 消防士に限らず、公務員は手厚いの身分保障を受けています。

 様々な義務が課せられ、労働の権利が制限されている代わりに身分保障が与えられています。

 その身分保障は国家公務員法で定められています。

 身分保障があるからこそ、全体の奉仕者として機能して働くことができるわけです。

 この身分保障がお金とどのように関わっているかと言えば、ずばり銀行融資などの融資、借金の審査が通りやすいことです。

 公務員で年収が高ければ、一般的な会社員とは比較にならないほどの低金利で融資を受けることが可能です。

 不動産投資が公務員と相性がいいのはこのような背景があるからですね。

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就職先としては魅力があるが・・・

お金に困っている人も少なくない

 私は消防組織は金銭面において魅力的な就職先と感じています。

 しかし、消防士にはお金に困っている人が少なからずいます。

 ずばり、その多くの人は住宅ローンや教育資金で困窮しています。

  • 住宅費
  • こどもの教育資金
  • 老後資金

 これらは人生の3大支出と言われます。

 お金に困っている消防士の多くはこれらとその他の支出にお金をかけ過ぎているのです。

  • 保険代
  • マイカー

 この2つを3大支出に合わせると、よほど計画的にライフプランを設計しないと、金銭面でパンクすることは目に見えています。

 消防士の給料だけで全てを手に入れることは不可能です。

 どれかにお金をかけるなら、どれかを見直す必要があります。

  • 共働き
  • マイホームは中古で購入する
  • マイカーは持たない
  • 保険を定期的に見直す

 人によって見直す箇所は様々です。

 全てを手に入れることは難しい。

 これを考えておけば、消防士がお金に困る可能性を減らしてくれます。