YOH消防士の資産運用・株式投資

消防士の資産運用、株式投資、仕事について紹介しています。

消防士の住宅購入は優位性を使おう

 住宅購入について

 住宅購入は人生において最も高い買い物と言われています。消防士においても住宅購入はライフプランの大きなイベントです。消防士で最も多いパターンは結婚して子どもができてから住宅購入に踏み切るパターンですね。

 概ね30代前半の方に最も多い印象です。それまでに貯めていたお金を頭金にして購入するわけです。

 ・頭金は0~500万円

 ・場所は市内又は隣接都市

 ・新築一戸建て

 ・ローンは35年で3,000~4,000万円

 このような住宅購入が最も多いパターンです。

 消防士は東京のような例外を除いては、市町村の地方公務員なので市を跨いでの転勤はありません。(出向はありますが、長くても2年ほどです)

 また、夫婦共働き世帯は総額で7,000万円ほどのローンを組むケースもあります。

 世帯年収が1,000万円を超えるパワーカップルですね。配偶者が専業主婦であったり、扶養内で働いているのであれば、35年ローンで3,000万円~4,000万円にしているのがモデルケースです。

 消防士は中古物件がおすすめ

 消防士で住宅購入する方のほとんどが新築一戸建ての選択肢しか持ちませんが、中古物件を選択肢に入れて考えるのがおすすめです。

 ・購入する地域の状況がわかる

 ・地域の利便性が把握できている

 消防士は住宅購入するに当たって、この2点で他の属性の方よりも優位性があるからです。住宅は建物の大きさや内装、使い勝手が生活の満足度と比例しますが、何よりも重要なのは近所や地域の状況です。

 ・近所に変わった方が住んでいる

 ・隣家がゴミ屋敷だった

 ・地区の治安が悪い

 ・校区内の学校が荒れている

 市内で何年か消防士として勤務していれば、地域の状況に詳しくなるので、このようなリスクは比較的容易に回避できます。

 住宅サイトを見ていて市内で相場よりもかなり安い物件を見かけたので調べてみると、新聞に載るような事件があった家の隣だった、というようなことは住宅を探している消防士にとって珍しくないのです。

 地域の状況を把握してリスク回避することができるのです。

 金銭面について

 金銭面についても、消防士が新築一戸建てを高額ローンで購入することはよく考える必要があります。

 住宅展示場に行き、営業マンの話を聞くと住宅が無性に欲しくなります。

 ・住宅は保険になる

 ・賃貸料金を払い続けるなら、住宅購入した方がお得

 ・持つもが当たり前

 ・公務員なのでローン返済が滞ることはありえない

 話を聞いていると、さすがは住宅販売営業のプロというだけあって、営業トークは洗練されており、非常に優秀です。

 しかし、住宅販売営業のプロはライフプランニングのプロではないのですね。自分のライフプランニングは自分でしなければなりません。

 ・公務員は一生安泰ではない

 ・給料の減額は十分にあり得る

 ・なぜ新築でなければならないのか

 ・持ち家になると住居手当が支給されなくなる

 ・ローン返済に無理はないか

 ・住宅にかかるランニングコスト(修繕積立金、固定資産税、保険代)

 ・配偶者が働けなくなってもローン返済できるか

 ・子どもは何人まで育てることができるか

 ・子どもに十分な教育資金を充てられるか

 ・老後資金は捻出できるか

 住宅購入は最低でもこのあたりのことを考えて、慎重に慎重を重ねて決める必要があります。コストパフォーマンスで優れているのは中古の一戸建てや中古マンションです。

f:id:fire-money:20210918231919j:plain

新築一戸建は人生を幸せにも不幸にもしてくれる

 消防士が新築一戸建を購入するなら優位性を活かして購入しよう

 消防士が新築一戸を購入して定年まで働いてローンを返済、その後は年金受給して悠々自適に生活する。このような昭和のモデルケースはすでに終わりを迎えています。現代で住宅を購入する決断をすることは簡単ではありません。

 ・地域の事情がわかる

 ・低金利でローンを組むことができる

 ・身分保障によって、一定の給料と仕事は保障されている

 ・共済貯金

 消防士が住宅購入するなら、徹底的にこの優位性を使うべきです。住宅購入というのは個人の価値観の違いがかける金額の違いになります。

 私の考えになってしまいますが、消防士が1馬力で働いている場合、住宅ローンは2,000万円ほどが無理なく組める金額だと思っています。

 住宅ローンは長い年月をかけて返していくものです。株式の長期投資のように先が予測できるものではありません。

 しかし、公務員・消防士は住宅ローンに関しては先が見通せる気になってしまいがちです。給料が右肩上がりで安定しているという錯覚が引き起こすものです。しかし、そうではありません。

 先が見通せないのであれば、リスクは軽減しておくのが鉄則です。

 ・時間分散

 ・金額分散

 2,000万円を35年ローンで組むなら、今の低金利であれば、月々の返済は50,000円を下回る金額となります。自治体によりますが、都市部や地方都市なら、2,000万円で優良なファミリーサイズの中古物件は探し出すことができます。

 住宅購入は人生を劇変させてしまうほどのお金が動きます。失敗してしまえば、人生の軌道修正に膨大な時間が必要となります。失敗しないためには、消防士の優位性を最大限使って考えることが大切なのです。