YOH消防士の資産運用・株式投資

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会社員や公務員が長期投資で失敗するたった1つの理由

長期投資と短期投資

 株式投資は大きく分けると、長期投資と短期投資に分かれます。

 ・短ければ1分、長くても1週間で売買する

 ・短い期間で売買益を積み重ねていく

 短期投資にはこのような特徴がありますね。株式投資をしていない方が株式投資に抱くイメージは短期投資のような投資手法です。

 ・短くても数年、長ければ生涯にわたって保有する

 ・長い時間保有することによって、配当金や含み益で利益を積み重ねて行く

 長期投資にはこのような特徴があります。こちらは株式投資というよりも、銀行預金のようなイメージに近いですね。

 短期投資と長期投資、どちらの投資手法がより優れているということはありません。どちらにも長所と短所があり、一概には言うことができないからですね。しかし、公務員や会社員のような株式投資に多くのリソースを割けない人にとっては、どちらが合っているかはある程度の答えは出ています。

 ずばり言ってしまえば、公務員や会社員にとっては、長期投資で時間をかけて資産形成していく方が向いている場合が非常に多いのですね。しかし、公務員や会社員でも長期投資で上手くいかない方は少なからずおられます。

 ・1年間投資信託を積み立てたけど利益が出なかったから売却した

 ・iDeCoをしたことを後悔している。拠出額は最低金額に設定し直した

 ・思っていたよりも面倒だ

 このような形で長期投資から距離を置く方がいるということです。長期投資を選択して後悔していると言ってよいですね。

 今回は、何故公務員や会社員は長期投資で失敗するのかについて考えてみたいと思います。

 

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出典 ウェルスナビ

公務員や会社員が長期投資で失敗する理由

 公務員や会社員が長期投資で失敗する最大の理由は、1冊の教科書しか読んでいないということです。教科書というのは例えなので、1人のインフルエンサーと置き換えてもよいですね。

 株式の長期投資については、YouTubeやSNS、書籍などで多くの方が情報発信しています。それらの内容は、長期投資といえども内容が若干異なっているのですね。

 ・インデックス投資のみでよい

 ・インデックス投資と高配当株投資を組み合わせるのがよい

 ・高配当株投資だけでよい

 ・iDeCoとつみたてNISAだけしていればよい

 このような形で、内容に違いがあるということです。どれが正解かというと、どれも正解だということです。情報発信している方は自身の成功体験や現在の資産運用状況に基づいて情報発信しているため、個別に見れば内容に偏りがあるのは当然と言ってよいからです。

 しかし、1人の成功体験だけをなぞるだけでは、長期投資と言えども上手くいかないことは多々あるということです。

 ・属性

 ・資産状況

 ・考え方

 ・時代の状況

 これらのことが1つでも変われば投資手法が変わるのは当たり前と言ってよいからですね。そのため、自身に合った投資手法を見つけるためには、多くの情報を集めて、自分に最も合った長期投資の方法を自分自身で考える必要があるということです。

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多くの情報に触れて自分で考えることが大切。

YOHの考え

 公務員や会社員が最も取り組みやすい資産運用は株式の長期投資だと私は考えています。

 短期投資ならば、相場の状況を自分で判断して、行動するといった判断力やセンスが求められますが、これは万人が持ち合わせているものではありません。

 ・相場の状況を読む知識があっても行動に移せない

 ・行動力があっても相場を読むセンスがない

 このように、どちらかかが欠けていれば、成り立たないのが短期投資です。しかし、長期投資はそうではないのですね。

 ・投資対象の選び方

 ・運用方法

 ・心得

 このような事柄は少し時間をかけて情報収集すれば簡単に集めることができるのですね。そこに、難しい理論や考え方は必要ありません。

 ・わかりやすい

 ・特別な考え方は必要無い

 ・誰でもはじめることができる

 ・少額からはじめることができる

 長期投資にはこのような特徴があり、多くの人が実行できる環境化にあるということです。しかし、長期投資を正しく理解して継続することができる方はそれほど多くはないというのが私の印象です。

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出典 2019年全国家計構造調査 

 全国家計構造調査から、金融資産150万円以下が27%、150~300万円が9.8%であることからも、多くの世帯が金融資産を増加させられていないことは明らかです。(これは世帯の状況や属性も多分に影響しているので一概には言えませんが・・・)

 ・1冊の教科書だけを鵜呑みにしている

 ・教科書の内容を正しく理解できていない

 このようなことをしていては、長期投資でも失敗する可能性が非常に高くなるということです。人は誰しもが教科書通りに行動できるわけではありません。

 全て教科書通りに行動して実践できるのであれば、多くの人は思い描いた人生を手に入れることができます。現実はそうではないですね。

 しかし、成功者の体験談を知っておくことに意味が無いかと言えば、そうではないですね。体験談を出版されている書籍を見て、自分に合った学びを得ることは非常に大切だということです。

 長期投資でもそれは同様です。他人任せにしていれは、誰しもができることでも失敗する。それが長期投資だと私は考えています。ご覧いただきありがとうございました。

 公務員や会社員の長期投資に適しているのは投資信託だと考えています。

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 レバレッジをかけることは好みが分かれますね。

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 長期投資に向いているのはつみたてNISAですね。40年間の運用期間を要します。

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