YOH消防士の資産運用・株式投資

消防士の資産運用、株式投資、仕事について紹介しています。

銀行は利用者のニーズに応えられなくなっている

公務員・消防士は銀行預金が好き

 公務員・消防士が蓄財するのに大変人気があるのが共済貯金です。

 また、銀行預金、特に定期預金も大変人気があります。

 ・流動性

 ・管理のしやすさ

 この2点が共済貯金よりも優れているからですね。銀行預金はキャッシュガードがあれば、コンビニで24時間引き出すことができます。

 また、ネットバンクでは常に残高確認をすることが可能です。今は、断然ネットバンクがおすすめです。

 私は数年前から給料振込もネットバンクにしているので、銀行には年1回行くか行かないかという程度です。電子、ハード両方で通帳は一読性があり、お金の流れを把握するのに便利です。

 共済貯金は引き出すのに少なくとも1週間、タイミングが合わなければ2週間近くかかります。また、残高は半年に1回職場に紙ベースの残高証明が送られてくる際にしか確認できません。

 そのため、共済貯金を全く使わない方もおられます。流動性が著しく低いからですね。

 利率よりも流動性を重視しているので、自分の資産は銀行のみで管理している。このような方は消防士に少なくありません。

銀行は利用者のニーズに応えられなくなってきている

 銀行預金で資産全てを管理することをおすすめはしません。銀行預金の最大のデメリットは利率の低さです。銀行預金の金利は現在、0.001~0.1%です。

 メガバンクは軒並み0.001%です。ここに資産投下していてもお金は増えません。1990年代をピークに下がり続けています。

 ・利用者の預金を保護すること。

 ・お金がない企業を資金面で応援すること

 ・貸したお金の利子を預金者に還元すること。

 これらが銀行の役割ですが、今の状況では、メガバンクですら銀行を必要としてる人のニーズに応えることができなくなっています。

 手数料・通帳発行代金

 多くの銀行では、時間や回数を指定して、それ以外でお金を引き出すのには手数料が必要です。手数料は100~250円ほどです。

 仮に100円を銀行預金の利子で受け取ろうとするなら、1年間100万円を預ける必要があります。(みずほ銀行の普通預金金利0.001%)

 これをどう考えるかは人それぞれですが、私は割に合わないと感じています。手数料がかかる銀行振り込みやATM利用はしないように心がけています。

 銀行金利は下がり続けている

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 銀行金利は年々下がり続けています。銀行の金利低下には理由が多々理由があります。

 ・バブルで不良債権を抱えたメガバンクが倒産しないようにするため

 ・アメリカの景気を支えるため

 私は、主にこの2点が金利低下の主な要因だと考えています。ただし、メガバンクもこの金利では利ザヤを稼ぐことが難しくなってきているでしょう。低金利でお金を貸して、さらに超低金利で預金者に還元する。

 そのため、貸付のハードルは非常に上がっていると感じます。公務員・消防士が住宅ローンを借りやすくなっているのではなく、普通の会社員が有利な条件で住宅ローンを借りにくくなっているのですね。

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銀行預金だけでは資産を守ることはできない

 銀行預金だけでは公務員・消防士も生活が苦しくなる

 公務員・消防士で銀行預金を非常に好む方は大勢おられます。しかし、今は銀行預金をしているだけでは生活することが難しくなってきています。

 お金が働いてくれないからですね。以前は銀行に定期預金をしていれば残高が2倍になった。このような話を年配の方から伺うことがあります。

 年利にして約8%です。それだけの金利がつけば、多くの人にとって株式投資は必要はありません。私ならば、年利4%でも株式投資はしません。利率の高い銀行預金はそれほど魅力的なのです。

 しかし、利率が0.001%では、銀行に多くのお金を預けておくことはできません。リスクを取らないリスクが大きすぎるからですね。

 公務員・消防士で給料が安定しているから銀行預金と共済貯金で資産形成していく、ということは難しい時代になっているのです。