ウェブサービスの利用
ウェブサービスは今や生活インフラとして欠かせないものになっています。
・Amazon
・楽天
自宅で買い物をする際にこの2つは欠かすことができません。そして、株式投資などの資産運用に関しても同様です。
・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券
これらの会社の証券口座はウェブ上で株式投資をするなら欠かせないものとなっています。そして、これらのサービスは顧客獲得のために独自のサービスを提供しています。その中で異彩を放っているのが「楽天」によるサービスです。
楽天のサービスは変更が多い
楽天は楽天市場や楽天モバイル、楽天証券など様々なサービスを提供しています。その提供しているサービスの内容は短期間に大きく変更されることが少なからずあります。
・楽天証券のポイント付与率の変更
・楽天キャッシュの積立サービス
・楽天モバイルの最低料金0円プランの廃止 ←NEW
楽天モバイルと楽天証券を使っている方にとってはこの3つが非常に大きいサービスの変更と言ってよいですね。
楽天証券の付与ポイント率の変更
楽天証券のポイント付与率の変更とは、投資信託積立の付与ポイントが1%から0.2%になることです。
現在は楽天カードで投資信託を購入した場合、5万円を上限に1%の楽天ポイントが付与されています。
・楽天カードを使って5万円で投資信託を購入 → 月500ポイントがもらえる
このようになっていたのが、一部の例外を除いて0.2%に変更されることになります。
・楽天カードを使って5万円で投資信託を購入 → 月100ポイントがもらえる
このようになるということですね。そして、一部の例外とは、信託報酬の内、販売会社の手数料が0.4%以上の投資信託は1%のポイント付与で据え置かれるということです。
楽天キャッシュ
ポイント付与率改正に伴って、新しいサービスとして提供されるのが楽天キャッシュです。この楽天キャッシュに伴って変更される点があります。
・楽天キャッシュを購入すると0.5%のポイント付与
・楽天キャッシュで投資信託積立をした場合のポイント付与はキャンペーン期間のみ
・ポイントが付く積立額の実質的な増加(5万円から10万円)
・10万円積立てた場合のポイント付与率は0.35%(キャンペーン期間を除く)
楽天キャッシュと楽天カードを使った積立で変更されるのはこの4点です。
まず、楽天カードで楽天キャッシュを購入すれば0.5%の楽天ポイントが付与されます。そして、楽天キャッシュで投資信託積立をした場、2022年8月~12月の期間のみはさらに0.5%のポイントが付与されることになります。
要するに、2022年8月~12月のキャンペーン期間が終了すれば、楽天キャッシュで投資信託積立をしてもポイントは付与されないということです。
キャンペーン期間が終了すれば、この工程でのみ楽天ポイントが付与されるということです。
・楽天カードで楽天キャッシュを購入(5万円で0.5%が上限)
・楽天キャッシュで投資信託積立(5カ月間限定・5万円で0.5%が上限)
・2023年1月からは楽天キャッシュで投資信託積立をしてもポイント付与されない
そして、楽天カードで投資信託積立の上限5万円として0.2%のポイント付与との併用が可能です。
・楽天カードで投資信託積立 上限5万円で0.2%のポイント付与
・楽天カードで楽天キャッシュを購入 上限5万円で0.5%のポイント付与
・楽天カードと楽天キャッシュの月に10万円の積立で合計0.35%のポイント付与
これが、キャンペーン期間を除いたスタンダートということですね。長期投資家にとっては、ややこしいので、キャンペーン期間はそれほど考慮せず考えた方がよいかもしれません。
楽天モバイルの最低料金0円の廃止
5月13日に発表されたのが、楽天モバイルの最低料金0円プランの廃止です。これまでは、月間通信料が1GBまでなら楽天モバイルの維持費は0円でした。しかし、今後は最低でも月間990円(税込1078円)になることが発表されました。
0円で使うことを前提に契約していたユーザーは9月から月間1,078円の通信料がかかる(9月.10月はポイント還元による実質無料期間)ことになるということです。既存ユーザーは11月1日からポイント還元がなくなり新プランでの料金が適応されることになります。
そして、0円プランが無くなる代わりに楽天ポイントプログラムの適応倍率がアップされることになります。
楽天モバイルを使い続けることによって、ポイント付与率がプラス2%アップするということです。
YOHの考え
私も楽天のウェブサービスを利用していますが、全てを最適に利用することは不可能だと考えています。
・ポイント付与率の変更
・サービスの変更内容
・変更したサービスが何時から適応されるか
楽天のサービスを最適に利用しようと考えるのであれば、このようなことを全て理解して把握しておく必要があります。
・投資信託積立のポイント付与率、対象投資信託
・サービスの変更時期と申込時期
・新料金プランの料金体系とポイント付与について
楽天証券と楽天モバイルを使っていて、自分がサービス変更によって影響を受けるのであれば、これらの情報を確認しておく必要があることは確かです。しかし、全てを覚えて行動することは非常に難しいと感じます。
・サービスの変更が多い
・サービスが非常に複雑
これらの理由から、楽天が提供しているサービスを最適に使いこなすには時間と手間が非常にかかるということです。そして、時間と手間を考えた場合、多くのライトユーザーは割に合わないということです。
・サービス変更はある程度理解している
・大きく損をしない程度に使うサービスを変更する
楽天に限らず多くのウェブサービスについては、フルに恩恵を受ける100点を目指すのではなく、適度に恩恵を受ける70点でよいというのが私の考えです。ご覧いただきありがとうございました。
楽天グループのサービスについてはこちらで記事にしています。
投資信託のポイント付与率は正しく理解する必要がありますね。