消防士の副業について
消防士は地方公務員という属性上、国家公務員法、地方公務員法で副業が制限されています。
国家公務員法にぶら下がる形で地方公務員法は制定されているので、両方で制限されているのです。
制限されている理由としては、副業をすることによって、職務専念義務、守秘義務、信用担保・・・このようなものが毀損される可能性があるからですね。
しかし、副業として認められているものもあります。
- 不動産投資(年収500万円以下、5棟10室以下)
- 株式投資
- 小規模農業(年間の売上が50万円以下)
- 家業の手伝い
- 執筆、講演
このあたりは消防士が行っても問題ない副業とされています。
不動産投資、小規模農業に収入制限があるのは、事業規模でやることは禁止されているからですね。
消防士の副業はあくまでも、職務専念義務を遵守して片手間で行う必要があります。
私の職場でも不動産投資、小規模農業を副業としてやられている方はおられます。
やられている方は、消防士として働き始めてから副業として不動産投資や小規模農業を始めたのではなく、親の家業を引き継ぐ形で継続しているケースが大半です。
不動産投資、小規模農業というのは副業として一からするのはハードルが高いのですね。
また、属している市町村によっては、所属長に副業の申請をする必要があるのも副業としてはじめるハードルを一層あげています。
株式投資
私のおすすめする消防士の副業は株式投資です。
株式投資を副業としてすることは消防士の属性と非常にマッチしています。
- 簡単にはじめることができる
- 簡単にやめることができる
- 少額からできる
- 脱税の恐れが無い
- やり方によっては手間なくすることができる
株式投資はスマートフォンがあれば誰でも簡単にはじめることができ、副業としてはじめるには最もハードルが低いのです。
株式投資に抵抗がある方には株式投資=ギャンブルと考えておられる方が少ならずいます。
- デイトレード
- FX
- 仮想通貨
- 先物取引
こういった投機性の高い取引のイメージが非常に強いからですね。
こういった投資はメディアで度々紹介され、勝者には惜しみないスポットライトが浴びせられます。
そして、数多くの敗者がいることも自覚させられます。
消防士として働いている方々は安定志向が非常に強いです。
無理してお金を作ることをしなくても、定年退職まで勤め上げれば、マイホームを購入することは十分可能で「世間一般の普通の生活」を十分送ることができるのです。
それならば、リスクを取って株式投資をする必要はないと考えることは間違いではありません。
株式投資自体に嫌悪感を抱いている消防士も少なくないのです。
正しい知識をもつこと
副業として株式投資をするには、株式投資に対して正しい知識をもつことが重要でです。
正しい知識をもったうえで、副業としてするかしないかを自分で判断することが非常に重要です。
消防士としての給料の安定性、株式投資への正しい知識、これを総合的に勘案すると株式投資を副業としてはじめることは、人生設計においてそれほどリスキーではないのです。
消防士と株式投資はそれほど相性がよいのです。