YOH消防士の資産運用・株式投資

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長期投資で資産増加を実感できるのは時間がかかる

長期投資

 公務員や会社員にとって、最も相性のよい株式投資の1つに長期のインデックス投資があります。

 ・手間がかからない

 ・広く銘柄分散できる

 ・専門的知識が必要無い

 インデックス投資にはこのような特徴があり、公務員や会社員といった投資だけに時間をかけることができない世帯でも取り組みやすいのですね。そして、長期投資は公務員や会社員の属性と非常に相性がよいですね。

 ・安定したキャッシュフロー

 ・生活の保障

 公務員や会社員の給料にはこのような特徴があるからです。働き続けていれば、一定のキャッシュフローがあり、生活できるということは、長期投資と非常に相性が良いのですね。

 20年以上という長いスパンで見れば、元本毀損することなく、ある程度の含み益を出すことができるからですね。

 インデックス投資と長期投資を組み合わせた長期のインデックス投資は公務員や会社員の資産形成のコアされている方も多いですね。

 しかし、長期のインデックス投資にはデメリットも存在します。

長期のインデックス投資のデメリット

 長期のインデックス投資のデメリットは「資産増加を実感できるまでに時間がかかる」ということです。

 ・iDeCo

 ・つみたてNISA

 この2つは、長期のインデックス投資には欠かせない制度です。しかし、この2つは公務員や会社員にとって、資産増加を非常に感じにくいのですね。

 ・iDeCo 月1.2万円 年間14.4万円

 ・つみたてNISA 月3.3万円 年間40万円 

 ・合計 月4.5万円 年間54.4万円

 長期のインデックス投資でまずはじめにすることは、iDeCoとつみたてNISAの非課税枠をフルに使い切ることです。公務員の場合、月4.5万円、年間54.4万円資産投下する必要があります。

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出典 みずほ銀行

 世帯によって異なるでしょうが、月4.5万円、年間54.4万円を資産投下するとこはそれほど難しいことではありません。

 ・妻が扶養内でパートタイムジョブをする

 ・家計を見直す

 このようなことをすれば、年収350万円~400万円でも比較的容易に達成することができます。

 しかし、年間54.4万円の株式投資というのは、1年で資産増加を感じるほど含み益が出るわけではないのですね。

公務員でiDeCoとつみたてNISAを満額した場合

 公務員でiDeCoとつみたてNISAを満額した場合、年間投下資産額は54.4万円ですが、年間利回り10%で増えたとすれば、評価額は約60万円になります。(年間利回り10%というのは長期的には難しい利回りです)

 ・iDeCo 14.4万円×1.1=15.84万円

 ・つみたてNISA 40万円×1.1=44万円

 年間5万円というのは、公務員世帯にとっては、非常にありがたい大きな金額なのですが、資産増加を感じるほどの金額ではありません。ずばり言ってしまえば、資産運用をしているという実感を感じる金額ではないのですね。

資産運用の実感を感じるには時間がかかる 

 iDeCoとつみたてNISA、他の投資信託の積み立てなどで資産増加の実感を感じるのはある程度の時間がかかるということです。具体的な金額は個人差があるのでしょうが、ある程度の金額を資産投下していかないと感じにくいものなのですね。

 私の場合、長期のインデックス投資をしていて、資産増加の実感を感じたのは4年以上が経過してからです。具体的に言えば、投資信託の含み益が100万円以上になってからです。

 iDeCoに関しては、資産増加の実感はほぼ感じることはありません。

 ・金額が月1.2万円と少額

 ・超長期的な資金拘束期間

 このようなことがあるため、資産としての実感は無いに等しいですね。(資産推移の確認も数か月に1回程度です)

 世帯によって、資産増加を感じるタイミングに差はあるでしょうが、積極的に長期のインデックス投資をしている世帯であっても、資産増加を感じるのに3年はかかると考えておいてよいですね。

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長期のインデックス投資では資産増加を感じるのは時間がかかる。

YOHの考え

 長期のインデックス投資は資産増加の実感に時間がかかるうえに、日々の生活が楽になることはありません。

 ・時間分散

 ・複利効果

 このようなことを意識すれば、積み立てた株式を売却して現金化することは本質的ではないからですね。

 ・淡々と決まった金額を積み立てて行く

 ・決めた時期になって、はじめて現金化する

 長期のインデックス投資はこのように行うことが本質的だからですね。そのため、証券口座の資産額が増えていても、資産増加が実感しにくいのです。

 ・毎月5万円手元に入ってくる

 ・毎年決まった金額がキャッシュフローとしてある

 株式投資にこのようなことを期待するのであれば、配当金を得る個別株投資をする必要があります。私も日本株を趣味程度に購入していますが、配当金や株主優待商品は少額でも投資の実感を得ることができてよいと感じます。

 長期のインデックス投資は、投下資産の積み上げた金額と時間が大きくなればなるほど資産増加の実感を感じることができるものです。投下資金が多くても1年や2年で資産増加を感じることは難しいと私は考えています。

 それこそ、長期のインデックス投資で誰もが、確かな資産増加を感じるには10年は見ておく必要があります。

 ・淡々と決まった金額を積み立てて行く

 ・資産の増減に一喜一憂しない

 これを10年以上続ける必要があるのが長期のインデックス投資です。長期のインデックス投資は簡単ではありますが、誰にでもできることではありません。

 ・長期投資への理解

 ・インデックス投資への理解

 ・長期的な視点

 ・長期的な入金力

 これらを持ち合わせて続ける投資家だけが、成功させることができるのが長期のインデックス投資だと、私は考えています。ご覧いただきありがとうございました。

 インデックス投資についてはこちらで記事にしています。

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 長期のインデックス投資で最もよいのは米国株投資だと考えています。それについては、こちらで記事にしています。

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株式投資で重要なことは軸を持つことです。それについては、こちらで記事にしています。

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